第8回 Trombone Quartet Zipangコンサート
後半

さて、後半は

「ニュー・イヤー・ジパング」

吉川武典の企画、構成、編曲。

台本と演出は榊原徹氏。

最初はJ.シュトラウス作曲「こうもり」序曲

 

これもオーケストラの曲です。

でもその響きはとても4本のトロンボーンだけとは思えませんでした。

ウィーンに遊びに来た元カップルの(という設定の)二人の登場。

「まさや」役、テノールの布施雅也氏と

「まりこ」役、ソプラノの関真理子さん。

 

彼等のやりとりで劇場やオペレッタのことなど、面白可笑しく勉強させてもらえました。

実はこの二人、

別れる前に予約した旅行のキャンセルができなくて一緒に旅行に出たんです。

 

「まさや」はギャグまで披露してくれました。

 

次の曲はレハールのオペレッタ「ロシアの皇太子」より「誰かが来るでしょう」

そしてJ.シュトラウスのオペレッタ「千一夜物語」より「間奏曲」

 

どちらも素晴らしいメロディに美しいハーモニーが絶妙でした。

レハールのオペレッタ「メリー・ウィドウ」より「ヴィリアの歌」

 

歌の曲なのにトロンボーンだけです。

とても綺麗なメロディでこれもハーモニーに聴き惚れます。

嫌がっていた「まりこ」も話しているうちに「まさや」の良さがわかってきて

段々仲が戻ってくる二人。

夜、舞踏会に一緒に行くことになります。

最後はJ.シュトラウスの「皇帝円舞曲」

 

これもオーケストラでないと無理では?と思うような曲。

美しく楽しく、最後は勢いで息を飲んでしまいました!!

あの速いパッセージはどうやって吹いているんですか?

ここで全部終了!!

ありがとうございました!!

ところが....?

なんだか話が続きます。

 

ここで当初発表したプログラムの

ビゼーのオペラ「カルメン」から「花の歌」

そして「ジプシーの歌「鈴を鳴らして」」

 

どちらも哀愁を帯びた曲ですが「花の歌」は終わった時に会場からため息が漏れていました。

本当に美しかったです。

「ジプシーの歌」のアッチェレランドは最後、息もつかせない程の緊迫感でした。

さて、話が戻って、また登場されたお二人は舞踏会に来たところ。

 

舞踏会用に衣装を替えられたお二人。

お客さまから拍手をいただきました!

そうでした!

歌手のお二人に一曲も歌っていただいていませんでした。

ここでレハールの「メリー・ウィドー」から「デュエット」

曲が終わっても

二人の世界に入ったままの二人。

ちょっと、ちょっと...!!

それでも気付かない二人なので演奏を始めると....。

圧巻の「デュエット」でした。

ここで本当に演奏会はお終いです。

 

台本と演出の榊原徹氏も舞台においでいただきました。

すてきな台本と演出をありがとうございました。

 

聴きにおいで下さった皆様、本当にありがとうございました!!

演奏会終了後は恒例になったサイン会。

楽器を置いてすぐロビーに駆け付けます。

 

中央のちょっと明るいところでサインをしています。

右側がサイン待ちをされている方々の長い列。

2階まで続いていました。

CDもたくさんの方にお求めいただきました。

ありがとうございました!!

嬉しいラブレターもいただきました。

4歳のしんいちくんです。

とても感動して下さって

「どうしても手紙を書きたい」と言って下さったそうです。

ありがとうございました!

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