コナミワイワイワールド

コナミワイワイワールド



このゲームソフトは、コナミのキャラクターが一堂に会するというものでした。
いわば「コナミ・オールスター」ともいえます。もしくは、コナミ版「ファミコンジャンプ」ともいえるゲームです。
このゲームの目的は、正義の味方のコナミマンとシナモン博士が作ったアンドロイドのコナミレディーが、
ワルダーの手によって捕まったコナミのヒーローを救い出し、ワルダーを倒すのがゲームの目的です。

登場するコナミのヒーロー達は、「がんばれゴエモン」からゴエモン、「悪魔城ドラキュラ」からシモン、「グーニーズ」からマイキー、
「キングコング」からキングコング、「月風魔伝」からフウマ、「グラディウス」でおなじみのモアイの6名です。
「グーニーズ」と「キングコング」は映画を元にしたゲームですが、コナミが発売していたので、「コナミのヒーロー」という位置づけです。
さらに、各ステージに行くための転送装置を操作しているのは、「けっきょく南極大冒険」のペン太郎なのです。

基本的には、アクションゲームですが、ラストステージの手前のステージは、シューティング面になっているのです。
シューティング面は、「ツインビー+グラディウス」という感じで、前半がツインビー風、後半がグラディウス風になっております。
アクションステージは、海底洞窟がマイキーステージ、江戸の日本がゴエモンステージ、地獄がフウマステージ、
中世の城がシモンステージ、大都会がキングコングステージ、遺跡がモアイステージとなっています。

このゲームのキャラクターグラフィックはリアルなので、敵キャラの中には、姿を見て、ビックリしたものがいくらかあります。
シモンのステージの一つ目のガマガエルのような姿のボス敵、フウマのステージにいる「月風魔伝」のラスボスとしておなじみの龍骨鬼、
そして、ラストステージのワルダーの手前にいる中ボス的存在の敵と、ラスボスのワルダーは、ものすごくインパクトのある姿の敵キャラです。
当時、小学生だった私は、「夢に出てきそうだ」と思い、かなりビビリながら、それらの敵と戦いました。

やはり、それぞれのステージの敵キャラもコナミの各作品からの登場となっています。
例えば、フウマステージの後半の敵キャラは、「月風魔伝」の中ボス級の敵キャラだという具合に。
シモンステージには、いちおうドラキュラが出てきます。しかし、このゲームでは雑魚敵扱いです。

ゴエモンステージとマイキーステージにあるミニゲームは、丁半博打、スロットマシーン、神経衰弱の3種類あります。
丁半博打では、勝てば弾丸2倍、負ければ弾丸が半分になります。
スロットマシーンは、組み合わせによって、仲間を生き返らせたり、ライフが回復したり、弾丸が貰えたりします。
神経衰弱は、カードの数が合えば、ライフ回復、外れれば、ライフ消費となります。
当時小学生だった私は、スロットマシーンの店のバニーガールにドキドキしていました。

このゲームや「ツインビー」シリーズでおなじみのシナモン博士には、サイモンという弟がいるのです。
彼は、弾丸100個で仲間を生き返らせてくれるのです。それにしても、ネーミングが面白いですね。
ネーミングが面白いといえば、ワルダーもそうです。エイリアンのような姿なのに、名前が面白いのです。

話がそれますが、あの高橋尚子と対戦したルーマニアのマラソンランナーのリディア・シモンという名前を見て、
私は「ファイナルファンタジー4」のリディアでなく、「悪魔城ドラキュラ」のシモンを思い浮かべました。
また、「ファイナルファンタジー」シリーズの「風魔手裏剣」というアイテムを見て、「月風魔伝」のフウマを思い浮かべてしまいました。


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