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【4日目 3月6日】マンダラハット〜ホロンボハット

6:00 起床、部屋にモーニングティーがポーターによって配られる。また、顔洗い用のお湯が洗面器に入って運ばれてきた。有難い。
7:00 朝食 オムレツ、トマト、キュウリ、パン、日本から持っていったおかゆ、梅干、漬物、つくだに等  お湯はいくらでももらえる。テルモス(500ml)に入れてもらう。
鈴木さんによると「標高の分だけ水分を取りなさい」と常に言われていた。ここの標高は2727mだから2.7リットルの水分を取らなければならない。と言うことは、最終のキボハットは4703mだから、4.7リットルの水分が必要ということになる。そんな無茶な!でも「そうだ!」と言い張る。
8:00 出発 天気曇り でも何だか怪しげな様子
樹林帯を進むと、ガラパシモンキーという猿に出会う。

マンダラハットを振り返る

8:45 樹林帯が終わり、ようやく視界が開けてくる。前方にキリマンジャロが見えるはずだが、暗雲に覆われ望むことはできない。
途中で休憩していると、日本人のグループが下ってきた。山頂は吹雪でギルマンズポイントまでしか行けなかったと言っていた。そして、「アイゼンは絶対持っていったほうがいいわよ」とアドバイスしてくれた。そうは言われても、今回の装備に指定されていないのであるわけがない。そして、その人たちは滞在中、1度たりともキリマンジャロの姿を見ることが出来なかったとも言っていた。とにかく「頑張ってね!」と分かれる。一同暗い気持ちになる。
それからすれ違う登山者に「山頂までいきましたか?」と聞くも、ほとんど「ギルマンズポイントまで」との答えが多かった。
更に進むと、鈴木さんの会社の別のツアーの人達に会った。何とその人達はウフル・ピークまで行って来たとのこと。運が良ければ行けるんだと一縷の望みが出てきた。
そのグループのツアーリーダーに「あなた達も頑張ってください」と強い激励の言葉をいただいた。
行き交うポーター達に「ジャンボ!」と挨拶する。反対に向こうは「コンニチワ」と日本語で挨拶してくれる。「オハヨウ」「コンニチワ」「アリガトウ」「サヨナラ」はもう世界共通語である。

なだらかな登山道 途中にて 荷物を担いだポーター達 登山道を行く

登山道に咲いていた花

15:15 ホロンボハット(3720m)着
ここは全体で140人くらい泊まれる。6人用のハットが点在する。収容しきれない場合はテント泊になることもあるという。登る人と下る人が同時にここに泊まるから混みあうようだが、我々が行った時は雨季に入っており、人は少なかった。
ホロンボハット 真っ白になったキリマンジャロがようやく姿を現す 向こうのカラスは首が白い

18:00 夕食 スープ ご飯(現地米) 骨付き鶏肉から上げ 野菜ソースかけ
6人1部屋だったので今回一緒に行った女性6人1部屋になる。20m下に水洗トイレあり、でも水がよく流れなかったり、ドアの鍵が壊れていたり、雨が降ると頭上からシャワーになっておちおち用が足せない。標高が高いせいか少し動いただけでも息が上がる。じっとしていても脈拍が100近くなる。

5日目 ホロンボハット滞在 へ