430MHz帯4段コーリニアアンテナの製作

JH1NDM@萩原 洋

 コーリニアアンテナはその段数で水平面のビームパターンを変えられ、段数が多くなるほど上下に狭く横に広がります。
 山岳移動運用では多段のコーリニアアンテナではビーム幅が狭くなりすぎると運用が難しくなるようです、また移動用アンテナでは全長1.5mは車載の限度かなと思い 4段を選びました。

1.使用材料
         
 塩ビパイプ(VP-13 1.5m)、VPキャップ13、給水栓ソケット13、M型コネクター、3D2V同軸ケーブル(1.6m)

 その他 M3ラグ端子,M3なべネジ(M3*10_4個),はんだ,塩ビ接着剤(屋外に設置する場合)



2.必要な工具

 ニッパー,カッター(同軸ケーブルカッターがあると便利),ドリル(2.5mm)M3タップ,パイプカッター,はんだ鏝(40W位),,プラスドライバーなど


3.材料加工


3−1塩ビパイプ,給水栓ソケットの加工

   M型コネクターのフランジ取付穴に併せて穴あけしM3タップでねじを切る





3−2同軸ケーブルの加工

     
     反転接続部         反転接続及びスタブ接続部     M型コネクター接続部

4.組み立て

   
 出来上がったアンテナを     給水栓ソケットはスタブの調整がある為接着をしない。
 M3ネジでラグ端子と友締    ※屋外設置で使用する場合は塩ビ用接着剤で接着をする
 めにして給水栓ソケット
 に取り付ける。







5.調整

 
    中心周波数433MHzで調整(430MHzで凡そSWR1.5)

測定

 ハンディー機で電波(433MHz、280mW)を送信し、5m離れた場所の電界強度を測定

   
ダイポールアンテナ側で電界強度計の指示0dBに合わせ    コーリニアアンテナに切り替え+3dBを指示した。