旅の記憶 その5

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初めてのツーリング



0,バイクの入手  


 件の四国旅行から帰ってきた私であったが,今では全く信じられないことにお金が残っていた。年度が替わり研究室に配属されれば時間が無くなるのでは・・・と思い,なんとなく普通二輪の免許を取ることに。 結局は新年度になってからも1ヶ月ほど通ってうことに。
 教習の予約ミス(勘違い)により,記念すべき第1回目の教習をすっぽかしたり,8の字をうまく回れず足踏みしたりしながらも,奇跡的に免許取得。



1,登場人物とバイク  


 メンツは当時のO阪F民会のメンバー3人。
  
U氏・・・CB400スーパーフォアに乗る超人(当時)。チェンジペダルを失った状態で岩手から帰ってきたらしい。
  T氏・・・ZZ−R400に乗る薬学部生(当時)。その後ZZ−R400は私の所有物に。
  M(管理人)・・・二人と比べれば超初心者もいいところ。
 
 ちなみに,私以外は大型免許を所有する本格派。出発前から足ひっぱりすることは必至。



土湯峠にて。
左からCB400SF,FZR250R,ZZ-R400。
栄光のFZR250R。


2,出発・福島に向かう 仙台〜(県道31)〜村田〜(県道14)〜大河原〜(国道4)〜福島
 出発,久しぶりに早起き(6:30)する。ほとんどなにも食べないまま出発。おなかがすき,すぐ近くのコンビニで燃料補給。
 4号線は混むので,村田周りで大河原に向かう。高速の脇を併走する。そっちは楽なんだろうなと言う思いでいっぱいになるも,ガソリン満タン,快調に南下する。
 大河原で4号線に入り,さらに南下。割と通り慣れているので,何の気なしに走ってしまった。しかし,県境(宮城/福島)辺りから俯瞰する福島の盆地が今までよりきれいに見えたのは気のせいだろうか?



3,土湯峠を越え,ラーメン屋を探しに 福島〜(国道115)〜猪苗代〜(県道7)〜塩川/喜多方

 福島から115号線で土湯峠(新道)へと登る。つい最近通ったことががあるような気もする。山道を車よりすいすい登っていく(軽いから当たり前か・・・)ので,気持ちがよい。途中の道の駅で休憩していると,CBR1100XXスーパーブラックバードを2台従えた一行に会う。大きいバイクは楽でいいんだろうな・・と思い,大型が欲しくなる。しかし,倒れた車体を起こす時点で不合格になりそう・・・。閑話休題,ここのトイレの手洗い用の水は猛烈に冷たい。でも,気持ちが良かった。
  道の駅から少々登ったところ(土湯トンネルの手前)で休憩。前ページの写真はここで撮ったものである。焼き芋屋さんがいて食べようかと思うも,変に残りそうなのでやめておく。ここからの眺めはいい。緑の森,その中を道路が蛇行している様子が見て取れ,ちょっとばかり雄大な気分になれる。
  トンネルを出てひたすら下る。猪苗代の手前から県道に入ろうとする辺りで,ちょっとアクシデント。U氏のフロント泥よけ部分が割れているではないか。コンビニでテープを買い応急処置。後は車通りの少ない県道を磐越西線を横目に見ながらひたすら走る。適度なコーナーとそこそこ状態の良い道のため,気分がよい。喜多方でラーメンを食おう(定番)ということで,店を探す。

 ※後日談:応急修理のためのテープを買ったコンビニ,消滅していました。う〜む,なかなか厳しいんだなぁ。


4,左手の筋力トレーニング 喜多方〜(国道121)〜田沢/米沢〜(県道244)〜川西〜(県道251)〜長井〜(県道9)〜白鷹〜(国道287)〜東根〜(国道48)〜仙台

 喜多方の街に入ってすぐのところの店でラーメンを食す。この店は喫茶店とお好み焼き屋(ラーメン屋)が隣接しているようだ(名前は忘れた)。ラーメンとカレーのセット(ジュース付きで800円)を食べる。なかなか安くていい感じ。喜多方らしく太麺だが,すこし縮れていた。腹ごしらえをし,山形へと向かう。

 大峠トンネル(R121,八谷街道)を越え,山形県にはいる。私にとってはちょっとした帰省のようなもの。途中,道の駅からT氏のZZ−Rと交換して走る。やっぱり大きくてらくちん,でも取り回しがうまくいかず,コーナーはきつかった。でも,いつかこんなバイクが欲しい。
 長井に入ってちょっとしたアクシデント。U氏が,蜂に刺される(母親の実家で手当て)。FZRのメインタンク(たぶん12l)が空になる。ここまで200kmぐらいなので,燃費は20km/lを下回る・・・・そんなものなのか・・・・。長井を抜けた後は,国道287号線を北上,寒河江にはいる。
  ここからが私にとって悪夢。この辺でクラッチの重さが負担となってくる。やはり整備はちゃんとするものだ,と思っても,もう遅い。国道48号線に入り何とか走るも,作並の辺りからなんと渋滞・・・・ってゆうか,休日だから当然なのかも。ここから,ギアチェンジにひぃーひぃー言いながら,何とか自宅へと向かう。







傾向と対策

 今回の走行距離,約350km。所要時間は10時間。 レーサーレプリカでも,この距離は何とか行けそう。
 このミニ・ツーリングの後,クラッチを分解整備したため非常に軽く楽ちんに。っつーか,出発前にやっておくべきだった。
 もうひとつ,シートが固いため,途中でお尻が痛くなった。今乗っているZZ−Rでは,長時間乗ってもそれほどつらくない。やっぱり,ツアラーは良いなぁ。




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