そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない?厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ?
ひょいっ!大丈夫だった、良かったあ~♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん?そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ!ハッピちゃん、可愛い~♪ ハッピーポッターだあー!♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん?僕って今注目されてるの?

野の花を探してみたよ♪

お姉ちゃんの手作りケーキ

平成19年2月10日の土曜日。
今日からままは三連休なんだってさ。
待ちに待ったお休み。
それも、3日も続けてお休みだあ~♪って、ままは大喜びだ。
お休みするとその分、お仕事も忙しくなるけれど、
でも、やっぱりお休みはいいなって、ことらしい。

今日のお散歩はふるさと公園だったよ。
また、あの三階建てのお家の前を通った。
そうしたら、またあのオバチャンがいた。
今日は僕の名前を聞かれたよ。
そして、僕の頭を撫でてくれたけど、僕はなんだか尻尾が
下がってしまった。
たいていの場合、僕の尻尾はピーンと立っていることが
多いけど、なんでかな?
ままはとても感じがいいオバチャンだって言ってるのにね。
僕だって嫌いじゃないのにね。
急に尻尾が下がることがある。
分った!急に頭を撫でられたからかな。
そういえば、ビックリすると尻尾が下がったりするからね。

「今日も中を見てみますか?」
オバチャンはままに勧めていた。
ままも、まだこの時点では諦めてはいなかったから、本当は
あそこはどんな風だったかな?って、気になっていた。
だから、「いいんですか?」って、すぐその気になって、又もや
あの広いバルコニーのあるお家を、僕を抱っこして、見回った。
ままー、お店の人がその気になるよ、止めておいた方がいいよー
僕は、ままの顔を見た。
ままは嬉々とした顔で今度は細かくあちらこちらをチェック
していた。
ままの頭には例えばあの家具はここに置けるかしら?とか、
際限なく想像が広がっているようだ。
まま、いい加減にしてよー
僕は、いいんだよ、今のお家で十分なんだよ。
僕は、抱っこされながら、ままの顔を見つめて訴えた。
ままはまだ諦めていないのだろうか?
それともただ参考にしているだけなの?、
好奇心が強いままだからな。
まっ、仕方ないか!

だけどね、夕方、今度はオバチャンじゃなくて、男の人が
やしのみ家を「キンコーン」って尋ねてきた。
ままはビックリサ!
でもね、それほどしつこくなくて、「今日はありがとうございました。」
って、タオルをお礼にって、2枚置いていったんだ。
その後も訪れないし、本当にお礼の気持ちだったんだね。
僕はホッとした。
ところで、今週お姉ちゃんからケーキ&紅茶が送られてきた。
小さい頃からお姉ちゃん達は二人ともケーキを作るのが大好き
だったけど、未だにその趣味は続いているようだ。
先日、お姉ちゃんが帰省した時に、ご近所から干し柿用の柿を
いただいて、軒下に吊るしておいた柿がほどよく、干し柿に
変身。それを早速いただいた、宇実お姉ちゃんは、
うーん、これはブランデーに漬けてケーキを作るとおいしそうだわ~
って、お家にいくつか持って帰った。
そうして、作ったケーキのお裾分けだよーって、贈られて
きたのだった。

普段は、ままはお仕事だし、日中は食べられず、じゃあ
お休みになったらいただきましょうねえーってことになって、今日
初めて食べることになったというわけなのさ。
ブランデー入り干し柿ケーキなんて、売っていないよね。
パパとままは「さあて、どんなお味かな?」って、興味津々。
「ブランデーが効きすぎているから、パパは食べた後は
運転しないようにね。お味は甘さ控えめにしたけれど、
ちょっぴり甘かったかな?」なんてメモ書きされていたけれど、
ブランデーの染み具合もなかなかいいし、甘さもちょうどいい。
「うーん、おいしいわねえ~」って、パクパクパパとままは
食べていた。
少し湿り気があって、どこだっけ?ドイツのシュトーレンに
似た感じで、なかなかおいしかったようだ。
左側はナッツ入りチョコケーキ、これにもブランデーが入っていて、
こちらは量が少なかったから、欲張りなままはもう少し
食べたかったなって、又もや欲を出していた。(笑)
僕はブランデーが入っているから、食べられなくてざんねーん!
でもね、その代り他のおやつをもらったよ。
なんだか得しちゃったな。
しあわせ気分いっぱいの午後の昼下りだった。
お姉ちゃん、手作りケーキ最高だよ~♪ありがとう♪