前編 「のんびり宮崎」


前編は宮崎県内のお話です。

平成18年8月21日(月)昼の宮崎空港から、 シーガイアと青島に各1泊して、 平成18年8月23日(水)の午前中に鹿児島県内に入るまでのお話です。 車での移動も少ないので、かなりのんびりとしています。

初日は、宮崎空港でレンタカーを借りて、 シーガイアに行き、プールで泳いで寝るだけです。 宮崎空港に到着したのは、昼前の11時くらいだったと思います。 去年の北海道 のように、レンタカーを借りる手続きだけで 1時間以上待たされるようなこともなく、さっくりと借りてスタートです。

借りた車は、シビックのハイブリッド車です。 ハイブリッド車には乗ったことがなかったので、 一度乗ってみたいと思っていました。

右折する際に、交差点の真中に止まって 対向の直進車が通り過ぎるのを待っていたら、 突然エンジンが止まってびっくりしました。 事前に説明を聞いてなかったんですけど、 そういうもののようです。 発進しようとしてアクセルを踏むと、 自動的にエンジンがかかりました。

運転席の表示を見ると、 エンジンブレーキで充電、 発進時などのパワーがいるときにはモーターでエンジンを補助 をこまめに自動的に切り替えているようです。 なるほど、確かに省エネかもしれません。 気のせいかもしれませんが、エンジンブレーキも良く効くような 感じがします。なかなか快適です。

と、車の話はこのくらいにしておきます。

シーガイアのホテルに到着したのが、 正午過ぎくらいです。 混雑しているホテルのレストランの空きを待ち、 昼食が終わった時点で、既に午後1時を過ぎていました。 さて、いよいよシーガイアのプールに泳ぎに行きます。

ホテルからプールまでは、 「ちょっと遠いけど、まぁ歩いて行ける範疇」 というくらい離れています。 送迎バスもあるようですが、本数も少ないようですし、 歩いていくことにしました。

シーガイアのプールは、中央に大きな波の出るプールがあります。 天気が良いときは、ドームの屋根が開いていますので、 直射日光も当たります。ちょっとした海水浴場に来たような雰囲気です。 その周囲には、流れるプール、子ども用のプール、すべり台など、 いろいろなものがあります。

平日とは言え、夏休みの時期なので多くの人で賑わっています。 人も多いですし、本気で「水泳」をするような場所ではありませんが、 「水遊び」をする場所としては、予想以上に楽しい場所でした。

プールで遊び終わると、あとは風呂に入って、夕食を食べて、寝るだけです。 夕食は、ホテル内の地元宮崎料理の店に行きました。 ホテルにはレストランがいくつかあるのですが、 かなり混雑するということだったので、 昼にホテルに到着してすぐに予約をしておいた店です。

どうも、最近は、日本中どこの郷土料理を食べても、 ものすごく美味しいような気がします。 ここも例外ではありません。おいしかったです。


翌日の平成18年8月22日(火)ですが、 宮崎県内でちょっと移動するだけです。 最初に向かうのは、鵜戸神宮です。

シーガイアから鵜戸神宮に行くには、 地図によると海沿いの道をまっすぐ南下すれば良いだけのようです。 非常に単純です。

鵜戸神宮に行く途中の海岸に、鬼の洗濯板と呼ばれる場所があります。 堀切峠や、道の駅フェニックスに駐車場がありますので、 車から降りてじっくり見ることができます。

鬼の洗濯板を見終わったら、再び海沿いの道を南下します。 鵜戸神宮付近まで南下すると、鵜戸神宮入口の表示がありますので、 そこを東側(海側)の道に曲がります。 対向車が来たらすれ違えないような狭い道路ですが、 そこは対向車が来ないことを祈って、鵜戸神宮に向かいます。

この日は天気も良く、鬼の洗濯板の撮影をしたときより、 さらに気温が上がっているような感じです。 青空に朱塗りの鳥居のコントラストがきれいですが、 そんなことを考える気力を奪いかねないほどの猛暑です。

