平成14年7月29日(月)、 4泊5日の中部地方旅行に出発する日です。
今日の予定は、神奈川県川崎市の自宅を車で出発し、 中央高速道路を経由して長野県の大町温泉に行くというものです。 高速道路のPA・SAで休む以外は、 特にどこにも立ち寄る予定はありません。 はっきり言って、翌日の黒部ダム見物に備えた、 単なる移動日という扱いです。 無理せずにのんびりPA・SAで休みながら行って、 着いたらゆっくりと温泉に浸かろうというのが旅程の全容です。
えー、ご存知だとは思いますが、PAとSAとは、 両方とも高速道路上の休憩場所です。 PAとはパーキング・エリア、SAとはサービス・エリアのことです。 SAには、トイレ、売店、レストラン、ガソリンスタンド等の施設があります。 PAには、SAに近い豪華な施設を備えている場所もありますが、 駐車場とトイレと水飲み場があるくらいだと思ったほうが良いでしょう。
うちの会社では、毎年お盆より早く、 7月末から8月初旬にかけて夏休みになります。 国内旅行をするには、お盆と違って空いているので楽です。 しかし、首都圏を脱出するまでは、単なる 平日 のラッシュです。 昨年北海道に行ったときは、 羽田空港に行くための朝の東京方面行き電車(京浜川崎→京急蒲田)は、 混みまくっていたため、旅行の大荷物とベビーカーを持って、 乗るのにずいぶん苦労しました。
今年は車なので、昨年のように満員電車に乗る苦労はありません。 が、その代わり、大渋滞に 巻き込まれる恐れがあります。 今回は、おそらく中央高速の下り方面はそれほど渋滞はひどくないため、 早く中央高速に乗るほうが良いだろうと考えて、 早々に多摩川を渡って環八経由で高井戸から中央高速に乗るというコースを 選びました。
この選択が、正解だったのか失敗だったのかは未だによくわかりませんが、 いずれにせよ、環八の大渋滞は特筆ものでした。
予想よりも大幅に時間をロスして中央高速に乗ると、 特筆するものは何もなく、順調に車が流れています。 途中トイレ休憩を少ししたくらいで、 そろそろ昼食にしようかなと思う時刻の頃には、 既に諏訪湖のSAに近づいていました。 そこで、とりあえず、諏訪湖で昼食にすることにしました。
東京方面行きのSAと比べると、ちょっと諏訪湖が遠い気がしますが、 天気もよく、諏訪湖がきれいに見えます。 が、とくかく暑いです。 外でゆっくり景色を見る気にはなりません。 急いで写真だけ撮り、SAの建物の中に逃げ込みました。
冷房が壊れているレストランで昼食をとり、 売店を物色したら出発です。 別に急ぐ必要もないのですが、SAの建物内よりも、 クーラーが効いている車の中のほうが涼しい気がします。
さて、目指す大町温泉郷ですが、中央道から長野道に進み、 豊科ICで長野道を降り、国道147号線を北上します。 予想はしていましたが、どこも渋滞などなく順調に車が流れており、 予想より早く14時過ぎには、大町温泉郷に到着しました。 この日のコンセプトは、 「無理をしない」 だったので、欲張って色々と観光に立ち寄ることを あえて自粛してきました。 にしても、さすがに到着するのが早すぎました。
ってなわけで、大町温泉郷近くの観光地を慌てて探し始めました。 すると、ありました、ありました。 大町温泉郷の中に、酒の博物館が。 (←結局、酒方面)
ここの酒の博物館は、それほど広くないのですが、 いろいろ工夫を凝らしている感じで面白いです。 模型を使った酒の醸造工程の紹介とかもありますし、 見学順路の途中には、ところどころクイズがあったりします。 そして、昔の酒文化に関する展示もあります。
酒の博物館の最後には、試飲コーナーがあり、そして売店があります。 もちろん、車で行ってしまった以上は、試飲コーナーは無用の長物です。
酒の博物館の隣には、郷土玩具博物館があります。 子供には、酒よりも郷土玩具の方が良いかと思ったのですが、 車から降りて自分の足で走り回れるんであれば、 どっちでも良いみたいです。
てな感じに、当初の予定以外にも観光もちょっとしてから、 宿泊するホテルに行きました。 当初の予定通り、温泉にゆったり浸かることができて、 まずまずの旅行初日スタートでした。