花籠(アズテキウム属)

小型種で、かつては一族一種でしたが、現在はヒントニーという大型種の兄弟が現れました。
発芽率は悪くないのですがとにかく成長が遅くて、一度実生して懲りました。
5年経ってもマッチの頭みたいに小さくて、まあ、腕前の問題も大きかったんでしょうね(;^_^A
だからこんな大きさでも一体どれほどの年数を経ているのでしょう。
ホワイトさんがコケみたいな性質のサボテンだと言っておられましたが、昔よく入って来ていた原産地球には根本にコケがからんでいる株が多かったですから、さもありなんと思わせるものがあります。

 



ヒントニー(アズテキウム属)

まだ発見されてから10数年という、非常に新しい品種だそうです。
先輩の花籠が小型種であるのに、この品種はかなりの大型になるようです。
確かに成長は比較的早いですし、新品種にも拘わらず、花籠よりも同じサイズでは安いです。
次に紹介するゲオヒントニア属のメキシカーナと一緒に生えているそうですが、性質はかなり違うので不思議な感じがします。
花籠同様の、ピンク色の小さな花を付けます。

<ひとくち栽培メモ>

上にも書いた通り、花籠は原産地球の根本がこけむしているものがあり、結構多湿な場所に生えているように思われました。
そんな理由から、仙太郎の場合はこのさぼてんの栽培にあたって、培養土は水はけの良いものを使いますが、水やりについては菊水ほど乾燥させないようにしています。
遮光もかなり多くし、強光線にはあてません。
栽培経験が少ないので、これで良いのかどうかはまだ未確認です。
ヒントニーについても新品種故にまだ手探り状態。