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利用日 2009年8月15、16日
有名な襟裳岬に程近い自然豊かなキャンプ場です。
広尾町方面より黄金道路とも呼ばれる国道336号線をひた走ります。
北海道でも数少ない断崖絶壁の海岸線を潮風や時には潮水をかぶりながら襟裳岬方面に向かいます。
途中えりも町庶野地区より道道34号線に入ります。
ここからは穏やかな海岸線に変わって行きます。
やがて百人浜の地名と海岸線が見えてきます。
百人浜の名前の由来は、昔、南部藩の御用船が難破して漂着した百人ほどの乗組員が飢えと寒さで亡くなったところから来ているそうです。
右手に緑の看板が見えたら左に入ります。
続いて案内標識に従い左に進むとキャンプ場の入り口です。
ゲートは午前7時開放、午後7時に閉鎖となってます。
管理棟は受付とトイレ、そしてシャワー室のみの建物です。
管理棟内部。
シャワー室は鍵がかかってます。利用する時に開けてもらうようになっていました。利用時間は午前9時から午後7時まで。一回200円。
トイレとコインランドリー(洗濯一回200円・乾燥一回100円)
フリーサイトを利用する方は、車両侵入が不可のためリヤカーを利用します。
管理棟左手よりサイトの入り口となっています。初めは両サイドにオートサイトが続いていきます。また、道路は舗装ではなく砂利道になってます。サイト外側は割ときちんと区画された感じで、反対に内側は自然に囲まれた印象でした。スペースの大小にむらがあるのと、日向日陰の好みもあると思うので、一度見学させてもらってから場所を決めるのも良いかと思います。
奥に進むにつれ緑に囲まれた風景へと変わっていきます。高規格キャンプ場を敬遠する方にも大方納得してもらえるオートキャンプ場と感じます。
オートサイトには電源、炉が配備されていています。
今回私達はバンガローを利用しました。
4人用で入り口から見てL字の居住空間になってます。奥に二人が一直線になる形で2段ベットがあります。寝具等は無い板張りですので、気になる方はマットなど持参されても良いかと思います。
電源も網戸つきの窓も完備で快適です。
嬉しいのはテラスに木製ベンチがあることです。完全に屋根下なので雨天でもここで食事をとったりくつろいだりすることが出来ます。
オートサイト同様バンガロー脇には炉があります。
バンガローサイト外側の様子です。通路内側にもバンガロー群が数棟立ってます。夕方には半分以上来訪者で埋まってました。
オートサイト、バンガロー群の中間にトイレがあります。管理棟以外はここだけです。扉はバネ式の自動扉になっているので比較的害虫の侵入は少ない感じです。個室は和式のみの簡易水洗です。
トイレ向かい側にはゴミステーションがあります。分別廃棄可です。但し、各サイトに炉がある為か灰を廃棄する場所が無かったので少々困りました。
キャンプ場のほぼ中央に炊事場があります。蛇口の数もたっぷりで水圧も問題ありませんでした。炊事場はフリーサイト側にも一箇所あります。
炊事場あたりから見たキャンプ場中央部。
適度な木々の間隔などの手入れが行き届いてます。
バンガロー群を抜けて出口に近づく通路左右両サイドはフリースペースとなってます。
こちらもお好みで日向日陰が選べる造りになっています。
やはり夕方にはかなりのテントで埋まっていました。
ありがたいことの一つに、キャンプ場出口から100mちょっとの位置にえりも町の高齢者センターという銭湯があることです。歩いて行けてしかも利用料が安いので私達は利用させてもらいました。
午後8時に終了するので7時15分ぐらいまでに入場して欲しいとのことでした。
そしてキャンプ場から車ですぐの場所に綺麗なコースのある百人浜パークゴルフ場があります。割と新しい施設で休憩室やトイレも快適でした。
家族や友人同士などで楽しく盛り上がると思います。
そして忘れてはならない観光地、襟裳岬までは車で10分足らずで到着です。
今回はあいにくの霧模様でしたが、晴れた時の海、振り向いた時の日高山脈の景色は雄大です。
売店のえりもラーメンもラーメン好きの方にはお勧めです。
岬にある風の館もお勧めです。
展望室からのアザラシウォッチング、風速25mの体験室など本当に楽しいです。
キャンプ場に戻ってからは翌朝のビーフシチューの仕込をしてゆっくりとした時間を過ごしました。
風が幾分強かったのですが、木々のおかげか地上はそれほど風の影響は受けませんでした。また、キャンパーのマナーも良く、夜も至って静かだったのが印象的です。聞こえるのは遠くの海の音ぐらいでした。
百人浜オートキャンプ場はこじんまりとしたキャンプ場ですが、自然のよさを残しつつ快適に過ごせる要素が詰まっています。周りの楽しみ方も加えてお勧めのキャンプ場と言えると思います。
キャンプ場情報
開設期間 4月20日〜10月20日
料金 フリーサイト利用大人300円小人200円
オートサイト3,050円
バンガロー・コテージ等 バンガロー5,090円
問い合わせ・予約 4月6日から現地管理棟(3月1日〜4月5日まではえりも町役場)
住所 幌泉郡えりも町字庶野102番地5
電話 01466-4-2168(役場01466-2-2111)
入退場時間 フリーサイト入場は午前10時、オートサイト・バンガローは午後1時から午後7時まで。退場は翌午前7時から午前10時まで。
管理体制 午前8時30分から午後7時30分まで。
荷物の搬入 車両進入不可。リヤカー利用
ゴミの処理 分別廃棄可。
シャワー・コインランドリー 午前9時から午後7時まで入浴可(200円)。洗濯機(1回200円)
ペット 不可。
焚き火 禁止。芝保護のブロックなし。
公式HP・関連HP 北海道オートリゾートネットワークホームページ
利用した時の個人的感想
雰囲気・景色 大変良い 良い 普通 いまいち 大変悪い
混雑具合 調度良い やや混んでいる やや閑散 閑散 かなり混雑
サイトの清潔度 大変良い 良い 普通 悪い 大変悪い
夜間の静かさ 大変静か おおむね静か 普通 やや騒音 論外
買出しの便利度 近くて大変良い 近くてまあまあ 普通 遠いがなんとか 大変不便
子供の遊具 楽しい遊具で満足 遊具有り 近場に有り 遊具なし
温泉・お風呂
施設名・
営業時間・料金
高齢者センター 朝11:00〜
夜7:00
大人300円・子供150円
徒歩で行ける 近い(5km内) 少し距離有り 近くに施設なし 今回利用出来ず
露天風呂あり シャンプー等有り とても気持ち良い 普通 いまいち
備考 パークゴルフ場・襟裳岬風の館共に無料利用券をもらえるのが嬉しいです。キャンプ場にチェックインしてから遊びに出かけましょう。
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