*NPO設立 2006年 12月11日
*事業開始 2007年 4月 1日
*事業内容 福祉移動支援・生活支援・地域交流支援・運転者講習
*あいなびは、全員有償ボランティアで活動しています
*理事長プロフィル
*NPO法人さっぽろ福祉支援ネットあいなび*
理事長 下川原 清美 1952年7月10日生
札幌市消防局を54歳で早期退職をしてNPO法人を立ち上げ、公的制度外で移動支援活動、生活支援活動、地域交流支援活動を有償ボランティアで行い「北海道福祉のまちづくり賞」を受賞しています。また、国土交通大臣認定の福祉有償運送運転者講習を行っています。
2023年現在→
・NPO法人 全国移動サービスネットワーク 理事
・移動サービスネットワーク北海道 理事長
・NPO法人 みなぱ 会長
・札幌市在宅福祉活動団体ネットワーク(在福ネット) 会長
・札幌市社会福祉協議会 評議員
・札幌市福祉有償運送運営協議会 委員
・前 札幌市消防局 職員
*NPO法人さっぽろ福祉支援ネットあいなびについて
あいなびは、優しく(あい)ご案内(なび)をモットーに、公的制度外での障がい者、要介護者やご病気の方々への外出や日常生活支援を必要とする人々に対して、生きがいの有る生活ができる様、移動支援や生活支援活動を有償ボランティアで行っています。また、障がいのある人もない人も、赤ちゃんからお年よりまで、生まれ育った地域の中で楽しく過ごせる「地域共生の居場所づくりを理念」に、「地域交流サロン
ふじのカフェ&多目的スペースあらいぶ」「地域交流サロンくるみな」活動で、地域交流支援を行い、すべての人々が健やかに暮らせる「地域共生社会づくり」と福祉の増進に寄与する事を目的としています。
*設立趣旨*
私が、前職の救急業務で感じていた事は、通院や転院など緊急に搬送する必要
のない 救急事案が多くなり、命を救うため一刻も早く向かわなければならない
救急事案に支障をきたしていた事、また我が国に高齢化社会が到来し、外出困難な
交通弱者の方々が急増し交通弱者である障がい者や高齢者、要介護者、要支援者や
ご病気の方々などへの通院、旅行、買い物、社会参加などへの外出支援が急務と
思っていました.
しかし札幌圏では、増加する緊急性のない救急事案対応や、交通弱者に対する
移送提供事業者が十分とはいえず、移送事業を早期に構築する必要性があると思い
NPOを立ち上げました。緊急に搬送する必要のない救急事案を支援するとともに、
外出困難な方々が自由に外出する事によって生活の幅を広げ、生きがいの有る生活
ができる様な地域社会にする事が目的です。
私たちは、福祉でのボランティア、行政で生命・身体を守る救急業務や、介護業務
などを行ってきました、今般、これまで培った業務やボランティアの経験を生かし、
交通弱者の方々に 福祉移送事業を提供していくと共に、制度外での生活支援を実施。
また、理念として障がいのある人もない人も乳幼児から高齢者まで誰もが集える
「共生の居場所」を提供する活動を行っていきます。
ボランティア活動です。皆様のご支援ご協力をよろしくお願い致します。
*定款*
NPO法人さっぽろ福祉支援ネットあいなび定款
*報道記事*
あいなび3.pdf へのリンク
ainabi.pdf へのリンク
180703TK.pdf へのリンク
NPO法人さっぽろ福祉支援ネットあいなび理事長
1952年札幌生まれ。札幌市消防局を2007年に早期退職(54歳)。退職後にNPOを立ち上げ、在職時の救急業務の経験を生かした福祉有償運送事業、ボーイスカウト活動など永年のボランティア活動を生かした地域交流支援事業のほか、運転者講習事業や生活支援事業を行っている。
