コルト納車までのいろいろ

　忘れもしない２００８年５月３日。セリカで白鷹町を走行中に，ボンネットから白い粉のようなものが舞った（ようにみえた）。最初は砂かと思ったが，それにしては量が多すぎる。と思いながらふと水温計を見たら，針が振り切れているではないか！とほぼ同時に，ボンネットの網の部分から，また白いものがモウモウと吹き出してきた。やばい，オーバーヒートだ，ということで近くのサンクスに緊急待避。とりあえず，ＪＡＦの出動を願うことにした。

　程なくＪＡＦのお兄さんがやってきて，手持ちのクーラントと水を補充してみるも，冷却水が漏れてくる。ということで，おそらくはラジエターの故障で自走不可能との判断。このまま長井方面に引き返しても無意味なので，トラックに乗せられて山形市に向かうことに。一応自走してトラックに乗せる。
　幸運というか何というか，この日までカローラ店が日直体制で受け入れ可能だった（５月４日以降は休みだった）。さらに，クルマの保険のロードサービスで，３５ｋｍまで無料で運んでもらえる。カローラ店までは２９ｋｍ，絶妙な距離であった。無事カローラ店に到着し，代車をお借りして足は不自由しないことに。ありがたやありがたや。但し，当日中の整備はできないということで，故障の状況を含めて対応は約１週間後に決めることに。エンジンには悪影響は無いはずだが・・・少々心配。

　ところで，今回の故障とは関係なく，２００８年内（冬前）にはセリカを手放して乗り換えるつもりではあった。しかし，今回のオーバーヒートでエンジンにまでダメージがあった場合，すぐセリカをあきらめて乗り換えを検討しなくてはならない。その夜，ネットで色々見ている中で，前々から気になっていたコルトのページを見たら，特別仕様車があるではないか。
　その特別仕様車（ＲＡＬＬＩＡＲＴ Ｖｅｒｓｉｏｎ−Ｒ Ｓｐｅｃｉａｌ ）の特徴は，ドア回りをシーム溶接することにより剛性アップ，という何ともマニアックなもの。もしかしたら，これに乗り換えるのが運命・・・などとちらっと思ったが，もう少し広いクルマに乗りたい気がしたのと，セリカが戻ってくるのを期待して即決はしないことに。でも，そのうち三菱のお店に行ってみよう。

　故障発生からおよそ１０日の後，セリカは戻ってきた。ラジエター修理が中心で，最小限の出費（３万円）で済んだ。その後，５月はいろいろとバタバタしていて，特に具体的な動きは無し。

　６月１日，少し時間ができたので，重い腰を上げて近くの三菱店に行ってみる。カタログをもらって説明を受けるも，特に詳しい商談は無し。巷では冬に発売されると噂されるギャランフォルティスのスポーツバックを含め，いろいろと雑談に興じる。 Ｖｅｒｓｉｏｎ−Ｒ Ｓｐｅｃｉａｌは限定車的な扱いであるが，セールスさん曰く，それほど数は出ないでしょうからゆっくり考えてみてください，とのこと。そんなこんなで，帰宅。

　６月１日の夜，三菱店から電話が来る。 Ｖｅｒｓｉｏｎ−Ｒ Ｓｐｅｃｉａｌが６月４日でオーダーストップ，再度の受注については未定とのこと。ということで，突如決断を迫られてしまったのだった。

　それから３日間，あれこれあれこれ悩むが，大人が４人乗れるし，軽くて燃費もそこそこ良いし，パワーもあるし，マニアックだし，ということで，購入を決断。６月４日の夕方，仕事をさっさと放り投げて商談。ローンを契約する前に，クルマの購入を契約！

　待つこと２ヶ月弱，７月２７日にコルトはやってきた。思えば，６月１日に三菱店に行かなかったら，商談のテーブルにすら着くことができなかったわけで，まあこれも幸運のうちだったのだろう。

主要諸元
車名 / グレード	コルト / ＲＡＬＬＩＡＲＴ Ｖｅｒｓｉｏｎ−Ｒ Ｓｐｅｃｉａｌ
シリアルナンバー	＃１８９
車両（車台）形式	ＣＢＡ−Ｚ２７ＡＧ
エ ン ジ ン 形 式	４Ｇ１５ （ＭＩＶＥＣ ＴＵＲＢＯ）
排   気   量	１４６８ ｃｃ
最高出力/最大トルク	１２０ ｋＷ （１６３ ｐｓ） / ２１０ Ｎ・ｍ（２１．４ ｋｇ・ｍ）
ミ ッ シ ョ ン	５速マニュアル

セリカと比べて
ここが○	ここが×
大人が４人，しっかりと乗れる。	乗車定員が５名→４名に減った。
後席には，立派なヘッドレストも装着。	後席ヘッドレストのため，後方視界が悪くなった。
頭上空間も広々。	台に上らないと洗車できなくなった。
クラッチが軽くなった。	クラッチが過敏で，ドカーンとつながる。
良く効くブレーキ。	すさまじいブレーキダスト。 週１の洗車必須？
かっこいい純正ホイール。	マニアックなタイヤサイズ，２０５／４５Ｒ１６。 冬タイヤ，どうしよう・・・。

ちょっとだけ， 写真集

全身真っ黒。	排ガス，三つ星（☆☆☆）です！