430MHz帯導波器付き3エレメントHB9CVアンテナの製作 JH1NDM@萩原
1.アルミチャンネル 1.0X18X13mm L=400mm を穴加工しブームを作成する。
2.アルミパイプ φ6.0mm を下記寸法でカットしエレメントとする。
輻射器B(センター緑)340mm
輻射器F(センター青)320mm
導波器 (センター黒)270mm
3.φ1.6mmテフロン線を下記寸法でカットし給電部とする。
位相給電γマッチ 200mm
γマッチ 110mm
4.BNCコネクターをブームに取り付ける。
5.下の図の様に給電部のテフロン線を配線しBNCコネクターの芯線にはんだ付けをする。
γマッチング部分のテフロン被服を凡そ30mmほど剥いておく
6.ワイヤークリップを利用してエレメントをブームに固定する。
エレメントは中心に各々マーキングしてあるので、マーク部分をワイヤークリップのUボルトに
合わせる
導波器 黒 輻射器(Front)青 輻射器(Back)緑
7.クリップ(19mm)に端子をはんだ付けをしてショートバーを作る。
ショートバーは調整が終わって最良点が得られればテフロン線側をはんだ付けしても良い
8.給電用同軸ケーブルアッシー(3D2V 50Ω)L=2m
同軸ケーブルの網線・芯線共に5mmの寸法で被覆を剥き芯線にコネクターのピンのはんだ供給
穴に流し込む。その時はんだが多すぎると側に流れてピンが入らなくなるので注意
コネクタの組み立ては下図のように固定ネジ部分、平ワッシャー、ゴムリング、網線クランプの順
にケーブルに装着し先端の網線を裏返してからコネクター本体に挿入しネジ締めをして完成する
※ 網線のひげで芯線にショートしないように注意すること
9.完成
アンテナアナライザー又はSWR計を使いバンドの中心周波数(435MHz)で、マッチングショー
トバーをスライドさせてSWRの最良点を求める。
(ショートバーはF側.B側共にブームからの距離を同じ様にスライドする)
(435.00MHzはレピーターと衛星の使用区分に掛かりますので、SWR計で調整する場合は
最小電力と最短時間で調整して、他の通信に迷惑の掛からないようにしてください)
430MHz帯3エレメントHB9CVアンテナ完成
完成品の性能
SWR特性 1.5以下(430MHz〜440MHz)
利得 6dBi(ダイポールアンテナ比+4dB程度)
F/B比 20dB(サイド−22dB水平 −12dB垂直)