2024年のご案内

 



あいがもと人が育てる 米づくりの会

安心、安全、みんなで楽しい米づくりを目指します
 @環境保全と食としてのトータルな米づくり
   多様な生物が住む田んぼの維持を図る
   循環型で豊かな土づくりに励む(可能な限り無肥料で栽培する。無農薬で米づくりをする。)
   発酵籾殻を田んぼに投入し、土づくりとお米の食味をアップさせます!
   合鴨飼育場とその周辺のビオトープ化を目指す
   景観維持と保全をする
 A大苗1本の手植え
   大苗1本のお田植を体験する
   手植えの楽しさ、喜びを体感する
 B除草の労力軽減のため合鴨と協働作業
   除草の救世主「合鴨」の除草の見事さに触れる
   合鴨の飼育、合鴨とのふれあいを体感する
 C自然の中での農作業を通して、自分の感覚機能を高める
   考えるよりも、気づいたり、感じたりすることの大切さを学ぶ
   収穫の喜びを体験する
   米づくりを通して「豊かさとは何か」を考えるきっかけをつくる
 D将来、無農薬マイ田んぼ、グループ田んぼを考えている人への支援
   休耕田の紹介、無農薬栽培などの支援をする
   種籾の紹介
   
  
  備考) 大苗1本の手植えにするのは、苗1本が最も多く分けつし、病気にかかりにくいこと、
        また分けつの株の本数が多くなれば収量が上がるからです。
苗間隔は30〜35cm。

       
 合鴨(田んぼ投入時)    大苗1本    



 ・日帰りの作業と泊りの作業があります。いずれもご都合のよい時にご参加ください。
 ・泊りは4月の苗代、6月初旬のお田植え、9月の稲刈り、10月の脱穀、11月の収穫祭となります。
  (日帰り参加もOK)
 ・苗代づくり、お田植え、稲刈り、脱穀作業に参加された方には収穫祭で新米がプレゼントされます。
 ・今年つくるお米は「いのちの壱」「あさひの夢」「マンゲツモチ」「黒米(朝紫もち系です)」の4種類です。
 

     
 成鳥した合鴨    苗1本の株  

(今年の合鴨は、チェリバレー種ではなく青首系を予定しています。
チェリバレー種は肉用種で美味しいのですが、除草がイマイチ、あまり働かない(笑)ので
変更を考えてます)



日程
今年のお米づくりは全て終わりました。こんなに取れた年は初めてです。畝取り(60k/畝)を超えました!
食味もいいです!

日    作業  作業内容  
3月   上旬 終わりました 苗代用苗床づくり。
苗床予定地に米糠投入
トラクターで苗床づくり。
苗床用地に米糠投入・耕運
 
下旬 終わりました 種籾の選別・温湯処理・冷水処理準備  
下旬 終わりました 発酵籾殻の投入と耕運 300キロ投入予定
トラクターで耕運
 
4月   初旬 終わりました 畔の雑草の焼却
畔水漏れ箇所修理
バーナーを使って畔の雑草の焼却  
初旬 終わりました 種籾の催芽 30℃のぬるま湯に2日間つけ芽出しをする  
6日(土)〜7日(日)

終わりました
苗代づくり
(この日から月末まで温度管理)
苗床の水平出し
田んぼに苗床と水路などをつくる。信濃培養土を撒く。
木酢液の散布。
種子を蒔く(大苗にするため種子同士がくっつかないように蒔く。)
寒冷紗と保温マットで覆う。
 
5月    中頃〜下旬 終わりました 合鴨の雛用の小屋の受け入れ準備 小屋で合鴨の雛を育てる。
電気炬燵の設置、金網の点検など
 
 下旬 終わりました 代掻き
畔の草刈り
代掻きは、苗の活着や発育と田んぼの水漏れを防ぐため、田んぼに水を入れ土がトロトロになるまでトラクターでかき混ぜる。  
6月    1日(土)〜2日(日)
終わりました
お田植え(こしひかり、いのちの壱) 苗代で苗取り作業。
大苗の早苗1本を手植え

苗間隔は30〜35pにする。
 
8日(土)〜9日(日)
 ☆
終わりました
合鴨の電柵、金網、小屋などの設置
お田植え(マンゲツモチ、黒米)
電柵、金網、小屋の設置作業
苗代で苗取り作業。
大苗の早苗1本を手植え
 
 


中旬〜下旬


終わりました  除草
畔の草刈り
除草はゴロカキです。
いよいよ田んぼの除草が始まります!
 
 7月  初旬〜下旬 終わりました
木酢液散布2回
除草
畔の草刈り
病気の予防
除草はゴロカキです。
 
 8月 中旬までに 終わりました 除草
畔の草刈り
合鴨の引っ越し
合鴨の除草作業終了。
8月初旬から中旬までの間に田んぼから飼育場に移動。
除草は手ゴロです!
 
