何もないのなら何もないで良いとは思わないかね?
たとえばなしとかじゃなくて……
この法律は、食品売場に於ける特定の音楽の放送を予防し、その蔓延を防止し、及びこれを撲滅することにより、公衆精神衛生の向上及び公共の文化的レベルの増進を図ることを目的とする。
この法律は、次に掲げる食料品売場の店内放送に限りこれを適用する。
この法律は、次に掲げる楽曲に限りこれを適用する。
食料品売場に於いて、当該楽曲を放送したる者ならびにその売場の責任者及び経営者は、三か月以下の懲役または100万円以下の罰金とする。
なにもせずに話を聞いているだけでは、耳には入っても頭には入らない。
多くの者は、そこに集まりながら、教祖様の話を聞こうともしない。或る者は眠り、或る者は喋り、或る者は遊んでいた。
いったい教団に属する事だけに何の意味があると言うのか。真に道が開かれるのは、教祖様の教えを受け、実践し、修行を積み、伝導師となったものだけでは無いと言うのか。ああ、嘆くべき事だ。今日の修行僧と来たら
いいんだ。分かっているんだよ。教団での修行など、その後に続く長い旅の中で学ぶものに比べたらはるかに小さいのだと。そんなことは良いのだ。私が望むのは、私語をしない聴衆だ。ただそれだけなのだ。
洞穴の中に現れた小さな噴火口は、洞穴の景観を損ねるだけではなく、洞穴をあんなにも悲しませているのだ。
それは、不健全な大地による不健全な営みが洞穴を不健全にしているのであって、大地自体はそれが分かっていないわけではないのだが、重要なのはその不健全な営みを、いかにして破壊すること無く取り除いて行けるかが今後の課題ではあった。
計1700円
風の強い日だった。これから家を出て駅に向かおうとアパートの階段を降りて行くと、階段の一番下に水色のチェックの服が落ちている。女物だ。そういえば隣の部屋に新しく越して来た人は女性らしい。
これは届けてやらねばなるまい、と思って降りた階段をもどって隣の部屋のインターフォンをならす。しばらくしてドアが開いた。その人は少しだけドアを開けて顔をのぞかせた。その顔を良く見ると、なんと幼なじみのあの娘ではないか。「あれ?もしかして○○さん?」「え、うそ!?××君?」「うわー、久しぶりー。」「大きくなったねぇ。」「今何やってるの?」と話が弾み、二人の仲は急激に進展。しかし、二人の両親がそれを許すはずもなく、この世での契が許されぬのならいっそあの世で結ばれようと、二人で川に身を投げるのであった……などと言う話は全く無い。
あああ、もう日付が変わっちゃったよ。
ほら、早く冗談を考えないと!