魂の入った木造住居

耐震性・不燃性・遮音性・断熱性能の高度化


敷地の概観

堺市内の古い町屋が点々と残っている地区。数々の自然災害や戦災から守られた場所にある。
重要文化財に隣接する古い納屋(築200年)を改築。

庭園の一部を整地することで増築空間を創出した。


プロジェクトの概観

敷地内に国の重要文化財「木造住宅」があり搬入・搬出ほか常に存在を感じることから士気もおのずと高まった。
工事動線が絞られているためほとんどの作業が手仕事になり最初から最後まで丁寧な工事になりました。

周りと調和するように設計段階で充分に案が練られた。
外部空間もすべてコーディネートすることで各施設につながりをもたすことができた。

既存の建築物の有効利用と技術的進歩の見られる現在の木造住宅手法を取入れた2階建て住居の融合。
段差処理など随所にバリアフリーの思想と家族全てが快適に暮らせるユニバーサルデザイン手法が発揮された。
熱源はIHクッキングヒーター・全自動風呂給湯電気温水器でオール電化された安心で便利な整備となっている。
取置きしておいた鬼瓦を新しい建物に載せることで魂と風格をもった現代住宅が現れた。


既存建物写真


以前は築200年の納屋を住まい風にしていました




完成した時点の写真

土蔵と釣合った外観・デザインを意図しています


工事写真     ディテール写真



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