恵比寿笑い(パキポディウム属)


仙太郎は昭和40年代からずっとブレビカウレを持っていて、特に小苗が好きなものですから大きくなったら手放し、また再び小苗を買って来て育てると言う事をずっと繰り返しています。
この苗で多分4代目になると思います。

昭和30年代後半の神戸カクタスクラブ時代のある日の例会に、時々ドイツのカール・ハインツ・ウーリッヒ(ひょろ高い眼鏡のオッサンでした)から輸入される珍しい植物を持って来て見せて下さる山口翁が、この日は「生姜/ショウガ」が植えられた植木鉢を持って来て見せてくれました。
生姜に見えたその植物は実はマダガスカル島から始めて日本に渡来した珍しい多肉植物で、パキポディウムのブレビカウレと言いました。
生姜の芋からかわいい丸い葉っぱがちょこんと出ている姿が実に面白く、いっぺんで虜になってしまいましたが、実際に苗が市販されるようになって手に入れられたのはその後、5年以上は経ってからだったと思います。
それ以降、今に至るまでずっと栽培し続けています。

まだ一度も種子まきはやったことがないのですが、山川さんの元でかわいい実生苗を見て以来、今年は試しに種子を手に入れて実生をやってみようかと思っています。

<ひとくち栽培メモ>

ブレビカウレは(他のパキポディウムも恐らく同じ傾向でしょう)とにかくお外が大好きな植物で、5月から10月まではずっと日は当たっても雨の当たらない軒下のシンビジウムの葉陰などに置いてあげると嬉々として過ごします。
水やりは普通の草花と同じで、切らさないように常にたっぷり与えます。
但し仙太郎の場合は用心して、培養土はサボテン専用の特に水はけの良いものを使っています。
五十鈴園主さんは雨ざらしで構わないと言っていますが、さすがに6月の長雨に曝すほどの勇気はまだありません。

夏の間はフレームや温室の暑さが大嫌いです。
パキポディウムを失敗する人の殆どは、夏の間も温室に置いている人です。
秋から春にかけてはフレーム内に取り込みますが、仙太郎の場合は、今年はずっと勤め先の会社の事務所の出窓で、大きな太平丸や光琳玉達と共に元気に過ごしました。
そうです、パキポディウムはフレームがなくても元気に育つ、例えばベランダ栽培派にはうってつけの植物なのです。