スラムが選ぶ『忍空 -NINKU-』の名言
スラムが選ぶ『忍空』の名言
私の中で再燃した桐山光侍先生が原作の「忍空」「忍空 SECOND STAGE 干支忍編」から選んだ名言を紹介します。
「今ようやく俺の2年9ヶ月ごしの大作『お腹にしあわせスープ』が出来上がったところだ」
朱利&結夏の父/「NINKU -忍空-」文庫版第1巻より
→泉谷しげる似の親父が風助にスープを食べさせたときの台詞。某コミック研究本でも言われましたが、何に2年9ヶ月も
かかったのか気になります。そして、味もです。伝説のジャイアンシチューよりもましかもしれない(爆)

「おめぇは嫌なもんいっぱい見てきた。これからは綺麗なものだけ見ればいい。
それは俺が見た中で一番きれいなもんだ」

風助/「NINKU -忍空-」文庫版第1巻より
→風助が結夏に母の形見の石のひとつを渡したときの言葉。風助流のさりげない優しさを垣間見ることが出来ます。

「お前に言われたくねえよ。それに俺は図工は5だよ」
忍空組の残党/「NINKU -忍空-」文庫版第1巻より
→風助に「顔も悪いけど、頭も悪いな」と言われたときの台詞。シリアスな戦いの中でもギャグ的な台詞が出てくることも…。

「おめぇは男嫌いだから知らねぇかも知んねぇけど、
男は一度約束したことを守れねぇのが一番つれぇんだぞ」

風助/「NINKU -忍空-」文庫版第1巻より
→戦争で恋人を亡くして、男嫌いになった緑から借りたパンツを返したときの風助の台詞。

「あいつを…人間に戻してやってくれ。それが…忍空を奴に教え込んだ
俺の…俺のできる…最後の親心だ…」

藍眺/「NINKU -忍空-」文庫版第2巻より
→麒麟(正体はかつての藍眺の弟子の浜地/アニメでの声優は草尾毅)と戦ってダメージを受けた藍眺が風助に対して言った言葉。

「かわいそうにな…あいつはもう…腹減って飯を食っても…うめぇって分かんねぇんだ…
友達と楽しく遊ぶことも…父ちゃんや母ちゃんの優しいぬくもりを感じることも…」

風助/「NINKU -忍空-」文庫版第2巻より
→「忍影腹の術」という死ぬまで解けないパワーアップの術を使った麒麟と戦ったときの風助の台詞です。悲しさが漂います。

「隊長に殺されれば…本望ですよ…」
麒麟/「NINKU -忍空-」文庫版第2巻より
→藍眺が麒麟に止めを刺す前の台詞。狂戦士化したはずが実は仮死状態の後に戻っていた…!?

「…へっ…俺は…物心ついた時から…天涯孤独の身よ…そんな俺は…
まして弟子など…この世に存在しねぇのさ…」

藍眺/「NINKU -忍空-」文庫版第2巻より
→麒麟に止めを刺した後の台詞。麒麟が持っていた写真を握り締めて、涙を流しながらこの台詞を言いました。

「もし無事に抜けられたとしても…そうしたら私、忍空使いになっちゃうわ!一生履歴書に
特技『忍空』と書かなきゃならない!もうだめ!お嫁に行けなあああい!!」

里穂子/「NINKU -忍空-」文庫版第3巻より
→強力な催眠効果のある花が咲く忍空の里への道での里穂子の台詞。忍空の里を抜けるしかないと聞いた途端に…。

「なんでもみさかいなしに人を殺す血も涙もない人だとか」
汁水/「NINKU -忍空-」文庫版第4巻より
→汁水が藍眺と初対面したときの場面より。「戦での噂はよく聞いていますよ」あたりまでは良かったのだが、すぐに藍眺の表情が一変します。

「よし!刃には刃をだ!はりねずみさんと刃物は使いようとも言うしな!!」
風助/「NINKU -忍空-」文庫版第4巻より
→コマンドアーマーの残党との戦闘中での風助の台詞ですが、一緒にいた藍眺から「そんな諺はない」とすぐに突っ込まれました。

「お前は少年誌をなめている」
赤雷/「忍空〜NINKU」文庫版第4巻より
→元忍空隊長の赤雷と黄純のコンビが何もない部屋に入り、黄純が安堵した後に、大量の罠が出てきたので、
赤雷がこんな面白い言葉を発しました。

「うまぃややや!!うますぎてふりかけがほしいやあ!!」
氷刹/「NINKU -忍空-」文庫版第4巻より
→屈折したグルメでもある氷刹の絶叫。それにしても、なぜに「ふりかけ」なんだ…!?

「焼き豚になるか…冷凍マグロになるか…生きているうちに決めろ」
黄純&赤雷/「NINKU -忍空-」文庫版第4巻より
→氷刹を追い詰めたときの氷の忍空技を使う黄純と炎の忍空技を使う赤雷の台詞。

「今夜も景気よくドピュッといくぜ!」
螺旋竜の手下/「NINKU -忍空-」文庫版第4巻より
→読切「ナイフの墓標」に出てきた海賊の螺旋竜一味の台詞。何故か「ドピピの方がいいんじゃない」と突っ込まれます。

「本当の自分を偽っているうちは…誰も…本当に幸せになんかなれねぇ…
やってることが悪いんじゃねぇ…やろうとしていることが何にも生まれねぇだけだ…」

風助/「NINKU -忍空-」文庫版第4巻より
→読切「透きとおったハンカチ編」の最後のあたりにある台詞。村民は知らない裏の顔がある村長が登場しました。

「強さが人を殺めるんじゃねえ。強さに溺れる人間が人を殺めるんだ」
橙次/「忍空〜NINKU」文庫版第5巻より
→「忍空」のセカンドステージの最初の話で、「俺は強い奴は嫌いだ」と言った風助に対して言った橙次の台詞です。

