激亀忍者伝

激亀忍者伝



元号が平成に変わった1989年にコナミから発売されたアクションゲームで、亀の姿をした非常にノリの良い4人組の
忍者が活躍するアメリカ生まれのコミック&アニメの「TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES(T.M.N.T)」を元にしたゲームです。
このタイトルになった経緯として、当時の日本ではまだ「T.M.N.T」が一般的でなく、こういう題名をつけられたという説があります。
「激亀」と言われると、新手の形容詞のようです。「T.M.N.T」といえば、1993〜95年までテレビ東京でそれのアニメが放送されていました。
放送時間は、水曜日の午後6時半でしたので、「ドラゴンボールZ」を見る前にこれを見ていました。
しかも、悪役のシュレッダーの声は、「スラムダンク」の赤木剛憲と同じです(笑)

ゲームの内容は、4人の仲間を切り替えながら、「スーパーマリオブラザーズ3」でいうところのワールドマップ的な役割を果たす街中の画面や、
横スクロールステージを進んでいきます。ライフがなくなると、縮んでしまい、元の亀の姿に戻ってしまいます。
また、彼等の回復アイテムは「ピザ」です。半分サイズやまるまる1個サイズ等があり、横スクロールステージに落ちている。
やはり、ピザを見ると、彼等の存在を連想します。私はこのゲームをクリアしたことがないですが、ステージ2のダムを泳ぎ、一番奥に仕掛けられた
爆弾を取り除き、ダムを脱出するというステージが一番記憶に残っています。いつもの横スクロールステージと違う感じが出ていました。
また、ステージ1のボスであるアニメにも出てきたミュータントのビーバップ(豚)とロックステディ(サイ)も忘れられません。

彼等の武器は、4人組のリーダー格であるレオナルドの刀、ミケランジェロのヌンチャク、ドナテロの棒、ラファエロのサイがります。
私はこのゲームで「サイ」という武器を知りました。「サイ」とは、十手のような武器で、沖縄が発祥の武器であります。
横スクロール面は、下水道っぽいものが多かったです。やはり、下水道を棲みかにしているという設定からでしょうか。
スタートボタンを押すと出る仲間を切り替える画面では、師匠であるネズミの姿をしたスプリンターや、忍者タートル4人組と仲が良い
女子アナウンサーのエイプリル・オニールがアドバイスしてくれたりします。また、ステージの全体像のような画面もありました。

いろいろ私の中にある記憶を辿って書いてみました。タイトル画面をそのままにしておくと、4人組が武器を振り回している
画面が出てきた記憶もあります。あと、「カワバンガ!」という彼等の合言葉もありました。サーフィン用語から来ているらしいです。
それと昔、NHK教育の番組に登場していた「ヤンチャー」という忍者タートルっぽい姿の亀のキャラクターを思い出しました。
最後にひとこと・・・「それにしても『激亀』って、他に何かなかったのでしょうか?(笑)」


前にもどるホームにもどる