建物名称 神戸舞子タワー
所在地 兵庫県神戸市垂水区
高さ 避雷針高119m 展望キャビン最大高103.5m
竣工 1992(平成4)年
概要 世界最大級の吊り橋である明石海峡大橋の建設を見学するための施設として、神戸市都市整備公社が建てた回転昇降式の展望塔が神戸舞子タワーである。当初は橋が完成したらタワーは撤去される予定で、タワー周辺の埋立地を所有している本四連絡橋公団、付近一帯を公園として整備する計画を持つ兵庫県、そしてタワーを建てた神戸市の三者がその旨の覚書を交わしていた。しかし橋の工事が進捗するにつれて徐々に客足が伸びてくると、神戸市は観光施設として存続させたいという意向を示すようになり、タワーがあっては公園整備に着手できないとする兵庫県との間で確執が生じることになった。1997(平成9)年12月に一旦タワーは営業を休止するが、橋が開通した1998年4月にはタワーもリニューアルオープンを果たして現在に至る。
TF式分類 第2種 I類
登頂日 2001年8月5日
注意事項 神戸舞子タワーは2002(平成14)年3月限りで営業を終了し、すでに解体撤去されています。
 2001年8月5日の登頂記録
ひょろ長い白い塔と黄緑色の展望キャビンが青空に映える神戸舞子タワーを海側から見たところ。

JR山陽線の舞子駅または山陽電鉄の舞子公園駅から歩いて7〜8分のところに位置しています。

タワーの事務所棟は2階建て。屋上の鉄柵は明石大橋を模しています。左のガラス張りの建物は土産品店や飲食店が入っていて、どうやらリニューアル時に増築されたもののようです。中で事務所棟とつながっています。
なんと、タワーの運行時刻表が掲出してある。回転昇降式のタワーはやはり建造物というよりも乗り物という位置づけみたいですね。
運行時刻はぴったり15分間隔ですが、実態は客があり次第運行しているようです。
こちらは2階改札口のようす。
乗るのは2階で降りるのは3階屋上として客の流れを分けています。
タワーの根元の部分はこんな感じ。パンフレットによると柱の直径は3.5mだそうです。こんなに細くて本当に支えきれるのかと頼りない気がします。
柱を囲むようにバネのようなものが設置されていますが、万が一の急下降に備えてのダンパーでしょうか。これもなんだか頼りない気が……。
舞子タワーは市街地に近く、夏は海水浴客で賑わう場所に立地しているのでお客さんはぼちぼちやってくるようです。瀬戸大橋タワーみたいに気の毒なほど閑散としているわけではなく、私が訪れたときはこの親子連れが同乗することになりました。
とはいえ展望キャビンの定員は100人ですから搭乗率の低さはかなりのものです。瀬戸大橋タワーとは違ってこちらは添乗員が必ず1人つくことになっていますが、とくに案内放送をするわけでもなく、ただ座っているだけみたいです。

直径16mの展望キャビンは右回りで上昇下降し、全行程の所要時間は約10分です。

この日はやや曇りがちな天気だったものの、朝から汗だくになるような暑さで、ご覧のように人工海岸は海水浴客でごった返しています。
そしてこれが明石海峡大橋。主塔の高さは舞子タワーの倍以上もあるんですからいかに巨大なものかがおわかりになるでしょう。
おみやげ売り場にはささやかながらタワーオリジナルグッズコーナーが設けられています。今回私が買ってきたのはタワーのキャラクターをあしらったレターセット。

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