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馬場酒店の表紙を飾ったコラム「燗問言(かんとうげん)」。このコーナーでは、バックナンバーがご覧いただけます。 |
初めてご来店のお二人。ミニチュア棚の前で何やら相談中です。このような時はなかなかお声をかけにくいのですが意を決して「お探しですか」とお尋ねします。披露宴のご挨拶の手渡しに贈りたいとの事・・てきぱきとお話する女性の傍らでにっこり頷く婚約者。素敵なカップルだな〜とつい肩入れしたくなりました。
これもひとつの「ご縁」です。100人ほどの参列の方に一つ一つ合わせて差し上げたいというお気持ちにお応えしたいものです。決して華やかさだけでない「二人の気持ち」を小さなお酒にラッピングします。お二人のお名前を刻んで・・お幸せに! (2005/6/9)
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「ソムリエ田崎真也氏と楽しむ中国料理とワインの夕べ」に精一杯のお洒落をして出掛けたのはもう5年も前の事。特別に披露して下さったソムリエ田崎氏のコルクを抜く技に目が点、目から鱗、目を皿のようにして見つめておりました。コルクを抜いた瞬間はもう目がハート。どんなに気に入ったワインでも どんなに高価なワインでもコルクが問題!と云う時があります。いっそのことコルクなしワインの方がいいのでは・・の風潮も確かにあります。が、17世紀後半あのドン・ペリニヨンが初めてコルク栓を用いて以来ワインにコルクはなくてはならぬ存在感を持っています。ソムリエの技とまではゆかなくともワクワクしながらゆっくりとコルクを抜く瞬間はおいしいワインの第一歩。酒屋ではコンセイエがお買い求めのコルクを抜いて差し上げています。
「おいしくな〜れ」とおまじないをかけながら・・ (2005/6/28)
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子供の夏休み。お母さん方は「給食ってホントありがたいワ!もう夏休みはた〜いへん・・」夏色吐息が聞こえてきます。食育は子供ごはんの事?と思っていましたらフランス振興会(SOPEXA)レポートの初代所長ピュイぜ教授の来日セミナーは「食育」。国際的に「食育」がテーマになっている事態に何らかの危機感があるのかもしれません。「口の中は食べ物が演ずる劇場だ!」という表現は独特のものですが食育は味覚もさることながら表現能力を磨くことにもあるようです。サプリメントで栄養さえ摂れば足りる現代人になりきらないように ささやかな食べ物を喜んで食べることの出来る精神性の高さをこのレポートは知らせています。
もっぱら酒屋の「食」は ささやかなダイヤメ=晩酌。今日はとっておきのオリーブ油とチーズが手に入ったので「鶏ささみカルパッチョ」&白ワイン1グラス!寅さんとさくらの兄妹愛のおしゃべりでもしましょうか… えっ寅さんの男の生き方だって!!!長くなりそう・・ (2005/8/10)
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