■■■洗車のてくにっく■■■



★自宅洗車のノウハウ公開〜♪(^▽^)★


Bistroはメッキパーツが多くて細かく複雑な形をしている為、小さな車体の割に、
洗車やワックスがけがとても大変だったりします。このあまりにあまりの面倒くささはオーナーにしかわからない辛
さ・・・。そこらののっぺりした普通車なんてホント目じゃないんですよね〜。だから洗車が嫌いな人はBistroを買っち
ゃ駄目なのです〜(笑) 小洒落たデザインのため、汚れるとかなりみすぼらしくなる車ですし、濃色車が多くマイカを
含む3コートパールの凝った塗装のため、リング光彩などのちょっとしたキズが目立ちやすく、その面からも洗車には
とても気を使います。

管理人パステルの場合は、気分転換やちょっとしたエクササイズの意味も込めての"お水でじゃぶじゃぶ洗車"は好
きなのですが、コーティングやワックスをぬりぬり、ふきふきはハッキリ言ってあんまり好きではないです。時間の無
駄をしている気がするのと、毎回洗車で疲れてしまい、コーティングまで気が回らないのもあります。ですから、ワック
ス等の施工は、めんどくさいので本当は出来るだけしたくない・・・、ですので、考えているのはどうしたらラクに見栄
えのする仕上がりの洗車が出来るか?だったりします。

散々洗車グッズやケミカルを使い倒し、殆どお蔵入りor捨てた挙げ句の果てに、ようやく辿り着いたような気がするマ
イ洗車哲学ですか、とにかく、洗車はシンプルで"楽"なことが一番!短い時間で効率よく簡単に済ませられる
こと、そして、少し汚れたらこまめに洗車してあげること。これが愛車を長く奇麗に保つための秘訣だと思い
ます。

さて、まず最初は洗車に必要な最低限の道具を揃え、車を洗える場所を確保することから始まります。巷には星の数
ほどの洗車グッズ・ケミカルが売られていて、コダワリ出すとセミプロ御用達のネット通販まであり、本当に何が必要
なのか見失ってしまう程ですが、本当に必要なものは意外と限られていると思います。車の塗装の状態や洗車に使
える水の量で揃えるグッズは変わってきますが、最低限の基本はとりあえずこんなところです。

◆まず最初に用意するもの◆

【水回りとして】   @蓋付のバケツ Aシャワーヘッド付きの細いホースリール
【洗車用品】    Bシャンプー(リンスin) Cお手軽コート剤 D洗車用スポンジ 
           E水切り用クロス F乾拭きクロス 
【足回り用品】   Gホイールクリーナー Hホイールスポンジ Iタイヤワックス 
【室内清掃】    J掃除機 K室内用クロス Lアルコール Mティッシュ N予備のクロス・スポンジ
【補助用品】    Oドライクリーナー P塗装の補修セット Q割り箸や綿棒、爪楊枝 ゴム手袋
【注:ドライクリーナーとは、普段のお手入れの補助用に水洗い無しで使える、汚れ落としとコーティングが
同時に出来るタイプのお手軽クリーナー兼ワックスの事です。】

@蓋付のバケツ
カー用品店によく置いてあるアレです。丸いバケツより容積が大きいし、洗車グッ
ズを一纏めに収納できる点もポイント。蓋をしたおけば庭に出しておいても埃が入
りませんのでこのまま保管できます。普通のバケツは屋外に放置すると直ぐに汚
くなりますから。Bistroではあまり関係ありませんが、足台にもなりますので背の
高い車でも重宝します。ワタシはゴチャゴチャと持ち物が多いので2個使っていま
す(^^)ゝ。



Aシャワーヘッド付きのコンパクトホースリール
ホースがが使える環境の場合は、10m〜15mくらいあるシャワーヘッド付のコンパクト
な極細タイプのホースリールがお薦めです。ホームセンターで2000円円前後で手に
入りますので、太くて大きなホースを使っている場合には買い換えをお薦めします。
ちなみに私はタカギ製を使っています。ホースが細い分けっこう高圧に出来ますし、
ヘッドもしっかりしていてシャワーにしたりミストにしたり色々な洗い方が出来ます。フ
ロントラジエターを高圧洗浄するときもこれくらい圧力があれば十分です。また、バケ
ツにすっぽり収まるほどコンパクトで軽いので、持ち運びも楽ですし、取り回しも快適
です。細さが幸いして普通のホースよりもしっかり感があり、使用中のホースの折れ
も殆どありません。注意点としては、通常サイズのホースは蛇口に直接ねじり込めま
すが、細いタイプはアタッチメントがないと装着は無理ですので、共同水栓などでは
アタッチメントが常時取り付け可能かどうか注意しましょう。アタッチメントの着脱はド
ライバーが一本あれば簡単ですが、団地の共同水栓などではではアタッチメントを毎
回装着する手間が掛かります。



