ペレルデラロサエ変種アンダーソニアエ(マミラリア属)
Mammillaria perezdelarosae var. andersoniae

2001年に公表された新しい品種で、鉤刺のペレルデラロサエの直刺変種。
直刺だから誰かの衣服にくっついて旅に出てしまうと言うことはない訳ですね。
ただ、ペレルデラロサエのピンク花に対して、この種は黄筋白花ですから、あるいは単独種なのかも知れません。
この苗のラベルには雪萌という名前も小さく書いてあったのですが、これが和名なのかなあ?次回この苗をゆずって下さったTさんに確かめてみようと思います。

密に生えた白い側刺に赤みがかった黒刺が映えてなかなかの優品で、将来人気種になるかも知れません。
原産地はメキシコ・サカテカス近郊の標高2000メートルの高地とありますから高山性のマミラリアで、原産地での確認数が1000株に満たない絶滅危惧種とされているようです。
径2.5センチまでで、あとは群生するらしいのでいわゆる超小型種ですが、日本で肥培すればもう少し大きくなるのかも知れません。
小型種なので種が取れれば、小さなフレーム栽培でも実生が楽しめそうです。

 


<ひとくち栽培メモ>

まだ来たばかりなので性質は分かりませんが、花の形から想像すると、テレサエやハウデアナ、ルエティほどの神経質な体質ではなさそうな気がします。
ただ、普及種の玉翁でさえ、さほど丈夫な根は持っていないマミラリアのことですから、水をじゃぶじゃぶやるのは多分駄目でしょうね。