ドラゴンクエスト2(ファミコン版)

ドラゴンクエスト2(ファミコン版)



このゲームは、「ドラゴンクエスト1」のレビューでも述べたとおり、「ドラゴンクエスト3」をクリアした後にプレイしました。
主人公のローレシア王子は、他の2人の王子と王女を探し、3人パーティーを組み、ハーゴンを倒す冒険へと出ます。
サマルトリア王子ののんびり屋なところが印象的です。最初は「あの野郎、探させやがって…!」と怒ったことがありましたが、
次第に彼の性格が気に入り、シリーズを通して特に好きなキャラのひとりになりました。回復魔法も使えるので、
良きサポート役としても活躍しました。ムーンブルグ王女は、最初は魔力で犬の姿にさせられていましたね。

このゲームで一番記憶の残るダンジョンは、ラストダンジョンであるハーゴンの城を差し置いて、ロンタルキアの洞窟です。
ドラクエの歴史に残る「長いダンジョン」のひとつです。長い洞窟を抜けた後の真っ白な平原も忘れられないです。
この光景を川端康成風に例えると「ロンタルキアの長い洞窟を抜けるとハーゴンのお膝元だった」でしょうか。
ハーゴンで思い出しましたが、ハーゴンの服を見て「よだれかけをしているのか?」と子供心に思ったことがあります(笑)
実際にそうだったら、嫌ですね…。ロンタルキア地方の敵で外せないのは、「元祖ザラキング」こと「ブリザード」がいます。
名前とは違って、吹雪を吐かずに、ザラキを唱える強敵(難敵)なのです。2にはヒャドや吹雪は存在しないのですね。

福引所も当時としては面白かったです。福引券を持っていると、スロットマシーンらしきものをやることができましたね。
某所で聞いた話ですが、「ふくびきけん」と表記されていたので、武器(剣)の一種と勘違いした方もいらっしゃるとか…。
海底の洞窟にいる「地獄の使い」という敵キャラを見て、「マラカスを持っているみたいだな」と思いました。
実際、ドラクエ4コマでそのようなネタがありました(笑)リビングデッドを「台所の死体」と呼んでいたこともありました。
正しくは「生きる死体」のような意味ですが…(苦笑)どのRPGゲームにも、ツッコミ所がある敵は必ずいるものです。

このゲームでは、「ドラゴンクエスト1」の舞台であったラダトーム近辺に立ち寄ることもあります。
竜王の城も残っており、最下層には竜王の子孫(ひ孫)がいます。ごく最近になって分かった話ですが、
リメイク版で、この竜王の子孫には「リュウちゃん」という名前(?)があるそうです。この名前を見ると、
物真似や体を張ることでも有名な某お笑いトリオの一員、もしくは、夜麻みゆき先生のドラクエ4コマを連想します。
前作のラスボスから、主人公達の協力者に一転した竜王の子孫もこのゲームで好きなキャラのひとりだったりします。

【このソフト発売当時(1987年1月26日)の時代背景】
この当時のヒット曲に、近藤真彦「愚か者」、中山美穂「WAKUWAKUさせて」、安全地帯「好きさ」、長山洋子「ヴィーナス」、
久保田利伸「TIMEシャワーに打たれて」、少年隊「バラードのように眠れ」、C-C-B「ないものねだりのI Want You」等があります。
この当時の出来事に、日本初の女性エイズ患者を認定、映画「マルサの女」の封切などがありました。また、1987年といえば、
国鉄が民営化し、JRが発足した年でもあります。「ドラゴンクエスト2」の発売日は、私の7歳の誕生日でもあります。


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