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4月23日(火)

「働き方改革」

海岸に突き出た半島に病院がある。入院病床25も併せ持つ総合病院。
地域には欠かせない病院だ。
ところが、4月から入院は受けられないことになった。
「それは大変じゃん」
病気になった患者の身になったら、そう思うのは私だけじゃないと思う。
なぜ、そんなことになったか。
派遣されて来ていた医者が来なくなったこと、が要因らしい。
では、なぜ来なくなったか。
それは「働き方改革」で勤務時間の上限が決められて、
その上限を超えて勤務させれば、病院に対して罰金罰則が架せられるからという。
しかも医者にカウンセラーがつくという。過保護な医者の誕生だ。
はあ?
そんな柔(ヤワ)な奴は医者になるな
韓国の名医「ホジュン」を見ろよ。タダ働きしろ、とは言わない。
だけど、患者をたらいまわしにする病院、無責任な勤め人医者でいいのか?
4月からは、入院しなければならない患者は遠くの総合病院に行かざるを得ない。
遠いよ。
患者は心細いし、家族も何かと大変。
「働き方改革」の一環でカウンセラーに診てもらう医者。
なんだそれ?
医者が不足しているのではない。医者を目指す者の人格の問題だ。
そもそも「働き方改革」を考えた秀才はどんな奴なんだろう?
出て来いやー
日本の医療はこれでいいのか?
「医は仁術」
頭のいい人が編み出した「働き方改革」のしわ寄せは患者が負うのだ。
何のために医者になったんだ?
誰のために医者がいるんだ?
患者を診ない時間、医者は何をするんだ?
病気で苦しんでる人を無視して、医者は何を楽しむんだ?
「ホジュン」を見ろよ。
大昔の医者じゃないか、というなかれ。
今も昔も病気に苦しむ人を助けるのが医者だ。





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