歌い継ぐ意義語り合う
地区に伝わる童歌 ♪♪♪ 子育て母いやす歌
大川で「筑後川」シンポ
22日開かれる『團伊玖磨記念「筑後川」IN大川2006』(実行委主催、朝日新聞社共催)の関連行事、「歌い継ぐシンポジウム」が1日、大川市古賀政男記念館・生家であった。
團伊玖磨さん作曲の合唱組曲『筑後川』の演奏会を、上流から下流へ5年をかけて順番に開催する企画のフィナーレを前に、音楽指導者や声楽からが自らの活動や地域で歌い継ぐ意味などについて語った。
大川児童合唱団の指導者などを務める石橋良知・市教育長が「大川の地で歌い継がれる歌」をテーマに基調講演。地元出身作曲家の古賀政男さんの曲や、肥後街道の宿場町などとして栄えた同市小保地区
に伝わる色々な童歌を実際に歌いながら紹介した。石橋教育長が大川小学校長時代、『筑後川』の第5楽章「河口」を6年生全員が卒業式で歌うことになり、今でも続いているという。
シンポには團さんの活動を支援した中野政則さん、古賀メロディーギターアンサンブル代表山田永喜さん、声楽家木村襟子さん、鞭眞子さんが参加。北原白秋の歌を歌う木村さんは「35年前に柳川に来てから
、子育てするお母さんに歌でなごんでもらいたいと思って取り組んできた」。古賀メロディーを中心に演奏活動をする山田さんは「古賀メロディーは大川に必要な音楽。記念館を核とした音楽村をつくりたい」などと話した。 |