Bシャンプー 
どうしてシャンプーを使うのか?ごく当たり前のことですが、界面活性剤でボディ表
面の汚れを優しく分解する(酷い汚れの場合はシャンプーでは良く落ちません)こと
がありますが、実は一番大きなポイントは、シャンプーのヌルヌルで磨くことで、ス
ポンジでの磨き傷が入りにくくすることなのです。汚れた車体は沢山の砂埃を含み
ますから、水で予め汚れを浮かせていても、スポンジで擦るという行為自体がどう
しても磨き傷の元になります。それを緩和するのがシャンプーの仕事です。市販さ
れているシャンプーは山ほど種類がありますが、中身の基本は界面活性剤ですの
でどれもごく似たようなものです。その為安上がりの台所用洗剤やマルチクリーナ
ー等を薄め使っている人もいます。選ぶポイントとしては、特殊な化学反応系ケミカ
ルや研磨剤を含まないもの。但し防錆剤は入っている方が良いかも!?それから
液性が中性の物がお薦め。中性洗剤の方がちょっと乾いてしまった時などに染み
が出来にくいそうです。 あと、すすぎが楽なものが良いです。こればっかりは使っ
てみないと判らないのですが、そもそも洗剤は多少塗装に残るものだと考えて、す
すぎが早く、もし残留しても塗装を傷めにくい製品がお薦めです。あと、濃色車用・
淡色車用など分けている製品もありますが、殆ど無意味だと思います。シャンプー
に限らず自動車用ケミカルには、中身が同じ物を 能書きを替え色々なパッケージ
に分散して沢山の製品を作っていたりしますので、用途別に色々と買い込んで無
駄な出費をしないで済むように賢くなりましょうd(^_-)。


Bその2 リンスinシャンプー
普段使いにはボディーコートやワックスを兼ねたリンスinシャンプーがお薦め。これ
でしたらワックスを改めて施工する手間が丸ごと省け、大幅な時間の節約になりま
すますし、その分塗装に磨き傷を付ける確率も下がります。ただし、この手のシャン
プーは撥水性は良好なものの、傷埋め効果はなく光沢感もそれなりですので、傷を
目立たなくさせたり光らせて目立ちたい場合には別途にコーティングが必要になり
ます。ただ、定期的に下地をちゃんと作っていれば、スッキリと洗い上げた車体は、
ワックスなど塗らなくても十分に奇麗に見えるものです。安物のリンスinシャンプー
は、界面活性剤に撥水目的のシリコンやフッ素を少量混ぜたり、ものによってはカ
ルナバや合成ロウを混ぜているものもあります。その分光沢が得られますが、ガラ
スに付くと後で油膜の元になりますし、すすぎ方次第では染みやムラが出来る元
にもなりますので商品の選択は慎重に!


Cお手軽コーティング剤
タイヤホイールを洗浄し、シャンプー洗車を済ませた後は、仕上げにワックスやコート剤でつや出しが一
般的ですが、現実問題として余程の洗車フリークでもなければこんな面倒なことはやってられません
(爆) 新車を買って直ぐの気持ちが高ぶっているときははともかく、大抵の人は結局めんどくさくなって
放り出してしまうのではないでしょうか?そこで、お手軽コーティング剤の出番です。単にお手軽コーテ
ィング剤と云っても色々種類があり、濡れた塗装に塗り混むタイプ、洗車後水気を拭き取ってから振り
込むタイプ、仕上げに拭き取りが必要なタイプ、再度水で流して終わるタイプなどなど今のところ千差
万別なのですが、パステルが色々比べた感じでは
洗車後の水気を残したままで塗り混む
拭き取りは必要なし
ボトルはスプレー式
塗装面・樹脂・ガラス・ホイールなど全面的に使える
目詰まりを起こす粉が出ない!
最低限これらの要素を満たしている製品が一番施工が簡単&扱いやすくて理想的です。そうなると現
時点では殆ど商品が限られしまうのですけれど(^^)ゝ。傷埋め効果や防傷、耐久性は本格コート剤に
敵いませんが、カルナバワックスよりは日持ちがしますし、撥水性や防汚性などは十分。また最近は
光沢面でも本格コート剤に肩を並べるほど優れた製品が出てきています。


