製作中 1 自然な感じの椅子 クルミ、サペリ(ニャトーかもしれません)、タモ
長野県 青木村にある我楽多工房さんから戴いた「胡桃」ですが
ようやく自然乾燥2年となりました。
木口から割れが大きく入ってしまいました。
割れた部分で2つに割って椅子を作ってみます。
せっかく耳が付いているので表面を削り使用してみます。
背板からスタートです。
いつもなら中央に挟むのは、ウォールナットですが、
コントラストがきついので、やや色が薄い材を使います。
あ・レストで残ったサペリ?を自動鉋で6mmにしました。
はたがねで圧着します。
当て木は耳の形状に合わせて作りました。
座板は幅が必要でしたので、3枚のいも接ぎとします。
部材が小さい方が加工が楽なので、
脚のほぞ穴、背板のほぞ穴を角のみ等で開けてあります。
接ぎ合わせが終わるまでの間、脚を作ります。
脚が細いと座板に対してバランスが悪くなると思い、
部材の有効活用を兼ねて、板を斜めに切り、
太く見えるようにしました。(材:タモ)
なんとか脚、座板、背板の大まかな部材ができてきました。
脚は幕板無しで、これだけの部材で作るシンプルな椅子です。
あとは、ほぞの調整をしながら組み上げて、簡単に完成〜〜♪
と、思ったのですが、やっぱりうまく行かないものですねぇ(笑)
座板を良く見たら、平面が出ていなくて中央が2mm位高くなっている〜(涙)
部材の接ぎ合わせ面は、直角を出していたので、
上手く行くものと思い込んで、気にしていませんでした。ウウッ・・(泣)
座板は幅が広いので、自動鉋を通せません。
手鉋で、平面を出さないと・・・
覚悟を決めて(何の覚悟なの?)、鉋を砥いで開始しました。
こうなると、頼みのサイクロンも役にたちません。
工房中、削り屑だらけです。
当然、逆目で大泣き。
横ズリで頑張っています。
と、いうことで、簡単に完成して年末を迎えようとしていたのですが、
やっぱり!?うまくいきませんでした。
木工って難しいですね(笑)
このまま、慌しい年末に突入するので、完成は遅れてしまいそうです。
そろそろ年賀状も書かないと・・・あははっ・・・ (2004.12.12)