みどりの森・ライブラリー

ローカル線の旅

 


総武流山電鉄
【2004年4,5月号】

総武流山電鉄
みりんの街、そして新撰組とも関わりが深い千葉県流山市
ここに首都圏ではおそらく唯一のローカル鉄道が走っています
周辺では開発がどんどん進み、来年には茨城県つくば市から
ここ流山を通って都心を結ぶ高速鉄道が開通する予定
果たしてローカル鉄道は存続できるんでしょうか?
まだまだのどかな雰囲気が残る沿線を巡ってみました

流山周辺を流れる江戸川。春らしいのどかな休日で、心がとても和みます。
終点である流山駅。ローカル鉄道らしい駅舎です。今年は「新撰組キャンペーン」のようなものをやっているようです。
流山駅のホームです。それぞれの電車は別の色で塗り分けられていて、それぞれに名前が付けられているのが面白いところです。たしか、車両は西武鉄道のお下がりだったと思います。
流山の次の平和台駅です。ここもローカル線らしい小さな駅です。しかし周辺は開発が進み、大型スーパーやマンション、ホームセンターなどが立ち並んでいます。
さらに電車に乗り、小金城址駅へ。線路は全線単線で、この駅で上り列車と下り列車がすれ違うようになっています。ローカル線と言えども沿線の人口は多いので、列車は日中も15分間隔で運転されています。
まだこんな、のどかな風景も残っています。(小金城址⇔幸谷間)
5年後、この線路はどうなっているのか、ちょっと心配です(小金城址⇔幸谷間)。電車も車も自転車も歩行者も、どんどん速くなっているような気がします。それは良いことかもしれませんが、一方で遅い移動手段が否定されてしまうとしたら、とても残念です。

ローカル線の旅というより、半日余りの散歩という感じでしたが
テレビでもローカル線の旅というのをよく見かけるように
のんびり走る電車に揺られていると、それだけでも気持ちがゆったりとしてきて
ローカル線には癒しの効果があることに気づかされました
そういう意味では、都会にこそこういったローカル線が必要なのかもしれません

 

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