D洗車用スポンジ 

   ▼メラミンは危険!使用するべからず▼
カー用品店に並ぶポリウレタン製のスポンジは、どうやらス
クラッチやリング光彩を付けてしまうみたいです。黄色で一
見どれも同じ様な代物ですが、シャンプーのオマケ品やあ
まり安い物は避けた方が無難かも知れません。安い物でし
たら負荷をかけるとキュッキュッとなる黄色いポリウレタン
よりも、植物素材で環境に優しいセルロース繊維のス
ポンジの方が傷が付きにくくまた汚れ落ちも良いのでいく
らかマシかなぁと思います。但し耐久性が無く、水を含むと
重いのと変型しにくいのが難点で、これがベストとは言えま
せん。セルロースで傷を防ぐためには暫く水に浸して芯ま
で柔らかくなってから使います。更にこだわる場合、軟質ウ
レタン素材(梱包用に良くある柔らかいグレーのとか)が傷
が入りにくく使い勝手の面でも遥かに良いみたいです。選
ぶ際にはCDやアクリル板を磨いても全く傷が付かないほ
ど素材が柔らかく、但しきめが細かすぎない (細かいと砂
塵を噛んだときに引きずります。)スポンジを選びましょう。
手で触れて繊維の柔らかいものが安心です。また、スポン
ジは作業中に落としてしまうことが良くありますので、必ず
予備を複数用意します。一度落としたスポンジは諦めて捨
ててしまいましょう。地面に落として砂が目に入ってしまうと
はちょっと洗ったくらいでは落ちません。それと、ありがちで
すが絶対にスーパーで売っている台所用のスポンジを使っ
てはいけません!台所用のスポンジは研磨剤を含有して
いるものが多く、そうでなくても、ツヤコやメラミン樹脂系の"
ドイツ製の白いソフトスポンジ"など「洗剤無しでも食器が奇
麗になる魔法の○○」等と謳っている品を誤って使った場
合、あっという間に見るも無惨、そこら中キズだらけになり
ます。コレでCDなんか磨いた日には真っ白に曇って再生
不能になります(爆)





◆洗車スペースの確保◆

洗車スペースの確保については、とにもかくにも水があるか無いか、どの程度水が使えるかに尽きます。

A 洗車スペースがあり、ホースを引いて水が自由に使える
B 洗車スペースはあるが、ホースは引けない。ポリタンクやバケツの水数杯程度なら調達or拝借可能
C 洗車スペースはあるけれど水は殆ど使えない
D コイン洗車場
E ガソリンスタンドの自動洗車機

A 一番恵まれてるケースです。管理人宅は屋根付きの共同駐車場なのですが、洗車用の水道は備え付けですの
で、周りの車が出払ってる時を見計らって、自分でゆっくりと洗車が出来る環境です。共有水道の蛇口になにも付い
ていませんので、勝手にリールホースをワンタッチで取り付けできるアタッチメントをネジ止めしてあります(笑) 

 ホースが引けない場合、ポリタンクやバケツなどに出来る限り水を用意します。また洗車で水を掛けるときには如
雨露(ジョウロ)を使うと節水できて便利です。但しこの方法ではすすぎに水を十分使えませんので、使用するシャンプ
ーには細心の注意を払い、特に水切りが良く、塗装に残っても悪さをしないものを選びましょう。これが難しいのです
けれど(^^;。手持ちが塗装に残りそうなシャンプーの場合は、水だけ洗車にして敢えて何も使わない方がマシです。
汚れが酷い部分には適宜↓で紹介しているドライクリーナーを併用するの手です。

