メキシカーナ(ゲオヒントニア属)

アズテキウム属のヒントニーと一緒の崖の中腹という特殊な場所に生えている新種だそうで、姿形もヒントニーによく似ていますし、花の姿や色も似ていますから、同属種かそれに近いものかと思っていましたら、性質はだいぶ違うようです。
もしかすると、ヒントニーから派生した突然変異種なんでしょうか。
ヒントニーがさほど手をかけずとも順調に育つのに比べ、メキシカーナの方は水が多いと直ぐに球体際の老化部分が溶けて無くなってしまうという、非常に特殊な体質を持っています。
最初の頃は各地の名人の温室で、なぜ下半分がへたってしまっている個体が多いのだろうと思っていたのですが、現実に自分で栽培してみて、その特殊性を身をもって体験することになりました。
とにかく水を控え、球体際が常に乾燥しているような環境作りが必要な気がするのですが、綺麗に育てるにはなかなかやっかいな品種みたいです。
苦労しがいのある品種とも言えるのかも知れませんが、栽培方法の確立まではまだ少し時間がかかりそうです。

<ひとくち栽培メモ>

湿気の多いのは苦手なんだろうか。そんな程度のことしかまだ分かりません。
かつての牡丹類の栽培方法の確立に時間がかかったように、この品種の栽培方法は各地の名人がまだ色々試していると言う段階のようです。
こうすればうまく行くという情報がありましたら、是非仙太郎にご教授をm(_ _;)m