■下記の表を参考に、あなたがご使用の洗剤の表示をみて、安全なものかどうか調べてください・・・。

洗濯用粉石けんと無リン合成洗剤の比較

自然流「せっけん」読本 森田光徳著 農文協 より

   区別
内容 
粉石けん 無リン合成洗剤
シャボン玉 スノール 他社粉石けん
原料 牛脂、ヤシ油、パーム核脂肪酸、米ぬか脂肪酸などの天然の動・植物油脂 牛脂、豚脂などの動植物、大豆、なたね、米ぬか油、パーム、ヤシ油などの植物性の混合、または単独の油脂 LAS(石油系)
アルコール系(石油・植物系)
AS、SAS、AES、AOS、ASF、POE・Rなどの非イオン系の単独または混合
助剤
(添加剤)
なし 炭酸塩(50%〜30%)
メーカーによっては香料、金属封鎖剤を使用
硫酸塩、炭酸塩、珪酸塩、ゼオライト、蛍光剤、漂白剤、金属封鎖剤、香料など
成分 純石けん分99% 純石けん分50%〜70% 合成界面活性剤20%〜40%
用途 木綿から化繊、毛、絹まですべての繊維。
台所のフキンや食器洗いにも最適
木綿、麻、化繊 木綿、麻、化繊
洗い上り ふっくらとした洗い上り ソフトな仕上がり 生地がゴワゴワする。柔軟剤が必要。
人体への害および環境汚染 ○すぐ水と炭酸ガスに分解されるので、水を汚さない。
 石けんカスは微生物の栄養源となり、環境にリサイクルする。
●手荒れ、かゆみ、主婦湿疹などの皮膚障害をおこす。
●皮膚から体内に浸透して、肝臓、腎臓障害をおこす。
●蛍光剤は発ガン物質として食品および食品包装材料に禁止されている。紙コップ、フキン、生理用ナプキン、ガーゼ、包帯、トイレットペーパーなど多くのものに禁止されている危険物質である。
●排出された洗濯液は分解が遅く、河川、地下水を汚染し、微生物を殺し植物の生長を阻害し、また魚毒性および飲料水汚染の原因。
●ゼオライトは水に溶けずに水底に固まり、魚の産卵をさまたげ、生態系を破壊。
●他の毒性物質と相乗作用し毒性を強める。
○炭酸塩を使用していないので、手洗いしても肌にやさしい。赤ちゃんの肌着やオムツ、皮膚の弱いお年寄りや、アトピー、アレルギー性皮膚炎の人の下着洗いに最適。 △石けん分の少ないものは炭酸塩の含有量が多いので、手あれの心配がある。
●香料が多いほど皮膚刺激が強くなる。
●金属封鎖剤(エデト酸塩)は発ガン性の指摘があり浄水場でも完全に除去できず、水道水に混入の恐れがある。体内に侵入すれば健康を維持する必要な金属イオン(鉄分など)を排出させる。また皮膚粘膜を刺激する。

※LAS:リニアアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム  AS:アルキル硫酸エステルナトリウム
 SAS:アルキルスルホン酸ナトリウム  AOS:アルファオレフィンスホン酸ナトリウム
 AES:アルキルエーテル硫酸ナトリウム  ASF:アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム
 PEF:ポリオキシエチレン脂肪酸エステル  POE・R:ポリオキシエチレンアルキルエーテル
 POE・P:ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル


いかがでしたか? おたくの洗剤は、安全なものでしたか?

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