避妊手術について   このページでは当院で行っている避妊手術のながれについて説明いたします。




@ 抗コリン剤、非ステロイド系鎮痛剤、抗生物質の投与。

A 静脈ラインの確保(前足の静脈に柔らかいカテーテルを挿入留置します。)
  これにより輸液剤の投与や鎮静剤、麻酔剤、救急療法薬などの投与をスムースにします。

B 輸液開始(点滴)・・・手術中の血圧の低下や出血に備えます。
   鎮静剤、オピオイド系鎮痛剤投与・・・・・麻酔剤を効きを安定させるのに重要になります。

C 毛刈り・・・・・・・バリカンで手術部位の毛刈りをします。

D 導入麻酔剤投与(静脈より)、酸素吸入。その後
   気管チューブ挿管、吸入麻酔(イソフルレン)にて維持麻酔開始。

E 仰臥に体を固定し、心電図、血圧などのモニター用具を装着。 
                       

F 術野の消毒、切開部位への局部麻酔剤(キシロカイン)注射。
                       

G 術者の消毒、無菌のガウン、手袋装着。
                       

H 麻酔モニターをチェック
  心電図、血圧、ヘモグロビン酸素飽和度、体温、麻酔ガス濃度、脈波を
  生体情報モニター画面、ドップラー血流計にて異常がないか確認。

I 手術用ドレープの装着・・・手術部位以外の部分を無菌のドレープで覆います。
   手術開始・・・・モニターで体に異常がないのを確認後切開。
                       

J 卵巣子宮の切除・・・・・各血管、間膜などをレーザーメスを用いシール切断。(小川病院)
                   (糸で結ぶことなく、短時間で閉鎖切断します。)
          血管が太い場合は合成吸収糸(数週間で溶ける糸)で結び切断します。
          *南台病院では、ほぼ全ての血管を高周波手術装置にて閉鎖しております。
                   
                  

K 子宮断端の縫合・・・・・子宮断端はレーザーメスでは閉鎖が出来ないので、
                合成吸収糸(数週間で溶ける糸)で縫い合わせます。
                       

L 腹筋、皮下組織の縫合・・・合成吸収糸(数週間で溶ける糸)で縫い合わせます。

M 皮膚縫合・・・・・ナイロン糸(溶けない)で縫合にて終了。
                       


 以上避妊手術を例にとり紹介しましたが、どの手術も基本的には同様の方法で行っております。

また、体調、年齢などにより鎮静剤、鎮痛剤、麻酔薬の種類、量を変えて投与しております。

手術を受ける前、退院後の注意事項はこちらをご覧ください。

           手術前のご注意   退院後のご注意

診 察 案 内 獣  医  師 小川病院 周辺地図  
医 療 設 備 休診のお知らせ 南台病院 周辺地図  
新 着 情 報 病院の様子 サイトご利用上の注意  
初診カード Q & A 高度医療施設への御案内