中国 (北京・上海 華北地方

旅 行 年 月 日     

     2006年3月25日(土)〜28日(火) 3泊4日のパックツアー     

目  的                                                    

     家族海外旅行  パート6 
      
 ○最近何かと話題の隣国 中国。 その目で見てみたい。
 
 ○旅行費用も4日間にしては割安。 世界遺産の見所も多いので

 ○北京ダックを中心にした中国料理。 麺(中国では面と記します)も中国風のを食したい  

総  額                                             

   4人で¥326,000

旅 行 会 社                                                  

 近畿日本旅行社
 個人ツアータイプでの家族旅行が多かったので今回のような現地添乗員付きのオールパックツアー方式は初体験
  
 ※今回の近畿日本ツアーは想像以上に良かった。   ★★★です。

 【近畿日本旅行社】は国内では何度か利用していますが、日帰りや宿泊でのほどんとのツアーで食事が非常に悪く、

 最近は利用を控えていました。従って今回も期待値は低め。
 
 処が、手配が現地の中国旅行社ということが大きかったのでしょう。

 自由行動の少なさと北京の宿泊ホテルと上海での夕食を除けば(安ツアーなのに贅沢なんですが)、

 現地旅行社の手配の良さ、対応、食事、ツアーガイドの素晴らしさ等、ガイド付きツアーの良さを久しぶりに堪能しました。

内  訳                                                      

   ツアー代金 1人64,800円

 +成田空港使用料 1人2,040円+中国空港使用料 1人1、880円

 +燃油特別付加運賃サー・チャージ 1人3,400円

 +旅行傷害保険料(家族一括で) 14,910円

 +成田駐車場預け料 1台4日間3,675円

 +現地での土産代、飲食代で4人 小計9,700円

 +さらにOPツアーで上海雑技団を$25(円払いでは3,000円)×4人で$100(米ドルを持参)

宿 泊 先                                                     

 上海&北京の2都市とも五つ星クラス高級ホテルでの宿泊。
 しかし、その内容には正に雲泥の差が・・・・

 首都ながら、発達の遅れた北京は五つ星とは程遠い
 日本では平均以下のクラスでしかないホテルが5★とは・・・・

 対して、
 その最新さとサービスにビックリの上海のホテルは
 正に五つ星クラスの評価そのもの。ゆったり寛ぐ事が出来ました。

 確かに街の風景も人も北京と上海では明らかに異なります。
 曇天で乾燥しっぱなしで空気が悪く市内に緑が少なく建物も同系色の多い北京、




北京は【京廣新世界飯店  2部屋2泊

ダウンタウンにそびえ建つ超高層ビルで、北京で一番高いビルを誇る五つ星ホテル。
6〜23Fがマンションとオフィスになっている。ビジネスセンターや会議施設もある1Rと23F〜をホテルとしている。
 

ホテルのほうの部屋は準ツインの広さ 28.6u が中心。

客室には、エアコン・衛星放送付きテレビ・ラジオ・ヘアドライヤー・ミニバーなどの設備が整っている。また豊富なレストラン、プールやジムなどの施設も完備。しかし設備は古く、サービスも悪い。
部屋も普通レベルの装飾と寝具類。部屋のデジタル時計は壊れていて、修理か交換を自らフロントに更にガイドを通しても数度依頼したが結局何も無かった。 
バスルームの洗面用アメニティは数が少なく、品質も日本の安ホテルより粗悪な品。
このホテルを五つ星ホテルといったら他のホテルに失礼だろう。

お勧め度  ★



 対して、
 近未来都市の様相のビル群と、緑に恵まれた上海。

上海は【クラウンプラザ浦東上海】   2部屋1泊 

浦東の外高橋保税区付近に登場したばかりの新ホテル、クラウンプラザ浦東上海。

外高橋地区の唯一の五つ星ホテルとしてそびえる

タワーの内側には、中国とヨーロッパのイメージが粋なコラボレーションをみせる世界が広がっている。
スタッフの接客サービスは一流。近代的なロビー、料理の質もよく清潔でスタッフが豊富なレストラン、廊下も含め客室の重厚な造り、中国風を生かしながらモダンな装飾家具と設備。
客室の調度備品の中華度の高さ、見事さ、正に正真正銘の五星ホテル。市中心部から遠いのが難点だが。

