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『アメリカ, 家族のいる風景』
Don't Come Knocking

2005年/ドイツ=アメリカ/シネスコ/カラー/124分

監督:ヴィム・ヴェンダース 脚本:サム・シェパード

出演:サム・シェパード、ジェシカ・ラング、ティム・ロス、ガブリエル・マン

『アメリカ,家族のいる風景』★★☆

レビュー

大阪上映時に見逃していたので、京都シネマに見に行く。『ランド・オブ・プレンティ』は前評判が高かったのでちょっと期待しすぎていたせいか、あまり乗れなかったけれど、これは悪くない。巨大な二つの目のような模様が、画面が明るくなって、巨大な岩場の空洞だとわかると、その前を馬に乗った男が駆けてゆくところで始まるオープニングから、「ジョン・フォード的」だという気はしていたのだが、それは主人公がB級というか、どうやらC級の西部劇俳優だからという単純な連想だけではなかったことが、最後の最後になって明らかになる。それは、サム・シェパード演じる父親が、生まれて何十年もたったあとで初めてあった息子とついに心を通わせる場面だ。その場面が、プロデューサーに見つかって撮影現場に帰らなければならなくなったサム・シェパードが、別れの言葉もかけることができずにいた息子にむかって、離れた場所から車の鍵を放り投げるというジョン・フォード的身振りによって締めくくられていることが感動的なのだ。

アメリカ、家族のいる風景

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