札幌市消防局在職時の救急業務の中で、緊急を要しないと思われる人まで救急車を呼ぶケースが多いことに問題を感じていました。命を救うために一刻も早く現場に急行しなければならない仕事に、支障をきたしていたのです。しかし高齢化社会を迎えた札幌には、外出困難な交通弱者の方々が急増していることも事実でした。そこで私は退職後、NPO法人「あいなび」を立ち上げ、前職の経験を生かして福祉有償運送事業を始めました。救急車を呼ぶような緊急事態ではないがタクシーでは経済的に厳しいという人たちに、タクシー料金の半額程度で利用できる福祉有償運送サービスを提供すれば、消防局の救急体制の充実にもつながると確信したからです。障がい者や要介護者など外出困難な方々が自由に外出することによって生活の幅を広げ、生きがいのある生活ができる地域社会にすることも目的に、現在は車いす対応車やストレッチャーを装備した車両など7台体制で、通院・入退院・転院の他、買い物や旅行、社会参加などの外出をサポートしています。
今回の介護保険法改正で、あいなびの事業の一つ「介護保険外での生活支援事業」がますます必要になってくるようです。私たちのところには、ヘルパーやいろいろな有資格者がボランティアとして登録し、病院の付き添い、買い物代行、入退院時のお手伝い、掃除や料理、話し相手、ペットの世話、庭仕事、除雪作業、簡単な住宅改修など介護保険の対象とならない細やかな生活支援を、可能な限りご要望に応じておこなっています。現在は、介護が必要になっても住み慣れた地域で24時間必要なサービスを利用しながら在宅生活の継続を希望する高齢者や障がい者の方たちが増加しています。高齢でも操作の簡単な専用携帯端末を利用者が持ち、職員が24時間端末受信対応することにより、困った時に相談し、駆け付けて対応してもらえる新たな生活支援「すけっと愛」の事業展開を検討しています。
私は小学生の時から50歳過ぎまで、ボーイスカウト活動を行っていました。「ボランティア」という言葉がまだ世に一般的でない時代から、ボーイスカウトでは募金活動などいろいろなボランティアがあったので、私はボランティアの大切さを知りました。その後、私はボーイスカウトの指導者となり、指導者仲間の神主さん、住職さん、教員、公務員、会社員など異職の指導者と出会って共に活動したことで、いち公務員であった私の見識を高めることができました。また私の子育て時代には、町内会や子供会活動のボランティアを行い、地域の子供たちの健全育成に協力。そして50歳近くとなり子どもたちが成人して少しホッとしている時に、南区にある「藤野むくどりホーム」の代表からボランティアの誘いがありました。むくどりホームとは、「障がいのある人もない人も、赤ちゃんからお年寄りまで誰もが気軽に立ち寄ることのできる友だちづくりの家」が理念の素敵な居場所です。ホームの前のバリアフリーの公園「藤野
むくどり公園」にはバリアフリーのブランコや滑り台など遊具がたくさんあり、小さいけれど素晴らしい公園です。そこのボランティア活動を通して、私は誰もが地域の中で楽しく共生できる居場所の大切さを痛感いたしました。
これらのボランティア経験をふまえ、あいなびのもう一つの事業「地域交流支援事業」では「障がいのある人もない人も赤ちゃんからお年寄りまで集える居場所」として「地域交流サロンくるみな」を運営し、手芸教室、アロマテラピー教室、そば打ち教室、陶芸教室、着付け教室などの活動を行っています。また、5年目となる地域の「朝市」は市と地域住民とNPO が協力して地域のまちづくりに貢献したモデルとなり、2011年度まで「札幌市シニアサロンモデル事業」に認定されていました。これらの事業が認められ、2010年度には北海道知事より「北海道福祉のまちづくりコンクール活動部門」で表彰を受けました。
私たちの事務所には、もうひとつのNPO があります。介護保険事業をおこなう「NPO 法人みなぱ」です。理念はあいなびと同じ「障がいがあってもなくても、赤ちゃんからお年寄りまで、生まれ育った地域の中で楽しく共生できる居場所づくり」で、居宅介護支援事業や訪問介護サービス、障害福祉サービス、児童デイサービスなどを提供し、あいなびと二人三脚で活動しています。将来は「楽しく共生できる居場所」として地域食堂、喫茶店、集会場など地域の誰もが気軽に利用できる交流サロンと高齢者や児童のデイサービス、作業所や保育園などの機能をあわせもった施設を作りたいと考えています。
皆様にもぜひ、仕事とボランティア活動の経験を生かしてNPO法人を立ち上げることをお勧めいたします。