お勧め度  ★★★

フ ラ イ ト 便                                                   

 往路の成田〜上海と復路の北京〜成田間は、共にCA(中国国際航空)
 (中国東方航空と同系か?空港内の設備等は同じものを使用)

 往路はCA422便 復路便はCA919便

 中国国内移動の上海〜北京間は
  同じくCA航空でCA935便の早朝空路での移動
 機内食は全便で提供されたが、その食事と客室乗務員の質&サービスを含めた対応はクエッションクラス

見 ど こ ろ                                                                         

 ◎ 北京では第一は【故宮】
   想像以上の広さと巨大さにビックリ  お勧め度  ★★★
     
 【天安門広場】が意外に狭い印象だったので、【故宮】に入ってみてそのスケールにびっくり

 遅い春の訪れと共に国内も含め観光シーズンに入ったこの時期、そして今日は日曜日。

 北京の正に中心地に位置し、入場口付近の赤色一色に塗られた20m級の高い塀は見上げるという言葉に正に

 ぴったりの【前門】前の広い広場。この広い場所がオープンを前に国内外を問わない観光客で黒山の人だかり。

 これからどうなるんだこれで観光になるのか?と不安と一方期待を持ちながら10分程この広場で写真を取りながら待っていた

 更に今日は北京マラソンが午前中から天安門広場スタートで予定されていて道路を挟んだ天安門広場も物々しい警備と人出。

 そんな中ツアーガイド楊さんの機敏な働きで、我がツアーはなんとこの大勢(本等に膨大な人数の観光客)の入場者待ちの集団

 最先頭で入場してしまい、最初の午門や大和門を、他のグループの前に人影を見ることなく観光し廻り、その壮厳で広大な

 嘗ての皇居を十二分に堪能した。もっとも奥深い【故宮】、我がツアーが先頭を走るのも前半だけで、外朝を観光し終えた

 頃には、後続の国内外を問わない観光客グループに追いつかれ追い抜かれて埋没してしまった。

 内朝に入り、乾清門付近ではまさにラッシュアワー状態。

 「スリに気をつけて!」楊さんの大声での注意も再三に渡りある程の状況。

 中国内の観光客が赤帽子を全員が被り、集団で移動しているのは、海外の観光客と直ぐに識別できるようにしているそうです。

 海外の観光客では韓国人の団体が一番多かった印象。ハングル語が飛び交います。 

 途中、鐘枠宮の工芸館に有る観光客用(金持ちの日本人観光グループが対象)の休憩室で骨董品を見ながら30分程休息をし

 再び、大混雑のルートに加わり、ようやく最奥部の神武門から退出。9時から11時30分頃までの充実した観光でした


 ◎ 更に 北京では巨大遺跡の【万里の長城】
    大陸国家のスケールを感じました   お勧め度  ★★★

 今回は北京市外北西部の【八峰嶺の万里の長城】を見学。

 観光客が訪れる万里の長城として、一番人気の有る【八峰嶺の万里の長城】。

 高速を北に走っていると車窓から山並みの頂上に人工物が現れ始めます。その人工物が長城。

 何層にも入り組んだ山並みの何処にも存在するようになり、そのスケールに圧倒される頃、バスは八峰嶺に到着です

 ここの観光も日曜日だったので、ガイドさんの楊さんの提案で大混雑の時間帯の午前と午後を外した為、

 夕暮れかかった時間にツアーは到着となり、観光終盤は暮れ始めた情景の中での 城壁見学で終始。

 快晴の遠望が出来ずに多少は心残り。1時間30分の許され自由た時間内で、我家4人は観光入口から右手に入って、

 女坂を目指した。俗称、女坂は北四楼までは比較的緩やか、しかし其の先は急勾配の斜面を登っていく。

 30分後、入口から5箇所の展望壁(北八楼)までたどり着いた。

 北八楼は標高889mの八峰嶺最高地点

 360度を見渡し、あらゆる方向に連鎖し連なる長城の峰々、雄大な長城に感嘆の声を上げた。素晴らしい展望です。


 ◎ 北京市内では更に【天壇公園】
    庶民の日常が垣間見えました    お勧め度  ★★

 初日(土曜日)の午後行きました。あいにく目玉の祈念殿が修復中で全体像は隠されてしまっていました。

 良かったのは、ここが北京市内で2番目に広い公園として、多くの市民にその休息場やサークル活動の拠点として利用され、

 鼓弓を弾く方達や合唱をするグループ、将棋やトランプ等をするグループ、弦楽器を演奏するグループ、

 スポーツをするグループ等があちこちに集団を作り、思い思いの時間を過ごしていました。

 広い公園でしたが、雑然とした大賑わいで、庶民の世相が観れて良かった。

 我家はツアーの仲間が記念撮影をしている間隙を縫って、ツアーと離れ「いくぞ!」とこの空間に仲間入り。

 日本人を見る目も様々。

 敵意を表情や口にして表す人もいれば、

 鼓弓を弾いて居るのを立ち止まって聴いていると、日本の『北国の春』をわざわざ演奏してくれたりする方々、

 太極拳のような優雅な素振りで遊ぶスポーツを見ていたら、目線があって中国語で語りかけて

 分らないので身振りで反応すると、目の前でその遊び方や素晴らしい技を披露してくれた方達も居て、興味深い
時間でした。

 初日に異国文化を感じました。
中国は週休2日で土日はほとんどの方が休日とのことです



 ◎ 同じく北京では郊外の【明の十三稜】
    単なる古墳でした。地下宮殿も特段の事はない    お勧め度   ★

 市外北部の、【明の十三稜】は想像していた通り、たいしたことは無かった遺跡です。

 古墳の歴史的価値としては高いのでしょうが、観光地としてはどうでしょうか?

