石けんの疑問Q&A


 石けんに対する、疑問等をまとめました。
 疑問なことがありましたら分かる範囲でお答えしたいと思いますので、質問をお寄せ下さい。
Q1.石けんに切り替えたら、汚れが落ちないし、ぬるぬるするし・・・使いづらいけど?
Q2.石けん、石けんって言うけど、洗濯に使ってるのは、皆粉石けんでしょう?
Q3.手づくり石けんの作り方は?
Q1.石けんに切り替えたら、汚れが落ちないし、ぬるぬるするし・・・使いづらいけど?

 私も初めて使ったとき、そう思いました。過去に使い始めたのですが、そんなわけで一度あきらめ使うのをやめてしまった事があります。でも、それには怖い理由があるんです。 
 台所用合成洗剤の主成分である「ポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム」は陰性イオン系の界面活性剤で皮膚浸透率が極めて強く、一度くっつくと洗っても完全には取れないのが特徴です。
 それを石けんで洗うと食器に残って皮膜を作っていた合成洗剤が溶けて一時的にぬるぬるしたり、白くくもったりします。石けんに切り替えて、2週間から1ヶ月くらいで、くもりは解消されるんです。あきらめないで使いつづけてください。
 この毒性について。『蛋白質変性作用』があげられます。最近の合成洗剤は高濃度のものが多くなってます。しかし、主婦湿疹のような手荒れは以前より減っている。これは毒性が無くなったのではなく、非イオン系の界面活性剤を混ぜているためと思われます。そのため、目に見えた症状は少なくても、少量で皮膚への浸透が大きく、海面活性効果も長く続くと言われています。
 素焼きの食器は家庭で一番使われていると思うのですが、洗剤成分が一番浸透するといわれています。洗剤成分が浸透した器にお湯を注ぐと溶け出してきます。そして、身体の中に有害成分が入ってしまうんです。
 あなたは、合成洗剤を使う勇気、ありますか?

Q2.石けん、石けんって言うけど、洗濯に使ってるのは、皆粉石けんでしょう?  いえいえ、粉で出来ているからって、すべて粉石けんとは言えません。「家庭用品品質表示法に基づく表示」の「品名」「成分」が重要なかぎを握っているんです。「品名」に石けんと書いてあっても、成分にとんでもないものが入っている場合もあります。
 詳しくは洗濯用粉石けんと無リン合成洗剤の比較を見てください。
Q3.手づくり石けんの作り方は? 材料:てんぷら油の使用済みのもの3リットル、苛性ソーダ400g(薬局に印鑑を持って買いに行く。)、水800cc〜900cc、18g缶、混ぜる棒(廃材など)、発泡スチロールの箱
作り方:缶に水を入れて苛性ソーダを入れ、混ぜる。熱が出てくる。
そこへ、油を入れる。(やけどに注意しながら。)
そしたら混ぜること、20分から30分・・・。休まずに混ぜてください。
発泡スチロールの箱に移して、上に布をかけるとよい。1週間から2週間、放置。
適当な大きさに切り分けて使うとよい。
この方法で作った石けんは、洗濯に使えます。
うちでは、子供の靴下、汚れた運動着の下洗いに使用。
※劇薬を使うので、必ず外でやってください。熱が出ますので、軍手等の手袋をご使用ください。

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