建物名称 宇都宮タワー
所在地 栃木県宇都宮市
高さ 全高89m 展望台床面高30m
竣工 1980(昭和55)年
概要 桜とツツジの名所として知られる八幡山公園は栃木県庁の北側に位置する丘陵地で、遊歩道や遊園地が整備されて宇都宮市民憩いの場となっている。その八幡山公園の頂部に聳え立つのが宇都宮タワーである。東京タワーのミニチュアのような形態からもわかるように用途はテレビ放送用の電波塔で、約120km離れた東京タワーから送信されるVHF電波を受信してUHFに変換し、出力100Wで周辺一帯に送波している。1999(平成11)年には地元とちぎテレビが開局し、UHF1kWの送信も開始された。
TF式分類 第1種 I類
登頂日 2002年4月29日
 2002年4月29日の登頂記録
緑豊かな八幡山公園から見上げる宇都宮タワーです。公園ではちょうどツツジが満開で、フィルムメーカー主催のモデル撮影会が行われていました。
たくさんのアマチュアカメラマンが集結している中で、タワーにカメラを向けているのは私くらいのものだったぞ。
もうちょっとタワーに近付いたカットを。方向としては上の写真の反対側、北面なので終日逆光になってしまいます。丘の頂部にあたる狭いスペースでは写真を撮るのに適した足場が確保できず、足許からてっぺんまでの全体をフレームインさせるには広角レンズが必須です。
エントランスを入るとすぐ左手に入場券の自動販売機がありますが、それ以外にはなにも設備されていません。パンフレットも置いていないし、売店もない。もともと観光用に建てたタワーではないので仕方ないのかも知れませんが、記念に残せるものが手に入らないのはちょっと残念です。
展望台へ昇るシースルーエレベーターを、ここ宇都宮タワーではとくに「クリスタルエレベーター」と呼んでいます。何の変哲もないガラス張りのエレベーターなんですけどね。

で、展望台です。こちらもガラス張りで明るい空間ですが、通路幅がちょっと狭いので今日みたいに観客が多いとやや窮屈。

タワーは丘の上に立地しているので、高さ30mほどの展望台とはいえ視界は四方に開けています。こちらは宇都宮の中心市街地の方向。
タワーの足下から、アドベンチャーUと呼ばれる遊園地のあるエリアへは長さ約150mの「アドベンチャーブリッジ」で結ばれています。1999(平成11)年に完成したこの橋は、専門的には吊床版橋と呼ばれる吊り橋の一種で、タワーとともに八幡山公園のシンボルになっています。高さは約30mとのことで、高いところ好きならこちらもぜひ渡っておきたいところです。

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