 全く水が使えない場合。普段から使えない場合に限らず、旅行中など出先で汚してしまった場合などでもありが
ちですが、こういった場合はドライ洗車用のクリーナーを使います。光沢撥水効果を兼ねているものが殆どでボディに
吹きかけて柔らかい布地で拭き取るだけの手軽さで、あっという間に洗車とコーティングが出来ます。そもそもはドラ
イウォッシュというアメリカ製のクリーナーがはしりだと思うのですが、最近は国産品でも色々と種類があり、カーマイ
ペット○ガなどスーパーでも安く手軽に手に入るようになりました、ただ、○ガはあまり評判が良くないですけど。
この種のクリーナーを使う場合一番大切なのは、拭き取り用のクロスを沢山用意することです。塗装に積もった砂埃
を薬剤と一緒に拭き取るとき、どうやっても微細な擦り傷が入ってしまいます。クリーナー自体滑らかな液性をしてい
て磨きキズが入りにくくはなっていますし、多くは光沢剤や樹脂を含んでいて磨きキズを一時的に埋めてしまうので、
拭き取りで発生するキズを一見して無いように見せられるのですが、それでもキズが入ってしまうのは防げません。
出来るだけそれを防ぐためには、古い綿シャツの生地など柔らかなクロスを十分に用意し、常に布地の奇麗な面を使
って折り返しながら汚れを拭き取っていきます。砂埃を含んで汚れた面で拭き続ければ、それだけ沢山キズを作って
いることになるからです。それから拭き取るときには絶対に力を入れないこと。あと、汚れの拭き取りと仕上げには
別々のクロスを用意して、一度に拭き取りと仕上げをやってしまわない事です。パネル毎に大まかに汚れを落とした
ら、磨きクロスで仕上げ拭きをするくらい慎重で良いと思います。とにかくこの手のドライクリーナーを過信しないこと。
溶剤を含んでいるため確かに汚れは良く落ちますし、仕上がりも素晴らしいものがあるのですが、塗装には余り優し
くない事を忘れてはいけません。水洗いが出来るのでしたら面倒でもそちらを選びましょう。ただし、自動洗車機に入
れるよりかは大分マシだとは思います。


DE 自宅の水道や共同水道が使えない場合は、コイン洗車場などを利用する事になります。それも無理な場合は、
一般的にスタンドの洗車機を利用するコトになってしまいますけれど、これは車の塗装のためには是が非でも避けて
欲しい方法です。スタンドでも出来ることなら手洗い洗車を頼みましょう(滝汗)。自由にホースが使える場所が見当た
らない場合は、水を入れたバケツかポリタンクが数個あれば、ドライ洗車用ケミカルなどとの組み合わせで意外と何
とかなると思いますので、それでチャレンジしてみてくださいd(^_-)。

そして、洗車をする場所があっても、施工の気象条件が洗車に適していないと、せっかく洗車したつもりがも実は塗
装を傷めてしまったという事にも・・・。まず、気温が高すぎると自分がバテてしまいますし、水分の蒸発が激しく、シャ
ンプーやコーティングが染みになる危険性が高まります。特に夏場の直射日光の下での施工は厳禁。スポンジでシ
ャンプーをかけているそばから乾いてしまいますので、洗っているつもりでケミカル染みを付けているようなものです。
梅雨の時期や雨の日など、湿度が高すぎると今度は乾きが遅くなり、いつまで経ってもシャンプー後の水滴が残って
しまったり、コーティング剤を塗っても全然乾かず、上手く拭き取りが出来なかったり。風の強い日は当然ボディが乾く
スピードが飛躍的に早まりますし、春先の砂埃が多い時期などは、磨いているつもりが逆に塗装をキズだらけにして
しまう場合もあります。とにかく、人が快適と感じる範囲の気温と湿度、無風〜穏やかな風、日陰などの条件が整っ
ている日を選びましょう。照明の有無も大切です。パステルの駐車場は地下ですので、普段は暗い蛍光灯の照明し
かありません。ココではリング光彩などは全く見えませんし、塗装の状態が良くわからないため、スポンジに絡んだ砂
で引っ掻き傷を付けても気が付かなかったり、コーティング剤をあちこち拭き残してしまったりします。洗車は温度湿
度の条件さえ揃えば、夜でも構わないと思いますが、少なくとも照明設備の整ったコイン洗車場など、明るい水銀灯
(昼夜を問わず一番塗装の状態を見極め易いです)の下で作業をすることが、丁寧な作業が出来、余計な失敗を未然
に防ぐコツです。

洗車に適した格好をする
とにかく身軽な格好をすること!汚してもOKな綿の柔らかいトレーナーとか、アクセサリなど余計な物がついてない
方が良いです。余程寒くない限り上着は半袖がベター、腕時計とか硬いものは勿論全部外してしまいます。ベルトは
着用しない。ポケットの中もハンカチかティッシュくらいにしましょう。何か入れていると水が掛かったり何かの拍子に
脱落したり、ポケット越しにものがボディに激突したりロクな事がありません。靴は濡れても良いやつを。スニーカーで
も水が絶対に染み込まないものが良いです。あと、手荒れが気になる人はケミカルを使うときにゴム手袋を着用しま
しょう。作業が長引いたときのために飲み物は用意した方が良いです。

