| 建物名称 | JRタワー |
| 展望台名称 | T38(タワースリーエイト) |
| 所在地 | 北海道札幌市中央区 |
| 高さ | 全高173m 展望室床面高160m |
| 竣工 | 2003(平成15)年 |
| 概要 | JR北海道がその拠点たる札幌駅に建てたJRタワーは、大丸百貨店が入居するウェスト棟、ショッピングモール「ステラプレイス」などが入るセンター棟、JRタワーホテル日航札幌とオフィスフロアから成る高層のイースト棟で構成される巨大な駅ビルである。北海道初進出となるブランドショップや有名レストランが数多く出店するとあって前評判は高く、オープン初日には24万人が訪れる大盛況となった。その後も近郊はもとより遠方からの買い物客をも取り込んで順調に集客を重ね、JR北海道の2003(平成15)年連結決算で過去最高の売上高と経常利益をもたらす一大要因となった。迎え撃つ市内各デパートは売り場の改装や拡張を行ったほか、開業以来初めて見下ろされる立場になるさっぽろテレビ塔は全面改装とレストラン街の充実で対抗するなど、周辺経済に及ぼす影響も大きかった。 展望室は道内一の高さを誇るイースト棟の最上階にあり、38階に位置することにちなんで「T38(タワー・スリーエイト)」と名付けられている。 |
| TF式分類 | 第3種 I類 |
| 登頂日 | 2003年9月5日 |
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3棟で構成されるJRタワーのうち、最もシンボリックな建物がこのイースト棟です。
スパのある22階までのオフィス部分と、23階から上のホテル部分とで太さの異なる外観が特徴的です。 |
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展望室へ行くには、まずセンター棟からステラプレイスに入り、6階へ上がります。このフロアはレストラン街になっていて、その一角に入口があるのです。 |
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入口には、天候や眺望、それに待ち時間などを記したインフォメーションボードが設置されています。 しかし眺望が「普通」っていうのは、わかったようなわからないような微妙な表現ですな。 |
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券売機でチケットを買ったらロビーへ進みましょう。ここから展望室へは直通エレベーターで一気に昇ります。
インフォメーションカウンターにいる女性スタッフはTレディと名付けられ、ブルー地にT字型の黄色いストライプが入ったユニホームを着用しています。 |
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エレベーターのすぐ手前には、展望室から眺めることのできる範囲を示した大きな地図パネルが掲示されています。計算上は、おおよそ140km離れた大雪山系の旭岳山頂が可視範囲の最遠地点のようです。
この地図に「普通」とされる眺望範囲を示してくれると、基準が明確になっていいのにな。 |
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そして到着したのがこちら、38階の展望室。オープン以来順調に集客しているJRタワーですが、今日もなかなかの賑わいです。 |
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ロビーを含めたT38の内部には、いくつかのアート作品が掲げられています。それぞれの方角の天井に設けられている「ダンディライオン・コンパス」はそのひとつで、目盛がタンポポの綿毛をモチーフにした図柄になっています。
もっとも、展望室というのは窓の外に人々の意識が向く場所なのですから、わざわざ天井を見上げる人はあまりいないと思われ、あらかじめ知っていないと存在に気が付かない確率は高そうです。 |
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まずは駅の南側、大通やススキノといった繁華街の方角を望みます。左手遠方には札幌ドームが見えます。
札幌市の中心部は碁盤目状に整然と街路が区画されていることは有名ですね。このエリアの住居表示は、たとえばJRタワーなら「北5条西2丁目」というふうに、数字による条と丁目の組み合わせで表されます。なんだか味気ないような気もしますが、南北の「条」は大通公園を基点に、東西の「丁目」は創成川を基点にして数字が増えていくことを知っていれば、住所だけを頼りにどこかへ行こうというときに結構便利なのです。 |
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反対にこちらは北側の眺め。目の前の札幌第一合同庁舎が目立つほかは、もっぱら住宅地になっています。 視界のずーっと先は石狩湾新港。見通しが良い日には左に遠く小樽を望むことができます。 |
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西へ目を向けると、函館本線のレールが小樽方面へ伸び、その向こうには三角山や手稲山といった低山が見えます。中央付近の緑地は右手が北海道大学、左手が北大植物園で、都心のオアシスとして親しまれています。 |
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タワーのすぐ足元、すなわち札幌駅ホームの屋上は駐車場になっています。排気用の屋根上には主な都市名や観光スポットが方角を示す矢印とともに書かれているのですが、実はこれもアートなのだ、と言ったら意外に思うでしょ? 「direction」というタイトルのついたこの作品は、ニューヨークのアート・ディレクターズ・クラブが主催する「Annual Awards 2004」というコンテストで銀メダルを獲得したのだそうです。 このコンテストがどれくらい権威のあるものなのかはわかりませんが、単なる案内標識にしか見えないこの作品がアートとして高く評価された理由はもっとわかりません。 |
