建物名称 オホーツク・スカイタワー
所在地 北海道紋別市
高さ アンテナ高51.9m 建物本体高30.9m 展望室床面高24.0m
竣工 1993(平成5)年/開業1994(平成6)年
概要 オホーツク海の流氷観光の拠点として知名度を得ている紋別市には二つの観光用タワーが建っている。ひとつは海上に建ち、流氷を海面下から眺めることも可能な「オホーツクタワー」、そしてもうひとつが大山の山頂に建つ「オホーツク・スカイタワー」である。
大山は標高334mの紋別山の通称で、市街地のすぐ西方に位置する。山頂の広場は大山山頂園と名付けられ、レストランや宿泊可能なログコテージが整備されているほか、冬はタワーのすぐ下の斜面がスキー場になる。オホーツク・スカイタワーは別名を大山山頂園展望塔といい、国の補助事業である「美しい森林むらづくり事業」の指定を受けて建設された。屋上にはテレビ送受信用アンテナを、地下には放送機械室を備えており、紋別市と近隣町村一帯へUHFによるテレビ放送の送信を行っている。
TF式分類 第1種 I類
登頂日 2003年9月2日
 2003年9月2日の登頂記録
大山山頂園へは路線バスが通じていないので、紋別バスターミナルからタクシーでやってきました。通常、観光客は海の上にある「オホーツクタワー」の方を目指すので、行き先を告げるときに「大山の山頂に立ってる方のタワー」と念を押しておかないと不安です(笑)。

山道をくねくねと走って山頂園に着き、駐車場から少し歩くとオホーツク・スカイタワーがあります。なんだか充電器に差した無線通信機みたいな姿をしていますね。

入口の前には丸太で組んだプレステージがしつらえてあるのですが、デザイン的にも構造的にも建物と一体化しているとは言い難く、どうも取って付けた感が拭えません。察するところ、バリアフリー対策の一環として入口にスロープを設けるために後付けしたものではないでしょうか。
入場するとすぐ右手にカウンターがあって、1人で番をしている女性職員からチケットを買ってエレベーターに乗り込みます。

自然展望室は2階をぐるりと一周しているのですが、ご覧のように通路が狭い。中央部はエレベーターと非常階段が貫いているとはいえ、もう少しフロアを広げる余地はあったはず……。
でもいいのです。客は私一人しかいませんから。

真っ正面に紋別の市街地とオホーツク海を望む、なかなかの好景観。流氷が押し寄せる冬はさぞ絶景でありましょう。
反対側からは大山山頂園を一望します。見晴らしのいい場所なのでアンテナを備えた多数の鉄塔が立っています。
1階ホールに下りてきました。「もんべつの自然」と題したパネル展示があるほか、ギャラリーを兼ねた休憩所になっています。
左がチケット売場になっているカウンター。右は地元にある木工品製作会社のショーケースです。
で、そのショーケースの展示品なのですが、はっきり言ってどれも値段が高い。別に紋別の特産品というわけでもないしタワーとの関連性もないので、興味がなければ買わなきゃいいだけの話なのですが……
しかしどの商品にも「sky tower」って文字を彫りこんであってはタワーグッズとして認定せざるを得ないでしょう。ショーケースの前でしばし悩んでみたものの、やはり無視することはできなくて一番安い(といっても1000円以上する)キーホルダーを購入しました。真ん中でパカッと開くようになっていて、10円玉を2枚収納できます。ていうかそれ以外に用途があるんか、これ。

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