建物名称 いずみの杜
所在地 群馬県邑楽郡大泉町
高さ 高さ45m(展望室床面高?)
竣工 2001(平成13)年
概要

群馬県南東部に位置する大泉町は、同県では面積最小ながらも郡部最多となる約4万の人口を擁する町である。富士重工業や三洋電機などの大規模工場が労働者として多くの外国人を受け入れていることから、町人口における外国人の割合は15%以上と高く、中でもブラジル人が半数以上を占める。そのため町内にはブラジルの物産を扱う商店や飲食店が目立ち、ブラジルタウンの異名でも知られている。
1957(昭和32)年に小泉町と大川村が合併して大泉町が成立したことを起算点とする町制施行40周年記念事業の一環として、2001(平成13)年に勤労複合福祉施設「いずみの杜」がオープンした。設置条例では「勤労者の健康増進と福祉の向上を図るとともに世代間及び地域間の交流の促進に資することを目的とする」と謳われ、4棟からなる館内には多目的ホール、トレーニングルーム、温水プール、研修室などを備えるほか、野外ステージが設置されてイベント等に活用されている。

TF式分類 第1種 II類
登頂日 2014年5月2日
 2014年5月2日の登頂記録

いずみの杜に付属するタワーは展望以外の機能を有しておらず、特に固有の名称もありません。塔体は非常にシンプルな構造で、ダークグレーに塗装された鉄骨をキュービックに組んだなかなかスタイリッシュなデザインです。

いずみの杜を構成する4棟のうち、タワーは2階建てのリフレッシュ棟と呼ばれる建物に接続しており、外から直接出入りすることはできません。ツインタワー構造の東側(この写真では右側)にエレベーターが収まっており、1階・2階の両方から乗ることができます。

ツインタワー構造なのがよくわかるアングルで。
展望室部分が前後に少しだけオーバーハングしているのもよくわかると思います。

西側には非常階段。普段は閉鎖されています。

管理棟の玄関から入館して受付で来意を告げたところ、手にデジカメをぶら下げていたことから「展望室では撮影禁止です」と釘を刺されてしまいました。エレベーターホールにもその旨の注意書きが掲出されています。周囲が住宅地なのでプライバシー保護の観点からそういう決まりになったのでしょう。コンパクトカメラの望遠機能なんて大したもんじゃないのに神経質過ぎると思うのですが、それがここのルールなら仕方ありません。ただ、そういう趣旨であれば建物内部に限定しての撮影は問題ないはず。その点を職員さんに確認して了承を得た上で展望室を目指します。

ところで真ん中の貼り紙はポルトガル語でしょうか。展望室にはブラジル人とおぼしき親子連れが訪れていました。

そんなわけで外の眺めは撮影していませんが、まあ何の変哲もない地方都市の風景ですからあまり残念でもありません。

実は先ほど訪れた未来MiRAiでも望遠機能付きのカメラは使用を禁ずる旨の掲示はあったのです。しかしこれ見よがしにカメラをぶら下げていたにもかかわらず窓口の職員さんに注意されることもなかったので、あちらは黙認されたと解釈しておきました。

展望室は海上貨物コンテナ1個分くらいしかない小ささなので、撮影といっても両端の窓際から室内を撮るくらいがせいぜいです。上の写真は南側から、この写真は北側から。
室内は清掃が行き届いており空調も整っているので居心地は悪くないのですが、さりとて長居する理由もないので早々に下りてきました。
勤労複合福祉施設 大泉町いずみの杜

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