 北京北部の果樹園地帯にあり、観光バスの駐車場では、観光客用の固定した簡素な露天が立ち並び、バスを降りるとシルク

 のハンカチや刺繍や扇、果物(今この時期にはここで散れて居ないはずのミカンや林檎)を売りに寄ってきて騒然。

 それなりにある種一方の中国を感じました。



 ◎ 蘇州では
    庭園都市蘇州では、中国四大名園のひとつ【掘政園】    
お勧め度  ★
     
 蘇州市内掘政園】は予想通り狭く、庭園も前評判の高かった割には意外に平凡でそれ程の魅力は感じません。

 写真撮影の時間を含め15分ほどで退園。


 一方、世界遺産に指定されてはいないが、中国版ピサの斜塔【虎丘】の人気が高いようでこちらの方が観光客で混雑していた

 ここは入園から、参道、そして塔、裏門と徒歩時間が結構必要な観光場所。

 裏門を抜け、観光バス用の駐車場にたどり着くと、古い観光売店が1件だけあり、旧タイプの中国の商店を見ることが出来る

 さらに旧蘇州というか、蘇州が水の都と歌われる風景の一端が裏門の両サイドに展開しています。

 蘇州では蘇州駅付近や移動中の途中々に、蘇州が古くから庶民に慕われる本来の風景を見ることが出来ます。

 蘇州では時間があれは私達は出来ませんでしたが川側からの船での街並み展望が一番いいようです。

 上海エリアでのガイドは蘇州に居住している長さん。北京エリアの楊さん共々、日本語会話が上手で感嘆してしまいました



 ◎ 番外です。 世界遺産では無いが上海の【外(バンド)】
    建築物の絶景         お勧め度  ★★★

 巨大都市上海の中心地に位置。

 昼間でも、この街の中心を流れる黄浦江を挟んで浦東エリアに林立する奇抜な近代建築の超高層群は、上海国際会議場や

 グランドハイアットホテルや東方明珠塔などで、今迄見たことも無い信じられない構造の建物が軒を連ね観る者を唖然とさせる

 一方、江の対岸の南京路側には、対照的に租界時代の石造高層建設物群が整然と林立している。

 フランスやイギリスのヨーロッパ式の石造りの建物群にもノスタルジアを感じさせる。


 車でなら、延安路の上に作られた高層道路側から中山東一路に右折しながら降りると前方が高層群に埋め尽くされ素晴らしい

 展望が開ける。【外灘(バンド)】ここの夜景は本当に息を呑む感じで素晴らしい。

 この両岸の対比は正に、写真や言葉では表現できない位の美しさ。両側を見比べることが出来る場所は夜でも凄い人出。

 バスで蘇州から上海に入って本当にビックリしました。

 暗い色遣いの多かった首都北京と比べても、上海は派手なデザインや色彩の豊かな建物が多く、

 更にそのデザインや数は東京を圧倒するかのようでこれが中国?と疑うほどの近代的な建物群。

 見たことも無い建物もあり、その中にはいつかTVで観た風水の影響を考慮し、建物のど真ん中を大きく開けてしまった建物

 など、唖然とした時間が続きました。地震の危険が無い事がこの建物群を出現させたひとつの要因のようです。

 市庁舎や芸術劇場なども素晴らしい近代的なデザインです。

 中国の近代化はオリンピックが開かれる首都北京でも充分に感じましたが、訪れる前に予想していた範囲内での光景でした。

 逆に上海は想像以上の発展振り、修正社会主義の基、中央集権で進む隣国のハイテンポな展開に驚き、感嘆した時間。