最低限揃えたい道具
洗車用には専用のバケツを用意して、洗車に使うバケツの中に必要な道具とケミカル一式を入れておきます。中身
は、ボディ洗い用のスポンジ・シャンプー&リンス・ホイール用スポンジ・ホイールクリーナー・水切り用クロス・予備の
ネル・クロス数枚とスポンジ適宜・タイヤワックス・ガラスコート剤・消毒用アルコールを入れたスプレー・細かい補修
用品を詰めたケース・洗浄力の強いドライクリーナー等を入れておきます。ドライクリーナーは普段からトランクに積ん
でおくのもお薦めです。これだけ品数があると、大きめのバケツじゃないと入り切りません。一つにまとめるにはカー
用品店にある大きめの専用収納バケツが良いと思います。(私は二つに分けています。)スポンジとネルは常に予備
を用意して置きましょう。洗車中に落万が一地面にとした場合、砂塵を含んでしまい以後の作業が出来なくなってし
まうからです。他に、各々の事情に応じて、掃除機とシャワーヘッド付きリールホースを用意します。

バケツ、
シャワーヘッド付きリールホース、
シャンプー&リンス、
洗車用スポンジ、
ホイールクリーナー、
ホイールスポンジ、
水切り用クロス、
予備のクロス、
タイヤワックス、
掃除機、
ガラスコーティング剤

ここまでは最低必須条件です。。

次に、

ドライクリーナー、

【注:ドライクリーナーとは、普段のお手入れの補助用に水洗い無しで使える、汚れ落としとコーティングが
同時に出来るタイプのお手軽クリーナーの事です。カーマイペットベガとかあんなのです。】

アルコール、
コンパウンド、
ホワイトガソリンなどの溶剤、
綿棒、
使い捨てのWETクロス
こんなものがあればいざというとき便利です


塗装の状態を知ろう!
状態の良い塗装の車であれば、基本的にシャンプー洗車+お好みでリンス(お手軽コーティング)だけで十分です。
ただ、この状態の良い塗装の車はなかなか見かけないのも事実。納車されたばかりの新車(Dラーで不幸にもキズだ
らけにされる場合あり)か、シャッター屋根付きの駐車場で保管され、大切に乗られていた車、若しくは腕の確かなプ
ロに磨きとコーティングを施工された車しか、"状態の良い"には当てはまりません。ちなみにパステルのBistroも残
念ながら当てはまりません。ご近所からはいつも奇麗にしているねーと言われますが、ガススタの水銀灯の下に晒し
たが最後、5年の歳月が刻むリング光彩と小キズに目眩が・・・(爆) とにかく塗装の状態を客観的に自覚するために
は、夜、ガソリンスタンドか洗車場などの水銀灯の下で愛車の塗装をじっくり眺めてみることです。きっと今まで気が
付かなかった無数の傷が見つかり、具合が悪くなること請け合いです(死)。他の人の車や、機会があればプロにコー
ティングされた車の塗装と同じ条件で比べてみる事をお薦めします。腕の確かな職人さんが磨いて、適切なコート剤
を施工された車は、後でオーナー自ら進んで傷を付けてない限りは(^^;、水銀灯で晒しても見えるようなキズは殆どあ
りません。また、平滑な塗装には汚れや鉄粉も付着しませんので、指で撫でるとツルツルである事が判ります。(注:
くれぐれも被った汚れの上からはなぞらないように!これをするともろにキズが入ります) これがキズの多い塗装に
なればなる程、一見奇麗に洗った後でも鉄粉や汚れのザラザラとした引っかかりを感じます。更に判りやすい方法で
は、タバコやお菓子の包装フィルムを塗装面に当て、その上から撫でると塗装上の凹凸が面白いようにハッキリと感
じられます。これをすると滅入るのであまりお薦めしませんけど(笑)

シャンプーとリンス
先に、状態の良い塗装では、基本的にシャンプーとリンスで十分と書きましたが、仮に状態が程々でも、ケミカルの
能書きに踊らされて素人が余計なことをするよりは、シャンプーとリンスだけにしておいた方が後々副作用がないと思
います。少なくとも普段の洗車では、シャンプーを使った水洗い+リンスが基本です。雨や埃で汚れたら、こびり付か
ないうちにこまめに洗車してあげましょう。遠出をした場合は直後に必ず、普段でも少なくとも月に1度は奇麗にする
のがベターです。本格的に汚れる前に洗ってしまうのが毎回の洗車を楽にする秘訣です。

