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燗問言(かんとうげん)

馬場酒店の表紙を飾ったコラム「燗問言(かんとうげん)」。このコーナーでは、バックナンバーがご覧いただけます。
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2006年.No.15,「鍋に酒・・・

大寒とはいえ鹿児島はやはり南国・・太陽がふり注ぎます。北国に分けて差し上げたいな〜と思ったのは洗濯物をパンパンと伸ばして干した朝のことです。北国の人は雪を分けてあげたいと思っていることでしょう どちらにしても「寒い!」という心持だけは一緒のようです。まだまだ寒さは続きます。あったかいものが嬉しい・・

それぞれの我が家に自慢の鍋料理が一つはあるものです。手っ取り早くておいしい!が合言葉。本醸造酒をふんだんに使った「常夜みぞれ鍋」、新潟吉乃川酒造の酒粕を使った「北国浪漫鍋」。アレンジ自由なお鍋ですから我が家流に命名しても大丈夫・・料理研究家からお叱りなんぞ受けませんが酒屋は何と言っても「鍋に酒」これが基本です。極めつけは吟醸酒を使った「女優鍋」。酒屋じゃないとここまで使えませんが・・ちょっと気になるでしょ!!   (2006/1/27)



2006年.No.16,「情にからっきし弱い薩摩隼人・・・

世界中が心ときめかす「聖バレンタインの日」チョコレート店は大賑わいです。あの華やいだラッピングを見ているだけでも心にポッと春が訪れそうです。酒屋も春のお手伝い。レシピ通りに作りたいわ!と腕まくりしている手作り派に本格味にこだわるラム酒・ブランディー・カルヴァドス・のミニチュアサイズはいかがですか?

フルーツの香りのリキュールも人気です。
辛党には今回ちょっとだけ冒険ワインをご用意しました。プロモーションは「わたしのキスマークを!」という試みですが ここは何と言っても辛党硬派の薩摩隼人。そんな事されたらすーっと引いてしまうでしょう。で・・お誘いした絵手紙ラベルワインギャラりーを「春夏冬さんぽ」に更新しています・・。

ぶっつけ本番にも関わらずそれぞれ「ス・テ・キ」
世界でひとつのまさにonly you に only one !  (2006/2/10)



2006年.No.17,「旅のお便り・・・

お稽古事を一緒にしているS子さんがブラジルのリオ・デ・ジャネイロに旅立ってひと月半。帰国は・・あのリオのカーニバル(2006年2月25日〜28日)を観て楽しんでから・・というお葉書をいただきました。海外からメールでないお便りも新鮮。切手からお国柄の香りがします。S子さんの人と接する時のきちんと感がこのお便りから伺えます。さまざまなヒトとお会いする日々の中でどれほど「人」としてお互いを思いやりながらお付き合いが出来るのでしょう・・・そう省みながら二月が尽きようとしております。

ブラジルのお酒はカシャーサ(〓ビンガ)サトウキビ汁の蒸留酒40%alc焼酎文化圏という鹿児島との共通点を見出せるのも酒屋の役得でしょうか。お土産話が楽しみです。

さて何かと行事の多いこの季節 どうぞお気に入りのお酒をお役立て下さい。笑顔でお付き合いが出来ますように・・・・   (2006/2/24)



2006年.No.18,「春なのに・・・

3月14日霧島神宮にお参りに行きました。昨日から西高東低の天気図に雪かもしれないと思っていましたらビ・ン・ゴ!この冬は「平成18年度豪雪」と命名された日本列島でしたので浮かれてもいられませんが春なのに舞い降る雪の霧島路が何となく嬉しい・・

なごり雪 忘れ雪 風花 四月の雪etc.なんだかんだと云いながら向かうは霧島野菜のまとめ買い。見つけました!「高菜こぶ」
これ100円!!というほど大きな束です。生産者のお名前も記されています。白高菜とも呼ぶのでしょうか。「“こぶたかな”じゃないからね」と念を押されていただいたお漬物がおいしくて探していたのです。葉の部分は除いてザク切りの高菜こぶに自家流甘酢をザーと混ぜて重石をします。甘酢の塩できちんと漬かります。サラダ感覚の高菜こぶのお漬物は格別。春なのに霧島の雪のプレゼント・・

南アフリカの白ワイン〓ソーヴィニヨン・ブランが合います   (2006/3/16)



2006年.No.19,「カップ酒deお花見

いよいよ花の季節到来!菜の花にはじまり桃・梅・木瓜・沈丁・木蓮・辛夷・ルーピン・そして桜へと美しい花の風に吹かれます。

とくれば お花見。とくれば カップ酒・・は酒屋の言い分ですがこのカップ酒 昨年あたりから注目されています。焼酎王国鹿児島でも美味しくて気の置けない居酒屋さんの人気モノになりつつあります。私共も現在15酒類。冷蔵庫に入りません・・・カップ酒と言えど吟醸酒もあれば生原酒・にごり酒・枡酒・ふぐの鰭酒そしてグラス風のスタイルの良いカップ酒もあります。日本酒の多種多様性を見事に”形“にしている感がします。それぞれの蔵元を選べるのも人気のひとつ。その酒質が問われる「蔵の顔」・・それがカップ酒!と熱く語ってしまう酒屋です。

今年のお花見は お弁当とカップ酒を持って
               お出かけになりませんか?   (2006/3/27)



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