比較的平坦なところをかなり歩き進むと、 最後は下り階段になっています。 ようやく運玉占い会場が見えてきました。

運玉占いとは、運玉を岩の穴に向かって投げて、 無事に穴に入れば願いがかなうとか、 そういう感じのものだったと思います。

運玉は、一度に5個購入(?)出来ます。 運玉は球形ではなく、千歳飴を切ったような形をしていて、 切り口に「運」という字が刻まれています。

見た目としては、手作りの粘土細工のようで、 大きさや形は微妙にバラバラです。 とは言え、粘土のようにやわらかくはなく、 手ざわり的には、素焼きの陶器のようです。 ひょっとしたら粘土で形を作って焼いたのかもしれません。

男性は左手、女性は右手で投げるのがルールだそうです。 左腕のプロ野球選手なら、さぞ願いがかなうことでしょう。 私の願いは、……… けっこう投げるのが難しかったです。

てな感じに、運玉投げに興じてから周囲を見渡すと、 岩の形が独特でおもしろいことに気づきました。

鵜戸神宮観光はだいたいこんなもんです。 再び、猛暑の中を階段をあがり、駐車場に向かいます。

次の目的地は、青島です。 青島は、シーガイアから鵜戸神宮に行く途中で、 通り過ぎた場所です。 海沿いの道を今度は北に戻ります。 青島には、「こどものくに」という遊園地があります。 プールで泳いだ翌日は、遊園地で遊ぼうということです。

はじめていく遊園地では、園内マップを見るよりも、 観覧車で上から眺めたほうが、全容がよくわかることが多いです。 ということで、今回もとりあえず観覧車に乗ることにしました。

観覧車に乗るときに、妙なものを人数分手渡されます。 それは、「貸し出し用」と書かれた「うちわ」でした。 ひょっとしたら、観覧車はものすごく暑いのではないだろうか?という 不安を抱えながら、観覧車に乗り込みます。

遊園地に入ったときから、妙だと思っていたのです。 平日とは言え夏休み中なのに、客が少な過ぎるのではないか?と。 要するに、猛暑のために、 海やプールに行ってしまったということだと思われます。

他の客が少ないので遊び放題なのですが、 暑くて気力がでません。 屋外での遊びを早めに切り上げ、屋内ゲームコーナーで時間をつぶした後、 隣接するホテルにチェックインします。

ホテルの近くの海では、海水浴もできそうです。

しかし、 くらげが出そうなので、ホテルの屋内プールに行くことにしました。 ホテルの屋内プールには、 普通の競泳用の小さいやつと、幼児用のプールがありました。 やっぱりプールは涼しくて良いです。

そんなこんなで、そこそこ楽しい1日でした。 この日の夕食は、ホテル内のレストランです。 飲み物メニューの中に、焼酎飲み比べセットみたいなのがあったので、 頼んでみることにしました。

焼酎にも、いろいろな種類、いろいろな味があり、 非常に面白いと改めて感じました。


翌日の平成18年8月23日(水)になりました。 宮崎県内にのんびり2泊しましたが、 いよいよ鹿児島県に向かう日が来ました。

宮崎から高速道路を南西に鹿児島湾方面に向かいます。 途中、都城ICで高速を降り、 今回のツアーで宮崎県内最後の観光地となる 「霧島ファクトリーガーデン」 を目指します。

ここでは、工場見学、焼酎の試飲と購入、レストランで食事など、 その他いろいろなことが出来るようです。 ただし、到着した時間がまだ午前中の早い時間だったので、 レストランで食事にも早いし、試飲もやっていません。 まぁ、車の運転なので、どっちにしろ飲めないからおんなじですが。

ということで、お土産物屋さんで軽くお土産を買って出発することにしました。 外の水汲み場には、多くの人がペットボトルなどに水を入れています。 ここでは、美味しい水を自由にくめるようです。 「こんなことなら、空のペットボトルを持って来るんだった」と思いながら、 車に戻ります。次の目的地である「桜島」を目指して出発です。

以上で前編の「のんびり宮崎」を終わります。


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