2002/03/22
(採集2日目、心配が的中。)


前日の状況から天候さえ良ければ、期待できるとの思いでPM9:00と早めにKLを出発した。日中は天気も最高で熱いの何の・・・クワ日和と上機嫌で仕事を済ませたが夕方になるといきなりの雷とスコールのような雨で仕方なく夕食もホテルの中の高い日本食で済ませた。まさか、ゲンティンは大丈夫だろうな??途中の道も昨日に比べて多少込み合っていたが、予定の10:00を少し回った頃に到着した。しかし、この日はAwana Golf Country Resortを過ぎたあたりでガスっていて、その先右手奥に見えるはずのゲンティンが見えない。考えてみても仕方がない。とりあえず、昨日の下見の時点で絞り込んだつもりでいたので、例の駐車場へまっしぐらだ。

この駐車場が重要なポイントと思われる。駐車場に着いて、すぐさま運転手に階下へ進んでもらった。(この日は分けあって、同じチャイニーズだがKENNYさんではない。)この辺はガスが掛かっていないが、昨日以上にひんやりしていた。いやな感じだ。と、突然の雨、それも半端でない大雨に変わってしまった。

やられた、まさかの予感的中?せっかく早めに出てきたのに、この雨では間違っても虫など飛んでこない。今日の分の僅かな飛来と昨日の残りに期待するしかなさそうだ。探し回って初めては、ブンブン?種類も良くわからない。














次に出会ったのは、色鮮やかなカミキリムシだった。でかくて持ち合わせた入れ物には入らない事もないか?後からクワが取れた時の為にスペースを温存することに・・・。

それにしてもムシの彩りには改めて驚かされる。漆黒の身体に真紅の点を散りばめたカミキリムシは何故そんな鮮やかな色である必要があるのか?昨日の残りのセミは今日も沢山落ちている。黒、緑、ヒグラシの様な配色のセミ。止まってしまった様な時間の中でそんな事を考えながら、ひたすら下を見て歩いた。雨はまだ降り続く。

この駐車場には、10階位?のところの階段傍に駐車場の警備をしているらしい人が常時狭いBOXにいて何かしている。その他にも、2〜3人の警備の人がたまに出会うが、懐中電灯を持った日本人に慣れているのか?関心を持つでもなく通り過ぎていく。

その後3時間以上掛けて、ターゲットの駐車場を2往復あまりするがクワガタには出会うことが出来ませんでした。すっかり落ち込んでしまった。タクシーの運転手ももう帰りたがっている。今夜も同行してくれたSIMAZU君も寒さに震えている。そろそろ潮時か?雨の中を車のスピードを落としてもらい、ゆっくりとテーマパークの脇を通り過ぎながら進むが、とても虫が落ちていても判るような状態ではない。そいて最後の駐車場に立ち寄った。やっと雨が止んだようだがガスいっそうひどくなってきた。昨日も寄りたかったが、時間の都合もあって依れなかった場所だ。歩き出して間もなく、大きな甲虫がひっくり返って足をバタつかせているのが見えた。早速駆け寄って見るとフェモラリスのオスだ。どうやらボーズは避けることが出来た。今夜最初で最後のクワゲットだ。

(写真をマウスポイントしてみて下さい)フェモラリス♂


















この日の日中(クワガタ以外編)

仕事先を出て、近くのチャイナレストランでNescafeを飲みながら一服する。この辺の安い飲食店で飲むとコヒーはNescafeに決まっていて品名がコーヒーではなくてNescafeなのだ。サービスの程度がカップに沈んだ白砂糖の量で決まるらしい。表面付近はブラックだし、少しのつもりで混ぜると一気に通常の何倍かの甘さになってしまう。かき混ぜ方にクワガタ飼育以上のスーパーテクニックがいるかも知れない。







お勧めのメニュー
ちょっと遅くなってしまったが、KLに戻って遅い昼食を摂ることにする。SIMAZU君の希望でチャイナタウンへ向かった。

店の名前などは定かでないので書けないがセブンイレブンの傍でした。
写真の左上のオレンジ色の椀が山盛りのにんにく。切れかけた赤いザルに入っているのが、赤唐辛子、とビックリするほど辛い青唐辛子。

料理は中央上段の鍋がお勧めの骨肉茶(バクテイ)なにやら薬草のような味がして独特のスープがとても美味しかった。
左はチンゲンサイの炒め物。右は酢豚。
いずれも、メニューに怪しい日本語が付いているので参考にはなるが、よくわからない。(写真をポイント)