 国際空港から市内に入る片側4車線の道路沿いに並んでいる農家の近代的な建物群が整然とそしてビックリするくらい同じ

 デザインで、同じ向きで数え切れない戸数が見られた事にもビックリ。 

安 全 性 と 足                                              

 昨年2005年の春に、上海を中心に反日デモが行われたばかりで、子供達は今回の旅行には不安な様子。

 その為、家族だけでの自由行動を極力しないでいいようにとの思惑で、旅行会社の完全パックツアーを申し込んだ。

 実は両都市とも広大だが地下鉄が整備されているので、個人でも安全に観光出きそうなのだが・・・・。

 それでも、いざ情報収集を始めてみると、お仕着せのパックツアーでは廻らない場所や店を発見し、物足りなくなった。

 そこで、僅かな自由行動の場所をツアー案内書から予想し、其の辺りで寄れる店や場所を事前にピックUPしたのだが・・

 このツアーが自由行動が全く出来ずツアー旗が目印の団体行列行動だったのでほとんど独自行動は取れなかった。

 それでも、僅か数分の間隙を縫って 名物の購入に走った・・・・・・・・・



 上海<豫園商城>では

 【寧波湯園】 で揚州風小籠包   ★★

 スープまん(湯包)タイプで、ストローで啜る、肉汁たっぷりの品。1個11元

 この店では当初、有名なフルーツデザートのテイクアウト購入を予定していたのですが

 何せ、ガイドさんから「混雑して、スリも多いので列を離れないように」との再三の注意が

 我家に視線を注ぎながらあったので、団体行動を乱す?時間は数十秒の間隙しか許されず

 移動中に店を発見した時は、夫と長男が混雑した広場を横切り急いで店頭に駆けつけ、

 既に物色している他の客(中国の方がほとんど)より注意をひきつける為大声で注文しゲット

 慌てて、見えなくなったツアー客の列を長男と夫が四方に目をやり追い、妻と長女が心配して立ち止まっている場で

 合流、4人でツアーの後姿を発見し合流

 それからツアーの輪に入って歩きながら、4人でスープを啜り、具と皮を賞味しました。

 肉汁が熱く、ジューシーでコクがあって思わず舌なめずり、具と皮も肉汁がしみて、ふわふわして美味しい品でした



 【南翔饅頭】 の有名な小籠包は

 日本の六本木ヒルズのレストラン街にあるお店です。

 同じ近畿旅行国内バスツアーで2003年12月に六本木ヒルズに行った時、自由時間に探し回って店内で食した小籠包。

 ここはその本店。

 ツアー移動中、観光地【豫園】の入口に立地している店を見つけて小躍りし、ガイドさんが入場券を購入している隙を突いて、

 走って駆けつけたのですが、客が数人待っているが販売はしていない様子。

 15個8元とわかったが、開店時間が10時からとのことで未だ蒸しあがっておらず購入できなかった。

 言葉がわからないので身振り手振りで確認したところ、開店が10時からだという話

 今日のツアーは【豫園】が日中は混雑するというので朝の9時過ぎにここに来ているので、30分後にはこの地を

 離れなければならない予定。これでは【豫園】の観光を終了してから再度駆けつけても無理と諦めました。



  【上海五香豆商店】 の五香青豆 ★★★

  1袋5元で素早く購入
     
 この豆、最高!!!