ここで問題なのが、品質の良いシャンプー&リンスを見つけること、そして塗装にキズが入りにくいスポンジを選ぶこ
とです。どちらもコダワリ出すとカー用品店に並ぶ製品では飽き足らなくなり、プロのコーティングショップが卸すネット
通販品に辿り着いてしまうみたいですが、訳が判らない場合、最初に選ぶポイントとしては、SONAXのグロスシャ
ンプーなど、余計な成分を含まないプレーンなシャンプーがお薦めです。特にコンパウンドに類するものや、妙な化学
薬品を混ぜているものは、効果と引き替えに何らかのデメリットがあると考えるべきです。私は出来ればリンスインタ
イプでシャンプーと同時にライトにコーティングも済んでしまうタイプが好みですが、これも変な製品を選ぶと、あとで染
みになったりムラが出来たりロクな事になりませんので、効果の高いケミカルを選びたい場合は、使う前にネット上の
洗車サイトなどで評判をじっくり吟味される事をお薦めします。ちなみに現時点でパステルの場合○○○○○を愛用
しています。

洗車をすると、どうしてもその行為自体が多少のスクラッチキズを生み出すのは避けられません。それを最小限にくい
止めるためにもスポンジやネルにはとにかく高品位のものを選びましょう。パステル的なお薦めはネルクロスでは"
ふきとりーのW"や"シュアラスター鏡面仕上げクロス"、洗車スポンジは○○○○○です。特にクロスに関して
はネット上でもこの2つが頂点を極めるものとして評価の高いものですから、数枚最初にこれを買ってしまうことをお薦
めします。やや高価なのが難点ですが、用品店に星の数ほど並んでいるクロスの中でも明らかに一段レベルの違う
製品です。この2つは大変耐久性が高く何年経っても朽ちませんので、結果的にはリーズナブルなクロスと云えま
す。また、ふきとりーのWはコーティングの拭き取り、仕上げの乾拭きだけでなく、通常の水洗い洗車後の水滴拭き
取りにも抜群の吸水性と柔らかさを備えています。自動車以外にも、ガラス、光学レンズ、CD磨き(これが最高で
す!)、ピアノ・家具磨きなど、家庭内のあらゆる場所で使えるかなりの優れもので、実際それぞれの専用品として売
られている下手なクロスよりも遥かに優れていますので、パステルの場合何枚も用意して、屋内での色々な用途に
使い分けています。それと、ネルを確実に汚してしまう作業をする場合、上記のような高価なクロスを使うのは洗って
も黒ずみが取れなくなるので流石に勿体ないです。私の場合、古い綿の下着(Tシャツとかね)を適度に切り分け、ワ
ックスやコンパウドの塗り込みや、ピッチタール落とし等、色々な用途に使っています。間違ってもタオルを使うのだけ
は止めましょう(笑)


リンス(お手軽コーティング)その2
普段使うシャンプーがリンスインタイプの場合はあまり必要ありませんが、プレーンなシャンプーを使っている場合は、
仕上げにお手軽コーティング剤 (ココでは便宜上リンスと呼びます) を使うことで、光沢・コーティング効果を得ることが
出来ます。お手軽と云っても、この手のケミカルはプロ向けコーティングの延長線上にある野心的な製品が多く、下
手な(施工の面倒な)コーティング剤より良い仕上がりと耐久性を得られる物も色々あります。所謂コーティング施工車
の日常メンテナンス、補充用と位置づけられているものです。塗装の状態を一度整えて、しっかりと基礎のコーティン
グをしてしまえば、その後はシャンプー洗車とリンス若しくはリンスインシャンプーだけで半年〜1年はしのげると思い
ます。選ぶポイントとしては、とにかく余計な行程が増えず、作業が簡単なこと。シャンプー洗車後の濡れたボディに
そのままスプレーしてから水滴ごと拭き上げるだけとか、濡れたボディにさっと塗り混んだら、再びボディを水ですすい
で拭き上げて終了とか、そんな感じのものです。お手軽タイプの良いところは、ガラスや樹脂に対しても神経質になら
ずに済みますし、拭き取り時に出る白い粉が樹脂やモールに詰まる様な事も無い点です。ただ、こういった施工性の
良さと引き替えに、膜厚は薄く、撥水面以外での物理的な保護効果は薄いと思われますので、リンスを使う前に、ち
ゃんとコーティングを済ませ、そのコーティングと相性の良いリンスを選ばれるのが良いと思います。それ自体かなり
の光沢と撥水性などがあるとは云え、本来はあくまで下地のコーティング剤を補強し、その艶と保護力をより長持ちさ
せるのが目的だからです。

