ストレート                     トップページへ

 「ストレートは何種類投げられますか?」なんて聞かれたらどう答えますか。スライダーに種類があるように、ストレートにも種類があります。

通常のストレートと区別される種類
1) 高回転→いわゆる、切れのある球
  参考動画 藤川球児 上原浩治 奪三振集 2013
 通常のストレートよりも軌道が高くなるため、空振りするバットがボールの下を振っているのが特徴。
 
超一流のストレートですが、投げられるようになる選手は極めて少ない。

2) 回転軸がずれている→いわゆる癖球
  参考動画 
ナイスボール集
 シュートやカーブにやや近い回転で、打者の手元で、少し変化する。よく回転している球は打者に効果的に使えるが、回転が少ないと、殆ど変化もせず、打ちやすい平凡なストレートになってしまう。

3) 1シーム、2シーム、4シーム→握り方を変えて、縫い目による空気抵抗を変える
  参考動画 ボールの握り方
 
1シームは、4シームの握りから、右か左に45度くらいずらします。ずらす角度の微妙な違いや指の掛け具合で多彩に変化しますが、制球は意外に難しい。
 ダルビッシュは2009年頃から、捕手のストレートのサインに対し、自分の判断で2種類の1シームを混ぜて使い分けているようです。

 ストレートは、早い球速のままで、空振や、バットの芯を外して凡打させるのが目的です。「振り遅れ」さるのがベストですが、合っていてもジャストミートされにくいのが良いストレートと言う事になります。


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