 蚕豆の乾燥した塩味の品なんですが最初の1粒目は「なんだ。乾燥蚕豆か」

 そして2粒、3粒目には「硬いなこれ」 しかし、その後が凄い。

 止められなくなるのです。「味に旨みがある」5元で結構な量が入っていますが、無くなるのが惜しい。そんな1品です




 <南京路>では

 【沈大成】 の青豆餅  ★★

 青豆餅1.2元とは別に黄粉餅と餡餅も購入。日本で言う、草餅や黄な粉餅タイプ

 ガラス越しの店頭で数人が作っていて、造りたて。売り窓口が3箇所有り

 どの窓口も列の形を成さない購入客で騒然たる状態。

 【豫園】のお店で饅頭を買っていて感じたのですが列に並んで順番にという考えは中国ではないようです。

 郷に入れば郷に従え。ここでもやや強引気味に割り行って、指で欲しい品を指し、購入しました。

 自分で列を作っていると思い込んでいると簡単に割り込まれていつまで経っても窓口には辿り着けません。

 南京路の歩行者天国で歩きながら食べました。

 南京路で始めての自由行動がありました。しかし許された時間は30分だけ

 事前に調べ行きたかった歩10分の台湾料理店に行き、食事するには不可能な時間でした



 【上海第一食品商店】では

 苦丁茶(一葉茶)50gで32元  ★★


 今回のツアー初日に立ち寄った北京市内の茶館で提供され茶葉の中でもこの種類の茶がみんな「よかった」という種類の葉。

 飲むと一口目は苦く、数口飲むに従い甘くなる変わった茶

 試飲できた茶館で購入しようとした妻に、到着1日目だったし、ここは観光客用のプライスで高そうだからと購入させずに退店、

 北京では自由時間(と言っても宿に居なければならない時間帯でしたが)に地元のスーパーに出かけ、探したが見つからず、

 最終日の上海でのこの南京路散策時の自由時間にも探し回った。

 数件お店を寄って値段と品を比べ、廻った店の中で一番安い地元客相手のこの店【上海第一食品商店】で購入。

 値切ってみましたが全く値切れませんでした。

 苦丁茶は、別名どおり大きな1枚の葉で数人分の茶が入れられます。

 葉が大きいと一葉茶。形が小さくなると苦丁茶と名が変わるようです。

 帰国後の食卓にはこの苦丁茶の葉を割って入れ、味を楽しんでいます。長男がお気に入りで、家族の分を入れてくれます。

 この冬は鳥インフルエンザの大流行で、中国では死者が出ていたので、食品物は熱を通したものしか摂らないとか、

 鳥肉類は極力摂しないとか、不衛生な場所には近寄らないとか気をつけた旅でした。

 従って、北京や上海の名物である路上屋台では遠見で見ながら通過するだけでした。

 でも鴨(アヒル)の北京ダックは有名店なので安心して腹いっぱい食べました。安全の根拠はありませんが。

 しかし、それだけではつまらない。

 2日目の夜、ツアーが宿泊ホテルに戻った後に我家は独自行動。

 海外旅行に出たら、地元の店やスーパーマーケットを観て地元の風を感じたい。が我家の流儀。

 ロスでもハワイでもグアムでもバンコクでもそうしていたので、ツアーが解散し部屋に戻った夜8時過ぎ

 「じゃ。行こうか!」と、夜の北京市内を地元のスーパー目指して外出。


 途中の道程、中心部とはいえ、街灯もまばらで薄暗い大通り、壊されそうな中層の建物の横を通り、

 仕事帰りの多くの労務者風の集団とすれ違ったりもしたが、特に問題は無かった。

 約10数分後、目的のスーパー【京客臨】を発見。とりあえず入って見ました。

 閉店時間の21時までの30分店内に滞在して、品物を見定めて、土産用を数点と

 長女のリンス(北京の宿泊ホテルには常備していなかった)の計を7点を選び、79元35角で購入。

 又、購入はしなかったが、店内の茶や日用品や食料品を見回って現地価格に驚き、日本と同じケーキや

 パンや飲み物そして果物&肉&米等の売られ方やデコレーションの変化等が観られ勉強になった時間でした。

 そして、安全とは関係ないけれど、中国での話題の一つトイレ

 ホテルのトイレはもちろん五つ星なので、水洗式で問題なし。

 それ以外の土産品店、レストラン、観光地や空港のトイレは前回の訪問時と比べて格段に良くなっていて、

 どれも仕切りの有る個室洋風便器式でトイレットペーパーを無料で備えているところが多く、