ワックスって必要?
以前は、ワックス派vsコーティング派などの話を読んだり聞いたりしたのですが、とりあえず、ここでのワックスとは、
主に缶に入った古くからのワックスと、その派生品のなんちゃってコーティング剤を指します。洗車好きの方々は、シ
ャンプーしたらワックスってのが昔から?の常識でありますが、ワックスの成分は殆どカルナバロウ等の油性のつや
出し成分+溶剤ですから、ワックスを掛けるメリットは端的に艶が出るだけです。これに現実的な保護効果は殆どあ
りませんし、雨に当ててしまった場合は一度で艶が引けてしまう&逆に流れ出して染みになり、塗装を傷める元にも
なりかねません。油性のためガラスに油膜も出来てしまいますし・・・。また、白っぽくなるので樹脂には使えません
し、拭き取り時にモールに目詰まりを起こす粉も盛大に出てしまいます。そもそもワックスには隠してコンパウンド成
分が含まれていることも多いですし。パステルの場合、本来こういったコーティングをする意義を考えると、保護効果
こそが重要で、つや出し二次的なものだと考えています。そうすると、耐候性に劣り、保護の面からも論理的な有効
性が認めにくい旧態依然としたワックスにはあまりメリットがあるとは思えません。ショウのように車を飾り物として置
く場合には、ワックス独特の派手な脂っこい艶が良いかも知れませんが、実用車には良くできたコーティング剤の方
が相応しいと思っています。最近のコート剤はそこらのワックスを軽く凌駕するような輝きを放つものも多いですし、そ
の面からも今更敢えてワックスを使うことはあまりお薦めしませんです。

コーティングならいいの?
ただ、コーティング剤はワックスより優れているかと問われると、必ずしもそんな事はないといいますか、やっぱりワッ
クスと同じで使わない方が良い気がするものが溢れているのが現状です。大抵のコーティング剤にはやはりコンパウ
ンド成分が含まれていて(含まれませんと書いてあるものにもです(汗))、コーティングしているつもりでもある程度塗装
を削ってしまうのは避けられませんし、耐久性なども能書き通りの製品はまず無いと思って良いくらいです。また、多
くの製品はやはり拭き取り時に白い粉が出てしまいますので、その時点でBistroへの使用は施工が面倒になり過ぎ
て無理があります。ただ、従来は耐久性や安全性に疑問のある石油系の溶剤をベースにしたコート剤が殆どでした
が、最近ではプロのコーティング店を中心に無色透明のガラス系のコート剤(珪素・フッ素・セルロース繊維を云々系
(爆))も出回り始めました。本来は、廉価(諭吉さん未満)で耐久日数の劣る簡易プロコーティング向けのケミカルなの
だと思うのですが、コンシュマー用途の製品と異なりコンパウンドや洗浄剤など余計な物が含まれていませんので、
単純で安心感があり、またガラス系でなければ難しいソリッドで透明度の高い硬質皮膜が得られます。また、透明な
物質のため、Bistroのアキレス腱であるメッキモールや樹脂部分へ全く問題無く使用でき、ついでにガラスやホイー
ルなどにもオールラウンドに使える製品もあります。当然余計な目詰まり粉も出ません。それ自体の施工性は、大抵
ワックスや従来の石油系コート剤より遥かに簡単です。ただ施工の成否は下地の質に左右されますので、予め下地
処理を如何に丁寧にやり切るかが上手く仕上げるポイントとなりますが、つや出しや保護、安全性の面から今後はこ
ちらを使われる人が増えてくると思います。注:市販のガラス系のケミカルは、一部(本来プロ向けのために)拭き取り
が難しくムラが出来やすいものや、どうもイオンデポジット(スポット状の水垢)が出来やすいケースがあるようです。こ
のデポジットが一度付いてしまうと簡単には落とせません。ムラも硬質皮膜であるが故に一度失敗してしまうとその
後簡単に取れない場合があり得ます。こうなると文字通り本末転倒になりますので、WEB上の評判を良く吟味し耐
久性に難があったり、素人の施工が難しい製品は避けられた方が無難です。