「おチビちゃんの嫌いな強さ…そいつは確かに人を殺める最高の道具だぜ。
ただ、その強さってのは、人を守る最高の道具にもなるんだぜ」

黒楼/「忍空〜NINKU」文庫版第5巻より
→セカンドステージ初登場の黒楼が、水の忍空技で橙次達を助けた後に、風助に対して言った台詞です。

「屁でなし病だ…屁が出なくなるな」
/「NINKU -忍空-」文庫版第6巻より
→「ちょっとだけfarst stage」編での風助にかかっている病気について聞かれた橙次の台詞。「へでなし」は栃木県の方言でもあります。

「ゴタゴタ言ってるとリール巻きまくるぞ!」
つり野郎党/「NINKU -忍空-」文庫版第6巻より
→「ちょっとだけfarst stage」編に出てきた悪役の台詞。つり野郎党は風助にリールを投げつけました。

「自殺ばっかり繰り返す金髪野郎…屁が出ねぇって言って…死ぬほど騒ぎまくる奴…
今度は…口にとうもろこしくわえて…10日間も気絶…っていうか寝てる奴…
俺のところに運ばれてくる奴は…そんな奴…ばっか…俺…転職しようかなぁ…」

黄純のかかりつけの医師/「忍空 零 -忍空短編集-」より
→変わったヘルメットみたいなものをつけている医師の台詞。干支忍たちの強烈な個性も読み取れそうな気がします。

「プロペラも自立したい年頃なんだよ」
橙次/「忍空 零 -忍空短編集-」より
→私の中で受けた台詞です。よく調子が悪くなる橙次の飛行機ですが、プロペラが外れてこんなことを言えるとはある意味、大物です。

「どっちが『兄』で…どっちが『旦那様』だ!?」
橙次/「忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-」第2巻より
→ヴェルがROKUDA軍に対して誤魔化している場面での台詞。ヴェルを初恋の人・茜とダブらせている橙次です。

「たとえ見かけても一切お伝えしませんわ。特に…よそのお家に
いきなり土足で踏み込んで来るような連中には」

緑里(ヴェル)/「忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-」第2巻より
→ROKUDA軍に対しての強気な台詞です。今まで演技していましたが、この台詞こそ『本心』でしょう。

「あまい!あまい!砂糖500グラム一気食いよりあまぁあああい!!」
土紋/「忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-」第3巻より
→風助や緑里(ヴェル)たちがアルーベを元に戻そうするエピソードより。実際に一気食いした方はいるのでしょうか?

「おめぇらみてえな人間はどうしていつもそうなんだ?
ちょっと気にくわねぇことがあると簡単に人を殺そうとする…
おめぇら今まで誰からも…周りの人から…本当に愛された記憶はねえのか?
きっと、本当の友達や小せぇ頃、優しく許してくれた大人が周りにいなかったから、
人の命を簡単に考えるんだ…おめぇ、そんなことでこの先一体何が待ってるんだ?」

風助/「忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-」第4巻より
→黄純を狙撃しようとした連中を追い詰めた場面より。その後、風助は「空透乱」という嘘をつくと風の龍に襲われる技を使います。

「おめぇが言ってたのは…多分みんなが本当に…笑って暮らせる楽しい世の中のことだろ?
それって…俺とおめぇが殺し合わない限り出来ねぇものなのか?俺とおめぇのように…
この世のみんなが友達になれば…きっと…そんな世の中が出来るんじゃねぇのか?」

風助/「忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-」第4巻より
→覆面のようなメイクをした僧侶が「君の友達(黄純)の命を奪うことになるかもしれない」と言った後の風助の言葉です。

「一日でも早く美し過ぎちゃってどうしようもない世の中が来るのを切に願っている」
兄弟の僧侶/「忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-」第6巻より
→林慶と戦って敗れて、恍然宗という組織について語った後に去っていった兄弟の僧侶の台詞。この台詞でのコマも印象的です。

「おめぇ…可哀相な奴だな…人の命を…少しも大切に思ってねぇ…ってことは
おめぇは今まで…誰からも心から大切に思われたことがねぇってことだもんな」

風助/「忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-」第6巻より
→暗闇の技を使う恍然宗の刺客・阿武礼由と対峙したときの風助の台詞です。風助の名言は心がこもったものが多いです。

「行け!一斉に飛びかかって適当に振り回せ!『行き当たりばったり』だ!
『大は小を兼ねる』!『猿も木から落ちる』!『時は金也』!(関係なし)
まぐれあたりある!のみ!必ずそいつを!!仕留めろ!!!」

阿武礼由/「忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-」第7巻より
→第3巻にあった土紋の台詞に匹敵する面白い悪役の台詞です。関係あるのは「行き当たりばったり」のみです。

「やっぱりいいねここは…リゾート地にでも来た気分だぜ。
残念なのはこのカビ臭さと水着のおねえちゃんがいねえってことかな」

磨阿狗/「忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-」第9巻より
→求煉の塔に来たときの磨阿狗の台詞。このシリーズには面白い悪役の台詞がたびたび出てくると思います。

「私も…みんなと同じ干支忍の一人。光の山吹じゃ。そして…私は…正真正銘
最高の忍空使いの一人であるお父さんの娘じゃ…逃げん…私はどこにも逃げんよ…」

山吹/「忍空 -SECOND STAGE 干支忍編-」第9巻より
→山吹の父・林慶がしばらくここで待っているように言われた後の山吹の台詞。彼女の心の成長が伺えます。

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