Where to stay @ HCMC

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Lan Anh Hotel, 252 De tham ,Q.1,HCMC

#403,Lan Anh Hotel

シンカフェに荷物を置かせてもらってさて宿探しと歩を進めた一瞬のち、ここの客引きに呼び止められる。早いのも当然でシンカフェの3軒だか4軒だか隣にあるホテルだった。予算には合っていたので部屋を見せてもらう。わたしの宿探しは大抵見せてもらったところで決定なのだが、果たしてここでもやはりそうなった。

最初に見せてもらった部屋は、ダブルベッドとシングルベッドが1つずつのツインルーム。部屋は十分に広く、バスルームも広くバスタブもあるが、全体に少し薄暗い。というのもデタム通りの裏側に向いているので、窓の外にすぐ別の建物が迫っていた。一人だからこんな広い部屋は必要ないし一番安い部屋でいいんだが、と伝えると一番安い種類の部屋は満室なので、とシングルベッドが2つのツインルームに案内される。前の部屋と比べるといきなり狭苦しく思えるしバスルームにもシャワーしかない。差額は$2。
「明日には安い部屋が空くから移動していただいて結構です。今夜の部屋代は値引きします」
それなら最初の部屋がいいけど窓から何も見えないのは淋しいから通りに面した部屋はないのと訊くと更に上の階へ。403号室、エレベータなしの5階。どこかで経験したような気がする。3年位。それはともかく、裏側向きの部屋とは段違いに明るく、そのせいか部屋も広々としているように感じる。ダブル+シングルベッド、冷蔵庫、TV、テーブルと椅子、デスクにクロゼットという構成は最初に見た部屋と同じ。バスルームも同じ。しかし物凄く狭いとは云えバルコニーがある。ベランダの背が高い上にウチワのような観葉植物が植わっているので通りを見渡せるという程ではないが、気分は全然違う。昨夜は窓のない部屋に泊まったことでもあるし、ビバ・バルコニー。1晩だけ贅沢をしようではないか(昨夜と幾らも違わないんだけど)。

写真上:シングルベッドは日に日に増える土産物置場に。肌布団が人の形になってますが中身は空です。行儀悪くてすみません。

窓からの眺め(お向かい)

写真下:窓からの眺め。建物の壁がパステルカラーで綺麗。左端の鉛筆ビル最上階は絶賛工事中で作業員がうろうろしておられた。

ここは朝食もついている。20cm位のフランスパン1本、バナナ1本、コーヒーはブラックかミルク入りか、それに玉子かチーズか(ジャムもあったか?)を選べる。要はコンチネンタル・ブレックファストなわけで、白人向けだろうかと思ったり。一度玉子を食べたほかは、パンにチーズを挟んでブラックコーヒーと食べるのが定番だった。このチーズが密かに気に入っていたため。

後で確認すると「旅行人ノート(3)メコンの国」の前のエディションにも「個人旅行(12)ベトナム」にも載っていた。ベトナム関係の掲示板でも評判は上々。ただ、安宿街にあって中途半端な立場ではあるような。バックパッカーが求める「街で一番安い部屋」ではないし、$20も出せばドンコイ通り近くの中級ホテルに泊まることができるから。

デタム通り周辺は外国人密度がそれはそれは高く、ネットカフェも多い。毎日メールをチェックする必要があったので、毎晩(時には昼間も暑さから逃れるために)ホテルの隣の隣とか、そのまた隣(シンカフェか?)に通ったがとにかく通信速度が遅い。噂によればベトナムでは1次プロバイダが寡占状態だそうで、しかも当時ISDNすら存在しなかった模様。ネット環境に関してのみ云えば隣のカンボジアの方がずっと良かった。とはいえ、このホテルも部屋の予約等の管理はアナログに鉛筆とノートを使っていたが、レセプションにはPCがあってメールでの連絡も可能。わたしの写真添付メールにも返事が来たので間違いない。しかしここに載っている部屋の写真は別のホテルじゃないかと思います。

で、結局部屋はどうなったかというと、フロントのラム君と「今晩はどうしますか?」「$10になるんだったら泊まる」「それは絶対駄目駄目駄目」というやりとりを毎朝繰り返した挙句、1泊めと同じ値段でこの部屋に6連泊しましたとさ。

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