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小ぢんまりとして落ち着いた雰囲気のスーベニアショップ、T'SHOPです。商品構成はT38のロゴ入りグッズのほか、JRらしく鉄道関連のオリジナルグッズが充実しています。特急列車のヘッドマークをあしらったポストカードや、廃止路線の行先表示板ミニチュアなど、鉄道ファンなら嬉しいアイテムが揃っていて、タワーグッズそっちのけでいろいろ買ってしまいました。 |
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南面の一角には喫茶スペースT'CAFEがあります。札幌では知名度の高い宮越屋珈琲が出店しており、夜にはワインやカクテルを楽しむことができます。 |
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これぞオープン当初に話題となった眺望化粧室。札幌の町並みを眼下に見ながら圧倒的開放感を独り占めしてください。ってことだそうで、これは男子の特権ですな(笑)。 そうは言っても都合よく尿意は催してこないので、今回は撮影するだけにとどめました。 |
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それでは下りるとしましょう。エレベーター内にはアート作品「Superimposed Sapporo Map」が掲げられています。2器のエレベーターに2枚ずつ、計4枚からなり、札幌市の地図に同じ縮尺の東京、京都、ニューヨーク、パリの地図をそれぞれ重ね合わせたもの。写真は京都を重ねたバージョンです。 そういえば京都も街路が碁盤目状になっている都市ですが、あちらはいちいち「丸竹夷二押御池……」と唄っていかないと通りの順序が把握できません。 |
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タワーオリジナルグッズとしては、ロゴをあしらったマグカップ、タオル、ステーショナリーなどのほか、センター棟に掲げられた大時計と同じデザインの、文字盤に星を描いた卓上時計があります。 なるべくかさばらないものを……ということで、今回はノートとマグネットクリップの2点をチョイス。 |
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札幌には毎年1〜2回は訪れているのですが、T38へは約4年ぶりの再訪です。 6階エントランスでまず気付いたのが、インフォメーションボードが単なるポスター掲示板になってしまったこと。天気や眺望具合、待ち時間などの表示はチケット売り場の案内カウンターに移されていました。 BGMの音量が妙に大きいのにも気付きましたが、これは「惑星音階」をベースとした楽曲だそうで、オープン1周年を機に採用されました。惑星音階とは何かを説明しようとすると長くなるので詳しくはT38の公式サイトを見てください。試聴もできますよ。 |
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入場料は200円値下げして700円になってました。行列を整理するための仕切りもなくなっており、察するところブームが一段落して観客数が減っているのだと思います。名古屋のJRセントラルタワーズと同じ道をたどりつつあるのが不安だ……。 |
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ホールの一隅に掲示されている、世界の主なタワーの高さ比べのパネル。オープン当初からあるものですが、前回は行列を抜けて撮影できるような雰囲気ではありませんでした。混雑するタワーでは往々にして撮影がままならないシーンというのがあるので、運営者には申し訳ないけど空いてるタワーの方がこちらとしては都合がいい。 |
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平日の夕方という時間帯のせいでもあるのでしょうが、展望室に人影はまばら。壁面のアート作品「山河風光Landscape」と題された陶板レリーフも難なく撮影できました。 |
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館内も窓からの眺めもそんなに大きく変わったところはない中で、一番目立った変化は北口の合同庁舎脇に40階建ての高層マンション・D'グラフォート札幌ステーションタワーが建ったことでしょう。ここ数年、札幌市内では超高層マンションが続々と建設されています。 |
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南側だと中央に見えるスタイリッシュな白い建物が目を引く存在でしょうか。7月20日オープンのクロスホテル札幌です。
すすきのに誕生した新展望スポット・NORBESA(ノルベサ)の観覧車も見えるのですが、それほど規模が大きくないので街並みに埋もれて目立ちません。 |
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展望室では第11回JRタワーそらの展覧会「長谷川仁ライフ展」を開催中でした。自然環境保護のメッセージを込めてこれまでに制作された、動物をモチーフにした作品の数々がタペストリーで紹介されています。 |
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ところで、別にリニューアルしたわけでもないのに、なんでわざわざT38を再訪したかというと、実はこのダイヤブロックJRタワーセットが欲しかったからなのです。もちろんT'SHOPだけでしか買えないオリジナル。イースト棟部分はもう1段高いとよかったなぁ。
そのほか鉄道グッズにも新商品が加わっていて、DMVのチョロQなどいくつか衝動買いしてしまいました。 |
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イースト棟を象ったクッキーも新発売。これもタワーのミニチュアと言えなくはない……かな? 2枚入りの小袋で売っているのでお試し買いにもちょうどいい。形が微妙に歪んでいるのはご愛嬌ですね。 |