 センサー付きの自動洗浄やエアー式の自動手洗器のあるところが多かった。

 紙が無い場所でも、入口横で専用員がトイレ用のペーパーを1元から3元位で販売していて困ることは無かった。

 只、ホテル以外は水洗ではないので、使用した紙は便器の中に流すことは出来ずに、

 便器横の専用の容器に入れるだけなので、匂いがキツイトイレもありました。

食  事                                                    

 旅行中の食事は全てツアー込み

 中国料理は今回、北京料理、上海料理を味わうことに。これで、

 20数年前の新婚旅行で華南地方に出かけた際に食した、広東料理と四川料理を合わせ、本場の中国の4大料理を食せた。

 その他にも、蘇州で蘇州料理。北京では四川料理と水餃子&麺を、上海では
点心と広東料理と種類に関しては豊富。

 食材の質に付いては、ツアー旅行なのでそれなりでしょうか。

 特に上海料理では海鮮ものの高価な料理が出てこなかった。

 朝食は3日とも宿泊ホテルでのBFで洋食と中華料理。中華料理はそのバラエティーさにはビックリ



 <北京 
 1日目夜は 北京料理

 北京市内中心部 【全聚徳 前門店  お勧め度 ★★★

 北京ダックの超有名店

      北京ダック
 【故宮】の正面、天安門広場に面した、【前門】への通りに立地する支店

 3Fの個室の円卓での食事。 サソリの姿揚げにもビックリしたが、何といってもメインは北京ダック

 アヒルの皮と肉、小麦粉の皮、刻んだネギ、特性の甘味噌だれ(甜麺醤)をかけたマッチングは素晴らしい。

 このメイン料理、最初の皿で終了と思ったら、どんどん円卓に補充される。

 お店の調理師による実演カットも2、3匹目と終わる様子が無い。

 円卓への補充はツアー客が「もう私食べれない」と箸を置くまで継続された。

 つまり食べ放題状態。

 我家でも夫と長男が最後までこのグループの円卓の北京ダックを食べていたが出され続ける皿には勝てずにギブアップ。

 デザートはスイカ。




 ○2日目昼は 点心

 北京市北部の郊外 【金殿友誼商城】     お勧め度 ★

 陶器七宝焼きの製造と直売をする国営商店の2Fが餐庁(レストラン)という変わった店。

 中国ではツアー客用に買い物と昼食をタイアップする形で店内でのレストランを利用するらしい


 ここの料理では今回ツアーの食事でで唯一出された、焼き餃子が好評でした

 逆にほとんどの食事で出された水餃子や蒸餃子は具が野菜中心で皮が厚く、味が淡白。

 ここの点心は、餡の具が入った春巻、大味の焼飯、豆腐の餡かけ、御粥、蒸餃子(具は韮と人参)、

 米と挽肉が具の焼売、小籠包、揚餅、太麺の焼麺。

 デザートはスイカ。今回の食事時のデザートはどこでもほとんどがスイカ。

 スイカは、この時期北京付近では採れず、南の海南島産との事

 このレストラン、とにかく若い従業員が多く、随所で中国語が飛び交い、騒然とした食事風景。面白かった。



 ○2日目夜は 四川料理

 北京市内の 【平安府大酒楼】は四川料理の専門店で、目抜き通りの豪華なレストラン  お勧め度 ★

      麻婆豆腐
 四川料理のメインは、当然日本でも人気の有る麻婆豆腐。

 この本場の麻婆豆腐。食べてビックリ。参りました。

 運ばれてきた麻婆豆腐を一目見て「わあ〜辛そう」と口にするツアーの方が多かったのですが、

 その言葉以上に、豆腐を
一口、口に入れると、強烈な唐辛子の辛さが口中に広がり、時間の経過と
 
 共にその辛さがどんどん増して来ます。ツアー仲間のほとんどがこの料理には閉口していました。

 「ご飯が欲しいでしょう」見かねたガイドの楊さんの勧めに従いましたがそれでも辛い!。

 しかし、ツアーガイドの楊さん(四川省生まれ)曰く、

 故郷ではこんな程度ではなく、これでも北京市民用に辛さを調整してあるとの事。

 これには皆脱帽。最初の1皿が最後まで残ってしまった。回鍋肉もあった。

 デザートはスイカ。



 <蘇州>
 ○3日目昼は 江南料理

 蘇州市内北部の 【江蘇省絲綢研究所】3Fレストランで蘇州料理  お勧め度 ★
      松鼠桂魚
 このレストランも本業はシルクの工場。シルクの直売と卸がメインで、1Fと2Fにはシルク製品が豊富に陳列

