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10月17日(日)

「チッチの大怪我」

父が体調を崩して遠くの病院を受診せねばならないという日に重なるようにして、チッチが怪我を負って帰ってきた。
重なる時は重なるものである。
我が家では、こんな時手分けする家族がいないので、私一人で対処するしかない。
もちろん父が優先。チッチには2日ガマンしてもらうしかなかった。


さかのぼって話せば、チッチは一週間ほど帰って来てなかった。
「交通事故にでも遭ったのだろうか」
と心配していた矢先のある夕方、「ニャー、ニャー」と鳴きながらチッチが帰ってきた。
偶然外に出ていた私。喜びもつかの間、正面からチッチの顔を見て驚いた!
顔に大きな傷。
耳から喉にかけて顔の半分が大きくえぐれているではないか!
「どうした!?チッチ?」
傷は犬にでも食いちぎられたかのようにドデカく、しかも一週間もその状態だったらしく
傷がかさぶたで覆われており、頭を振るたび「カポカポ・・・」と音が鳴る。
中に膿がたまってとんでもない事になってるのだ。
中の膿を出して傷口を消毒できれば良いのだが、かさぶたが分厚くて私の手には負えない。
チッチは熱と痛みとで横になってしまった。
そして、せわしなく動き回っては父のベットの下にもぐりこんだりしながら、ぐったりしていた。
食欲があるのが幸いだ。


ようやく、いつものS動物病院へ連れて行くことができた。
切開して膿を出し、チッチの傷が明らかになると、肉が腐っていて、しかも喉の血管が見えるほどまでに
腐敗が進んでいた。腐ったところを取り除くと、パックリと大きなクレーターになってしまった。
一緒に帰るつもりでいたのだが、先生の説明は「2週間ほど入院して、縫合します。
肉がないので、お腹から肉を移植して形成手術することになりますので、大手術になります」とのこと。
そんな大げさなことしなくたっていいじゃん。
と心の中で思ったが、今日のところは麻酔も効いているので泊めることにした。
家に帰ってきても、やっぱりチッチが気になって仕方ない。
夕方、電話してチッチの様子を聞いてみた。
「静かにしてますよ」と無愛想な助手の返事。
翌朝、様子を見に行く。
手に点滴の針があるので、大人しいのだろう。
ご飯が空になっている。絶対足りてない。
連れて帰りたいが「家中、血だらけになるよ。敗血症を起こしやすくなってる」と言われて断念してしまった。
でも、このまま入院させておいて、お腹の肉取られることを思うと恐ろしく、
それに食べたいだけ食べられないチッチを思うと不憫でならない。
翌日、私は意を決して先生に「連れて帰ります」と宣言した。
「まだそんなこと言ってるの!」と激怒されたが連れ帰ることにした。
激怒したから値段吊り上げられたかは定かでないが、2日入院して治療代〆て6万円!
とんでもなかった!時価だもの。
2週間入院させてたらどんなことになったんだろ?!


チッチの怪我は隣り近所でも評判で、治療代の6万円を話すと、「ぼられたんだ」と言われてしまう始末。
帰ってくるなりチッチがパトロールに出たがるので、犬用のハーネスを買ってきて、後を付けることにした。
が!
猫は猫。犬じゃないから限界があった。
3日ほど付けてみて分かったのだが、パトロール範囲がハンパなく広大ということ。
家を中心に2km四方はあるだろう。
・・・てことは、コミュニティ全域よ。


あれからひと月半、自然に任せて毎日消毒して手当ていたら、傷口はふさがり始め、
あと一週間もあれば完全にふさがるな、というところまでこぎつけた。
ところが、その矢先!3日ほど前のこと、
また傷口が喉まで広がったではないか!しかも臭い!
「ん、もう!なんなんだ?!またケンカしたのかあ?!」
もう、激怒されたS動物病院へは行けないし。
まだ、かさぶたはなく傷がオープンなのでまだマシだが、そんなチッチに困り果て、
父は父で、まだ療養中でありながら薪割りを始めるし、
しかも、ほどほどに作業するということができない性分。休むということを知らない。
困ったオス共に頭を抱えるtuziです。





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