今回の旅は、平成17年8月15日(月)の朝から始まります。
初日の予定は、飛行機で羽田から函館まで行き、 レンタカーを借りて、函館市内を観光するというものです。 レンタカーは、最終日に千歳空港から帰るまで、 5日間借りっぱなしです。
ということで、まずは自宅から羽田空港を目指します。 いちおう平日の朝とは言え、お盆休みの会社が多いようです。 首都圏も、いつもの混雑はありません。 とは言え、さすがに羽田空港は、それなりに混雑しています。
我々の乗る飛行機は、朝の10時過ぎに出発して、 11時半頃に函館空港に到着するというものです。 レンタカーを借りる手続きに多少時間がかかったとしても、 12時過ぎには函館空港を出発できるはずです。 どこかで函館塩ラーメンでも食べて、 1時過ぎくらいから本格的に観光をしようと考えていました。
と、あえて書くくらいですから、 その通りにはいきませんでした。 何が問題かというと、レンタカーを借りる手続きでした。
今回の旅行記の最初のページにも書いた通り、 飛行機&レンタカーの旅は、 以前も何度か( 99年秋の九州、 01年夏の北海道、 03年末〜04年始の中国地方 )利用したことがあります。 しかし、多少遅めとは言えお盆休みの時期に、 夏の北海道というのは、さすがに無謀だったかもしれません。 同じ飛行機には、同じような飛行機&レンタカーの旅の人たちがたくさんいて、 空港のレンタカーカウンターに大行列を作っています。
今回は、4泊5日と日程が長いので、 3人分の荷物をまとめて、大きなスーツケースひとつに詰め込んで行きました。 小さな手荷物がたくさんあるよりは、かえって運びやすくて良かったのですが、 函館空港ではこれが裏目に出ました。 スーツケースは、機内に持ち込めないため、 飛行機に乗る前に預けることになります。 そして、飛行機から降りた後で、ターンテーブルに流れてくるのを ひたすら待つことになります。 この荷物を待っている時間のせいで、 レンタカーの行列のほとんど最後尾になるとも気づかずに....
空港のレンタカーカウンターは、特に何も手続きがなく、 単に整理券を配っているだけでした。 それから順番に呼び出されて、(荷物が小さければ) 歩いても行けそうな距離にあるレンタカーの営業所にバスで 送ってもらい、整理券の順番に手続きされるのを待つことになります。
空港のレンタカーカウンターに並び始めたのは、 確かに12時よりは前だったと思うのですが、 手続きが終わって車で出発したのは、1時を過ぎていました。 子どもはお腹空いたと騒ぐし、大変です。
結論としては、先に空港のレストランで食事をして、 混雑のピークが過ぎた頃にゆっくりと行ったほうが良かったかもしれません。 あるいは、手荷物待ちとレンタカー手続きを分担して、 早めに並び始めれば、30分くらいは違ったかもしれません。
とは言え、なんとか無事に車も借りられたので、 観光に出発です。 最初に向かったのは、五稜郭です。 五稜郭付近の公営の駐車場に停めると、まずは腹ごしらえです。 五稜郭の近くにラーメン屋さんを見つけ、念願の塩ラーメンを食べました。 すっかり遅くなってお腹が空いていたというのもあるんでしょうが、 感動するくらい美味しかったです。
五稜郭は、すごく大昔に、中学校の修学旅行で来たことがあります。 そのときは、五稜郭タワーから五稜郭を眺めました。 今回も、同じく五稜郭タワーから眺めることにしました。 すると、なにやら2本のタワーがあります。
高いほうの新築工事中のタワーには、まだ入れません。 ですから、低いほうのタワーから五稜郭を見物します。
五稜郭の見物が終わったら、次は、 今夜のホテルにチェックインして、 車をおいて路面電車で観光をすることにしました。 路面電車に乗ってみたかったというか、 いろいろ待たされて疲れたので運転したくなくなったというか、 街中の観光で駐車場を探してウロウロするのは嫌だというか、 そろそろビールを飲みたいというか、 そういう事情で路面電車に切り替えることにしました。
今回宿泊するホテルは、JR函館駅の駅前にあります。 JR函館駅は、大昔の面影を全く残していない、 非常にきれいな建物に生まれ変わっていました。 そして、JR函館駅前には、路面電車の停留所もあります。
さて、路面電車で向かう先ですが、 「100万ドルの夜景」で有名な函館山です。 と言っても、まだ暗くないので、夜景ではありません。 頂上の展望台までは、昼間は自家用車でも行けるようですが、 今回は、ロープウェイを使って行くことにしました。 まぁ、単にロープウェイに乗ってみたいだけですが。
路面電車の下車駅から、ロープウェイ乗り場までは、 少し坂道を歩くことになります。 付近には、赤レンガ倉庫とか、洋風建築の教会とか、 見所があります。 体力に自信があれば歩いて観光してみるところですが、 子連れなので、とにかく函館山を目指すことにしました。
ロープウェイ乗り場までの坂道ですが、 大したことはありません。が、運動不足だとそれなりに疲れます。 へーへー言いながらロープウェイ乗り場に到着し、 10分間隔で運転している大型のロープウェイに乗って頂上に着くと、 おなじみの景色が見えます。
函館山の観光を終えると、 そろそろ夕食時が近づいてきました。 駅前のホテルに戻り、 和風レストランで海鮮系を食べました。
レンタカー手続き待ちとか、函館山坂路調教とか、 なんか妙に疲れる1日でしたが、 なんとなく良い旅になりそうな気がしてきました。