 そして、観光客用に3Fのレストランで蘇州料理も提供しているらしい

 蘇州料理のメインはやはり松鼠桂魚。甘酢餡かけの川魚はエビチリ風で美味しかった

 種類が多くここの料理が一番ボリュームがあった。ドリンク1品付。デザートは柑橘類。


 <上海>
 3日目夜  上海料理

 人気観光地の繁華街の浦東地区にある上海料理専門店 【浦江飯店】    お勧め度 ★

 今回ツアーの夕食は全て専門店での食事で、ツアーながらその内容にはビックリしたが

 実は其の中でも、立地&豪華さ&接客をトータルして店のクラスから言うと、この店が一番だろうと思わせる店

 ところが期待した料理は夕食の中では一番最低ランク。

 旅行会社さん、店はよかったけどコース料理の選択をぐっと下げたのかな?。

 上海料理なら、メインは海老や蟹料理の1品でも食べたたいところだが、料金の関係だろうがどちらも

 その系の料理の姿が出てこずにがっかり。隣席の商社マングループには豪華な料理 が運ばれる。

 それを横目にしてのツアーの食事。味付けは薄味で日本人向きでよかったのだが・・・・・。ドリンク1品付き。

 デザートはスイカ。



 ○4日目昼  上海点心

 上海国際空港近くの 【国際空港餐庁】     お勧め度 ★

 今回のツアーで一番レストランらしくないレストランは、上海空港の直ぐそばの2F

 点心料理形式だったが特別のメニューは無かった。

 ここの水餃子は皮がもちっとしてこのツアー中に食した水餃子の中では一番旨かった。

 最も、この食事がツアー中2番目に落ちた内容だったが。 デザートはスイカ。

ア ク シ デ ン ト

■ 入国時 北京空港で大混乱 問題の原因は中国の入国システム。

 我家は、近畿日本旅行社に入国時の必要書類の作成(有料)を依頼せずに自ら行うつもりで、事前に旅行専門

 情報誌数社から有る程度の情報を得ていたが、今回の入国はそのいずれもの情報通りでは対応できなかった。

 結局、到着から入国迄、空港内の3箇所でチェックを受けて、其のたびに書類をどうにか書き直し、ようやく入国できた。

 これで海外は6度目だが、今迄は事前にその国の入出国のチェックは専門誌で情報を得ておけば、

 其の通りの書式と種類の書類だったので、初体験の我家でも対応できたが、今回は右 往左往での入国だった。

 まず、健康カード。

 中国国際航空の飛行機内で配られるはずのこの書類が飛行機内では渡されず、仕方なくフライト乗務員に

 クレームをしたら「このフライトでは用意していない。空港に有る」との返事。

 まあ、仕方ない、みんな書くんだからと高をくくっていたら、北京空港の検疫ブースの卓に用意されていた書類は

 情報誌の書式と一部書式が異なり、まずここで戸惑い遅れだした。

 その上長男が持病の喘息の項目と勘違いし、カードの数箇所の項目にチャックを入れたものだから

 体調不良と摂られ聞き取りを受けてしまい立ち往生。

