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9月9日(土)

「父と映画」

映画を見に行くなんて何年ぶりだろう?
若かりし頃は、映画が好きなもんだから試写会に並んだりして、よく映画館に見に行ったものでした。
最近は試写会自体少ない上に、‘並んで’なんていうアナログは無くなって、
ほとんどがインターネットからの申し込みに様変わりした。
田舎に引っ込んでからは、試写会にも行けないので、映画館からも遠のいていた。
テレビで宣伝されていた「関が原」という司馬遼太郎原作の映画が面白そうで、
久々に映画館で見たくなった。
折りしも、さるテレビ局でペアチケットプレゼントの告知も。
「ダメもとで送ってみるか」
ところが意外にも当たってしまったのだ。
やっぱ、ハガキで応募というアナログは競争率が低かったのかも・・・。
チケットが当たったことを話すと、8月26日に封切されたばかりなのに、
父は「いつ行くんだ?」と煩く催促するように。
「仕事が一段落したらね」と返事するものの、歳をとりすぎて、かなりせっかちになってる父は
毎日のように煩いから、仕事も中途で見に行くことにした。

いまどきの映画館は席が決められて、昔のように入りたい時に中途でも入って、
出たい時に出るというわけにはいかない。
しかも完全入れ替え制で、一度見たら出なければならない。
私のようなアナログ人間にとっては、面倒極まりない。
父にいたっては、まったく初めてのことだ。
だけど、朝から煩い父を連れて1時間も早く家を出る羽目になった私。
映画館で待つことしばし。

少しでも見やすい中央の席でと気を利かした私に「8番なら隣だろうが」と周囲にバラす父・・・。
子の心親知らず
私にとってはスクリーンが少々近すぎて、頭を椅子に目いっぱい押し付けて見ていた。
父は年齢的にも目が悪いので、ちょうど良かったみたい。
「もっと前でもいいくらいだった」
「音が四方から聞こえるんだな」
「映画はいいな」
大画面にご満悦♪
パンフレットを買おうとしたら、820円もした。その値段にびっくり。
いつの間にこんな値になったっちまったんだ?
私が知ってる頃は300円ほどだったのに。
近頃は映画館で見たいと思う映画もなくなっている。
「関が原」のような映画があったらまた父と行きたいと思う・・・。

それにしても、三成、段取りが悪すぎる、っての。
戦さが始まってから、催促して回ったって遅すぎるだろ。それは戦場での仕事じゃないでしょうよ。
てかさあ、関が原に出る前に家康の首取る機会があっただろ、って話しよ。
ほら、島津の息子が言うようにさ。
あの作戦を三成が無碍にしちゃったもの、だから島津だって動かないさ。
そういうことなんだよ。フォローがなってないから、福島だって東軍についちゃうのさ。
結局、働いたのは先鋒の宇喜多勢と大谷勢だけじゃん。
それが、小早川のバカが裏切って、飲み込んじまった・・・。
関が原の戦さの話しになると、いつもこんなふうにイライラしちゃう。
映画見てても、つい口走ってしまっちゃったもんね。
「・・・だから、誰も動かねえじゃないか」
「始まってからじゃ遅い、っての」

内容はさておき、母袋(ほろ)の意味が分かったことは収穫だった。
映画、って勉強になりますね。
そして少しは父親孝行できたように思う。
いろんな意味で映画はいいもんだ♪





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