平成13年8月1日(水)、 3泊4日の北海道旅行に出発する日です。
朝9時20分羽田発旭川行きの飛行機に乗るために、 朝8時くらいに京急川崎駅に行きます。 上り電車で蒲田まで行き、そこから羽田空港行きに乗り換えるという プランです。
しかし、うちの会社は夏休みでも、世の中はぜんぜん 平日 です。 朝の上り(東京方面行き)特急電車は混みまくっています。 とてもじゃありませんが、旅行の大荷物とベビーカーを持って、 乗れるような状況ではありません。 しょうがなく、比較的空いている普通電車に乗りました。
早くも疲れきって羽田空港に着きました。 しかし、まだ試練が続きます。
空港に着く早々にチェックインを済ませて、 軽く売店などを視察した後に、 直ちに手荷物検査を済ませて搭乗口前の待合席に向かいます。
搭乗口は、32と書いてあります。 え〜と私の記憶が確かなら、30番代の搭乗口は、 バス乗り場 だったような気がします。 すなわち、空港の建物から直接、 連絡通路みたいなのを通って飛行機に乗り込むのではなく、 いったんバスに乗って飛行機前まで連れて行ってもらい、 そこでバスを降りて、 飛行機にとってつけた階段を自らの足で上って 飛行機に乗り込むという仕掛けになっているような気がします。
今回の旅行の荷物は、子供も入れると3人の3泊分なので、 かなり大きいです。まとめてひとつのスーツケースに入れた 方が楽かもしれないとは思ったのですが、 スーツケースだと機内持ち込みはできないので、 飛行機に乗る前に預けることになります。 つまり、空港に着いてから、 荷物が流れて出てくるのをターンテーブル前で ボーっと待っていることになります。 この待ち時間がうざったいのと、国内旅行でスーツケースを使う というのもいまひとつ雰囲気があれだったので、 機内持ち込み手荷物サイズにばらして持ち込みました。
3人分の荷物を手荷物サイズにばらしたとは言っても、 1名は手荷物の運搬の戦力外であるばかりでなく、 その戦力外自身が動く大荷物になるため、 その運搬にもう1名の戦力を費やします。 したがって、どっちにしろ3人分の荷物を運ぶのは 私一人です。
手荷物には、3人分をまとめて台車をつけていたので、 平地なら引っ張るだけで楽に動きます。 しかし、段差がある場所ではそうはいきません。 スーツケースに入れてもおかしくないくらいの重さの 手荷物を抱えて、バスの乗り降りと飛行機の階段の登山を しなければならなかったのです。 しかも、飛行機内の通路はせっかく平地なのに狭いので、 台車で引きずるほどの幅はありません。 飛行機内では、登山で疲れきっているのに、 自席まで荷物を持って運搬することになります。
慣れない飛行機で大泣きする子供をなだめながら、 約1時間半で旭川空港に到着します。
実は、羽田空港までは、子供をベビーカーに乗せてきたのですが、 搭乗口(バスの乗車口)のところで、 ベビーカーはこの場で預けてくれと言われました。 まぁ、確かにベビーカーはそれなりにでかいですし、 素直にそのまま機内に持ち込んでくれと言われても困るので、 いずれは何らかの形で預かってもらえるとは思っていました。 どこか機内の片隅にでも縛り付けておいてもらっているのかと 期待していたのですが、実は、スーツケース等と同様の荷物として 扱われていたようです。 すなわち、ベビーカーがベルトコンベアを流れてくるまで、 子供を抱っこして待っていなければなりません。 どうせ荷物が流れるのを待っているのであれば、 素直に荷物はスーツケースにまとめるべきでした。
今回の旅行は、往復の飛行機と3泊分のホテルと 4日分のレンタカーだけを事前に予約しておき、 あとは好き勝手なところに行くと言うものです。 空港のレンタカーカウンターで手続きをして、 実際にレンタルする車が置いてあるレンタカー 営業所までワゴン車で送ってもらいます。
レンタカー営業所で車を借り、荷物を載せ、 チャイルドシートを付け、いよいよ出発です。 まずは、昼食です。 昼食の場所は、ガイドブックを見て、旭川市街地近くの お土産物屋兼レストランのようなところに決めました。 なかなかコストパフォーマンスが良くて、美味しくて 良かったです。なにしろ、820円の蟹チャーハンに、 殻付の本物の蟹がゴロゴロ入っていると言うことは、 首都圏ではありえないことです。
すっかり満腹になったので、次に行く場所を考えます。 とりあえず、ここまで来て男山に行かない手はありません。 まずは、男山酒造り資料館に向かいます。
知らない人のために一応補足すると、男山とは日本酒の銘柄です。 酒造り資料館と言うくらいですから、酒造りに関する資料が いろいろあると思うのですが、そういう資料は資料館の 2Fや3Fにあるようです。人力階段しかないようなので、 あっさりと資料を見に行くのをやめ、1Fの試飲即売会場に 潜入します。
運転手なので試飲できなかったのですが、
美味しかったらしいです。
ちっ。あーそーですかー、よかったですねー。
悔しいので、資料館前の延命長寿の水を飲みます。
「大雪山の万年雪に発する伏流水」という説明があります。
水が美味いです。
この日の宿泊は、層雲峡温泉です。 距離も道路事情も良くわからないし、 荷物運びで疲れたので、男山で水を飲んだ後に、 早々に層雲峡方面を目指すことにします。
途中で、名前は忘れましたが、道の駅に立ち寄ります。 黒くて大きなスイカが目立っていました。
層雲峡温泉には、意外と早く着きましたので、 ちょっと先にある滝を見に行くことにしました。 流星の滝と銀河の滝という二つの滝があるそうです。 国道を外れた道の奥に、この滝を見るためにあるような、 大きな無料駐車場があります。 ここに車を停めて見ます。 車外はかなり涼しいです。
ちょっと奥にもうひとつ滝があります。
まぁ、初日としてはこんなものでしょう。 これ以上、ムキになって観光する気もないので、 ホテルに行って温泉に浸かることにしました。 今回の旅行は、3泊とも浴衣で客室外を歩ける系の 温泉大浴場があるホテルです。 翌朝、ホテルの窓から撮った景色はこんな感じです。
そこそこ良い景色なんですが、本当は、 もっと信じられないくらい良い景色だったりするのではないかと 憶測して、ちょっと悔しい気もします。