 9月  14日(土)〜15日(日)
  ☆
終わりました
 稲刈り(あさひの夢、いのちの壱、黒米) 合鴨田んぼの電柵、金網などの撤去
バインダー、鎌で稲刈り
はざかけ(山梨では牛にかけるという)
 
 未定  ☆
 終わりました
稲刈り(マンゲツモチ、)    
 
10月  
19日(土)〜20日(日)

終わりました
 脱穀 天日干しのお米をハーベスターを使って収穫作業。
牛の片付け
 
 11月 9日(土)
終わりました
 収穫祭 大地の恵みと合鴨に感謝するお祭り  新米のプレゼント
ゲスト:インチキさん

 ☆:できるだけ参加いただきたい作業です。 ☆印のない作業も日が合えばぜひともご体験ください(事前に日時を
  お問い合わせください)
 


 ・作業は毎回9時スタートの予定です。
 
 ・除草と合鴨について
 水田雑草の中で史上最強と言われるのが「コナギ」です。コナギは大陸から稲作の伝来とともに付随してきたものです。
 コナギは放置すれば田んぼにびっしりとはびこり、稲の成長を妨げます。
 田んぼに這いつくばってコナギを除草された米づくり経験者のある方は「除草をやらずして田んぼを語るな」とおっしゃったほど
 除草作業は過酷です。
 除草の救世主が「合鴨」です。7年前から合鴨に除草をお願いしています。
 集団で除草する合鴨たちをぜひ見学してください。今年はもちごめの田んぼで合鴨くんたちが働きます!
 

コナギの花


 
 苗代で苗取り

 お田植は早乙女スタイルで!

参加費用
 ・日帰りの場合は費用は発生しません。
 ・宿泊の場合は1泊3食付で5,000円(中学生以上)となります。小学生は半額。小学生未満は無料。
  費用は当日お支払いください。
  宿泊される場合は事前にご連絡ください。


持物
 ・日帰りの昼食や宿泊の場合の初日の昼食はご持参ください。
 ・お田植えは田植え用の靴がおすすめです。
 ・稲刈りはノコギリ鎌と手袋が必要です。
 
申込み
 その都度、FBメッセンジャー(田崎哲夫) Line(まろ) または携帯090-9239-8070田崎までお願いします。

その他
 ・基本的に少雨決行です。ただし10月の脱穀は晴天が続いている場合となります。事前にお問い合わせください。
 ・作業内容、持物や作業時間などのお問い合わせはいつでもご連絡ください。
 ・傷害保険は事前に個人でご加入ください。
 ・飲み物は持参ください。
 ・いのちの壱はこしひかりの突然変異種です。発見者のご要望で、籾でのお渡しは出来ない取り決め
  になっています。収穫祭では玄米か白米でその味をご賞味ください。

 主催者のメッセージ 
   僕が京都でのサラリーマン生活に区切りをつけ、家族と共に山梨県南巨摩郡早川町雨畑を経て今の地に越してきたのが1986年。この江草の里山で、昔からの石積みの堰(水路)と棚田に出会い、以来自然環境を豊かにする仕組みを残し、景観保全のために、無農薬有機(レンゲ肥)栽培の田んぼ作りをしてきました。当初少なかった蛍は年々増えだし、田んぼにはどじょう、カニ、タニシ(つぼ)などの生き物が戻ってきました。自然環境を大切にしながら、秋の収穫時に初めて脱穀した時の「すご〜い、これで来年の生活は保障された!」という素朴な喜びは今も忘れることはありません。5ヶ月前に蒔いた種子から早苗になり、田に移してお田植えをし、除草の苦労をして得たご褒美だと思いました。
以来、米作りを始めとする農作業からは自分の生き方、あり方を含め多くのことを学んでいます。一方で2002年に南アルプスが間近に見える高台で、2反歩の広大な田んぼを借りて始めたみんなで米づくりを楽しむ「米クラブ」では、ご近所の方々が全て手植えで田植えをするさまを見て驚かれると同時に懐かしい光景だとおっしゃってました。この試みはわずか数年で終わってしまいましたが、思い出に残る活動だったと思います。東北大震災後の2012年に始めた「農育塾」は自分の暮らし方をふりかえり、農作業を通して自立した生き方を探ることをテーマに3年やってきました。「農育塾」は2015年に「iGAM塾」と名前を変えて再スタートしました。除草の救世主、リアル合鴨に代わるiGAMロボの実現に向けてみなさんとチャレンジしたいという思いからです。iGAMロボは塾のメンバーのNさんを中心に実現の見通しが立ち、事業として注目を浴びるようなようになってきています。彼の情熱と先見性の賜物でしょう。更なる活躍を期待しています。
「iGAM塾」の活動は3年としていましたので、2017年で終了し、1年おいて2019年から「あいがもと人が育てる 米づくりの会」としてスタートしました。除草なら任せて!のリアル合鴨と僕たち人間との協働作業です。種から苗にする苗代は苗半作と言われるように、米づくりで重要な作業です。ここで大苗を育てるこつがほぼ掴めたので1本植えのお田植えができるようになりました。また合鴨たちの習性や田んぼからの引き上げ、合鴨の最後のあり方もその道筋が見えてきました。それでもまだまだ分からないことが多い米づくりです。経験値を高め、自然の声に耳を傾け、可能な限り肥料に頼らない米づくりを目指して行きたいと思います。ここ数年夏の高温の影響もあり病気が発生、食味も落ちましたので、2年前から発酵籾殻をつくり始めています。2024年も、この発酵籾殻の力と再開したレンゲ肥で美味しいお米づくりに挑戦したいと思います。また「トータルな米づくり」を社会に広めるための様々な試みにもチャレンジしていきたいと考えていますのでご支援よろしくお願いします!
                                                                  2024年1月     田崎哲夫/まろ 


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