五大州/白仙園(ギムノカリキウム属)

五大州は碧厳玉類の渋い味わいのギムノですが、当時はかなり色々なタイプも出回って人気があったのです。基本的には碧厳玉の1タイプで、側刺がトンボの羽根のように横に並んで生えると言う特徴以外は肌色刺色花色に至るまで、碧厳玉と殆ど変わりありません。
でも最近はこのような地味なサボテンは余り受け入れられないようで、今では殆ど市場には見かけなくなりましたが、仙太郎は今でもこのような渋い味わいのギムノが好きです。
この球は昭和30年代の芦屋の白仙園に残っていた老球からのカキ仔で、長らくのこじれ株を回復させて今に至るまで大切に保存している球です。最近少しづつ仔を吹きはじめ、やっと子孫が残せそうな状況になってきました。

五大州(古曽部五大州カキ仔)(ギムノカリキウム属)

この五大州は優型ギムノを守る会の分類集39に掲載されている古曽部園芸場五大州と言われる球からのカキ仔にあたります。
この古曽部五大州は昔は多くの人がそのカキ仔を求めて東奔西走したもので、本来仙太郎ごとき、規模も財力もない趣味家の元なんかに来る筈のないものだったのです。
それが今では村主さんからの贈り物に続き、こうして標本球と呼んで良い球までが来てしまうのですから時代も変わりました。
如何にサボテン人口が減ってしまったかと言うことなんでしょうかね。
ご覧のような相当なこじれ株ですので、根を完全にメンテナンスし直しています。
元気な球に回復するには数年を要するでしょうが、気長に回復につとめて村主さんの標本球に負けない球に育てて行こうと、大それた事を考えています。

五大州(ギムノカリキウム属)

こちらは九州のギムノ収集家の方がお仕事の都合で手放された言われる五大州です。
古曽部五大州と同じく、関西の専門業者の元から来ました。一般の五大州と違って、刺色が黒褐色ではなくて飴色をしています。
正伝五大州とのラベルが付いていますが、実は仙太郎はこの正伝五大州というタイプについてはこれまで経験がないので由来などの情報を全く持っていません。
肌や刺色は古曽部五大州のタイプですが、刺は少し短くて、白仙園の五大州に近い姿をしています。昭和30年代に輸入されて来た原産地球の中に非常によく似た姿を見ましたから、もしかするとその辺りからの由来なのかも知れません。
刺がトンボの羽根のように伸びるところほかの五大州と同じですが、端正なたたずまいの飽きの来ないギムノです。

五大州(古曽部五大州カキ仔−2)(ギムノカリキウム属)

2005年2月の埼玉サボテンクラブの新年会になんと、まさかこのような場所には登場するまいと思っていたオリジナルの古曽部五大州のカキ仔が登場しました。しかもなかなか見頃で、姿形良く栽培されています。
更に驚いたことに今では全く知名度がないらしく、競りに参加したのは仙太郎一人きりという寂しさ。お陰で最低価格で入手することが出来ましたが、今や光琳玉や天平丸、魔天竜と言った刺ものギムノばかりがもてはやされる昨今とは言え、碧厳玉系のギムノがこれほどまでに不人気とは。
丁度このページの2番目に登場している同じ古曽部五大州が結局奥深くまで根腐れが侵入していて、奥の方まで芯えぐりをしてはみたものの、もはや回復は望み薄の状況になっていましたからこれは助かりました。
仙太郎は碧厳玉系のギムノが大好きなのですが、もうそのようなギムノ好きは居ないのかと思っていましたら、この五大州を出品して下さったNさんは若いのに大の碧厳玉好きとの事。大いに元気づけられました。
古曽部五大州の由来については表紙の下、「見えるかなあf(^-^;)」の右の画像の中に解説があります。



五大州(ギムノカリキウム属)

2005年5月、関西の専門業者の元でまた違う五大州を見つけて買って来ました。
兵庫県の三田市にお住まいの趣収家の元から出たものだそうです。
実はこのページの最初に載っている白仙園の五大州は最初2本あって、今あるのはそのうちの1本なのですが、この球は死んでしまった方の白仙園五大州によく似ているのです。
仙太郎が五大州に対して持っているイメージを非常に良く表していて、五大州は色々持っているのに結局気になって買って来ました。
姿形は古曽部五大州にそっくりですが、こちらの方が刺が太くて見栄えがします。
昭和35年前後に輸入された原産地球の何代目かのカキ仔のようです。



五大州(古曽部五大州カキ仔−2)(ギムノカリキウム属)

村主さんから贈られた古曽部五大州のカキ仔もだいぶ大きくなりました。
こちらの古曽部五大州は故伊丹勝吉さんの愛培品からのカキ仔なのですが、そろそろ仔を吹いてくれそうですから、繁殖にも弾みがつきそうで楽しみです。

<ひとくち栽培メモ>
ギムノ類の中では比較的強光線に耐える種類ですが、新天地類ほど強くはありません。
ギムノ類ですから湿度は高い方が良く、乾燥させ過ぎると肌色が冴えず、汚くなり易い傾向があります。
肥料も水やりも中庸と言ったあたりで良く、過湿にならないように気を付ければさほど栽培の難しい種類ではありません。