洗車の頻度はどれくらいが良いの?
これは、汚れの程度・状況に応じて適宜にです(笑)。答えになってない?(爆) でも、基本的には汚れたら洗う。汚れ
なければ洗う必要はありません。屋内ガレージがあって、山の中や雨の日に運転をしなければ、何ヶ月も洗わないで
大丈夫でしょうし・・・。長距離を走ったり、夜峠に出たりすればフロントやキャリア周りはイヤになる程虫の死骸だらけ
ですし、砂埃の多い日に戸外に出していたり都会の交通量の多い所でディーゼルの煤煙をかぶりまくれば数日でか
なりの汚染物質を被ってしまいます。基本的に汚れが付いたら時間を開けずに出来るだけ早く洗い落としてしまうの
がベストです。とりあえず、虫の死骸、鳥の糞などは付いたらその場で落とす。こういった酸性の有機物を放置すれ
ば短時間で塗装が侵されてしまい、もうどうやっても元通りにはなりません。これに関しては後述しますが、常に車に
ドライクリーナーを常備して、気が付いたら面倒でも拭き取るのが基本です。通常のシャンプー洗車に関しては、雨と
の兼ね合いだと思います。一端雨を被ってしまえば洗車の必要性は飛躍的に高まりますし、コーティング劣化も早ま
ります。単に雨と云っても奇麗な雨と汚い雨で汚れ方が大分違いますが、大気汚染の激しい地域では、そのまま放
置すればいずれ雨が流れ染みやイオンデポジットとなってしまいます。また、雨の中を走行すれば、当然ボディの下
半分が泥ハネで一気に見苦しくなってきます。この様子を勘案しながら、汚れがこびり付く前に適宜洗うのが良いと
思います。塗装が滑らかで汚れののっていない奇麗な車を洗車するのは驚くほど簡単ですが、何度か雨や埃を被っ
た車を洗車するとなると、同じ行程でも作業がぐっと面倒になります。とりあえず、最低でも月に一度、それプラス見
た目で汚れたらその都度洗うくらいのまめさが塗装を奇麗なままいつまでも保つ秘訣です。

野外駐車のボディカバーについて
私も先代のBistroでは野外駐車だったのですが、2年半35000km乗った後も塗装は査定時に驚かれる程かなり奇麗
な状態でした。15000kmで中古購入した今の2代目さんよりずっと奇麗だったのが泣けます。それというのも、新車
からボディカバーをしていたからです。裏に起毛の付いたカバーで、ルーフキャリアに合わせて特注したもので、お陰
でルーフとカバーが擦れてルーフにキズが入ることもありませんでした。ボディカバーにはメリットとデメリットがあり、
メリットは雨と砂埃ををかなり防げること、デメリットはカバーとボディーが擦れて(正確には風に煽られたカバーとボデ
ィーに残っている細かい砂塵がです)、接触面の一部で細かいリング光彩の原因になる点です。また、雨の後はどう
しても乾きが遅れて蒸れますので、古い車などは錆の進行が早まる危険性が高まると思います。この為、屋内+保
管ほど塗装を完璧に守ることは出来ませんが、それでも太陽光線や雨がもたらす流れ染みやデポジットの凶悪さを
思えば、かなりマシではないかと思います。ボディカバー選びのポイントとしては、必ず裏に起毛があり、生地の厚み
のあるものを選ぶことです。軽自動車向けの汎用品よりは専用品の方が良いと思いますが、寸法をfaxで伝えて特注
すると、余裕を持って大きくつくられ過ぎたりして、いざ被せるとぶかぶかだったりします。経験的にぶかぶかだとロク
な事にならないです(^^;。近くに現車持ち込みで寸法を採ってくれるところがあればベストなのですが・・・。あと、リアト
ランクに収納するためのバッグ付のものを選べば、慣れると30秒で被せたり脱がせたり出来ます。それと、使用する
際はボディカバー用のゴムバンドを一緒に購入しましょう、カバーがピッタリサイズで無い場合、バンドがないと風の
強い日に煽られてボディとの擦り傷を生んだり、メッキモールが褪せてしまう原因になります。また、ボディカバーの寿
命は1年から良くても2年が限度だと思ってください。1年を過ぎると内側の下回りから汚れてどうにもならなくなりま
すから、その度に新調する覚悟が必要です。カバーを汚さないためには、車体がほこりを被ってしまった場合は無理
にカバーは被せない事が必要です。より良くカバーを機能させるために、ここでもこまめな洗車が必要になります。

普段の洗車の仕方

ホイール・タイヤの洗い方

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