カプトメデュサエ(ディジトスティグマ属)

これって一体何なんでしょう。
まずはサボテンかどうかも疑わしいのですが、有星類と交配すると発芽はしないが種は出来るというので、やはりサボテンなんでしょうね。
種の形も有性類のものに酷似しています。
実生すると土の中の根が肥大し、地上の枝のような本体はひょろひょろのままのようです。地中に芋を作ってそこから何本も枝を出す所なんかはサボテンよりはむしろ錦珊瑚のような芋型の多肉植物に似ています。
実生苗の双葉の間から本体がにょろにょろと伸びる所も、オプンチアや柱サボテンに似ています。
花が咲いた跡から仔を吹いてまた同じような個体が出てきます。
花の生長は異常とも言えるくらい遅く、蕾が出てから開花するまでの何と長いこと。
夏の終わりに出始めた蕾は結局秋の終わりまでには生長せず、そのまま落ちてしまいました。
花は噂の通り、有星類の兜や瑞鳳玉とよく似た底紅の黄花です。
形態としては非常に不思議なサボテンなんですが、いかんせん、姿形があまり宜しくない。
一時の話題で終わってしまわなければ良いのですが。

 


<ひとくち栽培メモ>

全然分かりません(;^_^A
取り敢えず有星類のつもりで栽培していますが、強光線には弱いようで、強い光線が当たるとすぐに紫色に変色してしまいます。
このため、現在は上に黒の寒冷紗を一枚かぶせて管理しています。
でももしかするとその姿こそが健康な形なのかも知れないし。とにかくまだ栽培方法が分かりません。