建物名称 | すいとぴあ江南展望タワー |
所在地 | 愛知県江南市 |
高さ | 全高57m 展望室床面高47.25m |
竣工 | 1994(平成6)年 |
概要 | 江南市が市制施行40周年事業の一環として整備した公共施設が「すいとぴあ江南」である。敷地内には江南市勤労会館をはじめテニスコート、ジョギングコース、芝生広場、野外ステージなどが設けられ、市民の憩いと交流の場として機能している。展望タワーは「すいとぴあ江南」の核となる施設で、最上階の展望室のほか、大浴場、ヘルスルーム、ギャラリーなどが併設されている。 |
TF式分類 | 第1種 II類 |
登頂日 | 2001年8月6日 |
2001年8月6日の登頂記録 | |
|
すいとぴあ江南には2つの建物がありますが、この円筒形の建物がまるごと「展望タワー」と呼ばれています。左の学校みたいな建物は江南市勤労会館で、展望タワー棟とは中でつながっています。 |
展望タワーと勤労会館のエントランスです。入ってすぐ左にホテルのフロントのような総合受付があります。というか、勤労会館には23室の宿泊施設もあるのでまさにフロントなのです。
展望室のチケットは自動販売機で購入し、フロントでもぎってもらいます。一応手元に半券は残りますが、味も素っ気もない食券みたいなものなので記念にとっておこうという気にはなれません。 |
|
|
1階から展望室のある6階までは直行のエレベーターで登ります。規模の小さなタワーですが、いっちょまえにシースルーです。 |
展望室は「スカイルーム」という名称がついています。 椅子と望遠鏡と飲料自販機があるだけのきわめてシンプルな空間で、私のほかには誰もいませんでした。立地も高さも中途半端なこんなタワーに有料で登らせようとするのが無理なんじゃないかしらん。 |
|
東の方角は木曽川の上流。スカイルームからの展望を解説したパンフレットが置いてあったので参照してみると、遠く右手に霞んで見えるのは標高173mの伊木山だそうです。1564(永禄7)年に織田信長が犬山城を攻めた折にこの山を訪れ、当地で採れた山芋のとろろ汁をふるまわれたところ「これはうまい。これはうまい」と言っておかわりをし、お供の人にも勧めた……という、ほとんどどうでもいいようなエピソードがあるんですって。 | |
江南市は9万8000くらいの人口ですが、こうしてみるとツインアーチ138の周辺よりも都市の風景っていう感じがしますね。 でもここは江南駅から5kmと離れており、しかもバス路線が近年廃止されてしまったことから、公共交通で到達する手段がありません。今回私はツインアーチ138から木曽川沿いにタクシーでやってきましたが、駅まではやっぱりタクシーを利用するハメになりました。 |
|
タワーの足もとには池と小川と四阿のある小さな広場。江南市では「水と緑のふるさとづくり事業」を推進しているのだそうですが、それならすぐ裏手の木曽川をどうにか活かす工夫をしたらいいのに。 | |
タワー棟2階には入場無料の展示室「木曽川物語」があり、治水の歴史や木曽川の生態系などを学ぶことができます。 | |
|
フロントの脇には小さな物販コーナーがあります。スナック菓子などのほか、宿泊施設と入浴施設があるので洗面用具なんかも扱っています。おみやげと言えるようなものはありませんが、もともと観光施設ではないので当然かも知れません。
で、いつものように「ロゴの入った記念グッズはないか?」とフロントに訊いてみたらテレホンカードを勧められました。1枚1000円ナリ。個人的には50度数のテレカに501円以上の価値はまったく認めないのですが、この場合はしょうがないので買うことにしました。う〜ん、ロゴ入りのタオル(200円)にしておけばよかったか……。 それにしてもなんだかおどろおどろしい写真ですね。夜景というより雷雨の直前みたい。 |
公共交通によるアクセスはその後改善し、現在は名鉄犬山線江南駅から路線バスで到達できる。 |
すいとぴあ江南 |