黒王丸(コピアポア属)

黒王丸も好きなサボテンのひとつで、このように刺が太く短く、1〜2本だけぽつんと出るタイプが特に好きです。
原産地球ほどにはならないとは思いますが、ゆっくり育てると大きくなるに連れて次第に肌に白粉を帯びるようになり、これが又独特の風格を現すようになります。


黒王丸/原産地球(コピアポア属)

去年頃から再び、何十年かぶりに黒王丸類の輸入球が少量ながら入ってくるようになりました。今回もCITES付きですから量は望めませんが、その豪壮な姿を再び目にすることが出来るのは黒王丸ファンとしては嬉しい限りです。
但し残念ながら昭和の頃の自由に輸入が行われていた時代と違って、今では大きなコストがかかりますからその値段も当時の10倍位します。
とてもじゃないが仙太郎の財力ではなあと思っていたら、今回もこれまで太平丸類をお世話下さった都内の親切な業者さんが比較的安価に1本譲って下さいました。それもご覧の通りのなかなか素晴らしいタイプの黒王丸です。
いつもいつもTさまにはお世話になりますm(_ _;m
黒王丸類はこれまで栽培してみて、実はフレーム栽培に適した品種であることが分かって来ました。温室栽培ではどうしても成長してしまうので刺落ちが激しい事が多いのですが、解放栽培で非常に成長が遅いフレーム栽培ではそれが無く、原産地の荒々しい姿を長いこと保ってくれるのです。
成長が遅いから刺落ちもあまりありません。
フレーム栽培人にとっては実に有り難いことです。

 


 

黒王丸変種コルムナアルバ/原産地球(コピアポア属)

最近、ちょくちょく入って来るようになった、コピアポアの原産地球ですが、黒王丸以外にもその変種がいくつか入って来るようになりました。
これはその中の一つ、コルムナアルバと言われる変種ですが、オリジナルの黒王丸よりも稜が多くて刺も多く、黒王丸よりも上品なたたずまいを見せる優品です。
大きさも黒王丸よりは小さいようで、入って来る輸入球も小振りな球が多いようです。

(・・・と思っていたら、文献によると、黒王丸よりはかなり大型になるようです。埼玉サボテンクラブの例会でも、大きくなるよと教えて下さった方がおられました。輸入球に小球が多いと言うことは、原産地での自然実生による種の存続がうまく行っている証拠でもありますから、喜ばしいことですね)

我が家に来てからもずっと機嫌が良く、秋深くなっても元気に刺を出し続けていて、黒王丸よりも栽培は容易なのかも知れません。
最近はチリーでもCITESの発行を認めるようになったようで、今後はコピアポア属のサボテン以外にも、マツカナ、イスラヤ、オロヤ、メロなど、ごく少量に過ぎないでしょうが、チリー産の輸入植物が楽しめる時代が来るのかも知れません。

<ひとくち栽培メモ>
原産地球はもちろん、内地実生球でもなかなか大きくなって行かないのんびりやなので、焦らずじっくりと気長につきあって行く必要があります。
水を控えながらも根先には常に多少の湿り気が残るような管理が理想的だろうとおもいます。原産地球は特に根が少くて貧弱なので、過湿は禁物のようです。