 次の入国審査ブースでは、

 フライト中に配られた入国カードを、飛行機内で記入した我家の3人がボールペンでなく鉛筆で書いたものだから

 (飛行機内で長男から「ボールペンで書いたほうがいいんじゃない」と注意を 受けたのだが、

 ボールペンを1本しか用意していないこともあり無視して鉛筆書きにしまったのが原因)、

 別の審議官の列に並んだ夫1人だけが問題なく通過し、融通の利かない審査官に並んだ子ども達は

 「書き直し」と一括され、記入スペース迄戻ってボールペンで書き直し、再び長い列の後ろに並び直した為更に遅れ、

 機内預け荷物受け取りを済ませ、

 出国ゲートが見える税関ブースでも、

 確認通過に必要な税関申告書は、専門情報誌では高価なものを持ち込まなければ必要ないとの事だったので

 チェックインカウンターでもらった半券を提示し、そのままスルーし、5m先に見える出口に出れると思ったらここでもチェックが

 中国語で「提出しなさい」との事らしい。ツアー同行者達とは遅れていたので時間節約をしようと、提出書類は1枚で済むのか、

 人数分を全員1本しかないボールペン(記入ブースには筆記用具は用意されていない)で4枚書くのかを

 拙い英語で聞いてみたが、返事も拙い?英語で要領を得ない。

 時間が惜しいので1枚でいいだろうと機内預けが2個あることを記入し提出し、4人一斉に出ようとしたら再度のチェック。

 結局4人全員分を出すことになり、未記入の3人が新たに書いて再度並ぶハメになった。

 ツアーグループ30人中で最終の入国となってしまった。

 しかも書いた書類を受け取った検査官は、内容には一瞥もくれずに、只、枚数を数えるだけのチェック。

 馬鹿馬鹿しい。文字通り時間の無駄ですね。


■ 北京の黄砂
     
 噂以上の春の黄砂。空港で飛行機からタラップを降り、送迎バスに乗り込み、入国ターミナルへ移動の際に

 飛行場の空を見上げるとなにやら異様な光景。遠望が360度どこを見ても全く利かない。

 よく空を見ると砂が舞っているために周囲が見えないのだ。空港だけでなく、北京市内の車は車両全体が全て

 埃を被った状態で走行している。そして、この黄砂は人に対しても大きな影響を与えてきた。

 ツアー同行の方数人は観光や食事で観光バスから出る際にはマスクを手放さない。

 目は痛くなり、鼻が乾燥し違和感を覚え、髪は砂まみれになり、ホテルに戻ってシャワーを浴びなければ不快感が拭えない。

 移動中は水の入ったボトルは手放せない。空気は乾燥し、湿度 は10%前後のカラカラ空気。

 出来る限りの湿気対策をして一夜を明かしても喉が乾燥し眠れない。唇は1日でひびが入った。

 事前情報で、仕入れた想像を超える黄砂の凄さと乾燥度。

 北京の宿は各部屋に少なくとも、観光客用に加湿器を常設すべきだろう。


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