TinyTrak 組立説明 |
TinyTrakはA.P.R.S(Automatic Position Reporting System)の、I-GATE局というインタ |
ーネットを介してAPRSのサーバーに転送させてくれる無線局に、GPSから得られた位 |
置座標データーをアマチュア無線の周波数に載せて送る信号を作り出す小さなマイコン |
を使ったモデムです。 |
[回路図] |
[部品表] |
使用する部品と一台あたりの数量 |
No | 部品 | 数量 | No | 部品 | 数量 | |
1 | 基板 | 1 | 14 | 1KΩ1/6W | 1 | |
2 | PIC16F84A | 1 | 15 | 2KΩ1/6W | 1 | |
3 | ICソケット18pin | 1 | 16 | 2.2KΩ1/6W | 1 | |
4 | 発振子10MHz | 1 | 17 | 3.9KΩ1/6W | 1 | |
5 | LM7805CV | 1 | 18 | 8.2KΩ1/6W | 1 | |
6 | 2SC1214 | 1 | 19 | 10KΩ1/6W | 2 | |
7 | LED赤 | 1 | 20 | 200KΩ1/6W | 1 | |
8 | LED橙 | 1 | 21 | セラミックC.104Z | 6 | |
9 | LED緑 | 1 | 22 | ピンヘッダー3p | 1 | |
10 | 1S2076A | 1 | 23 | ジャンパーpin | 2 | |
11 | VR20K | 2 | 24 | 9P DサブCONオス | 1 | |
12 | 330Ω1/6W | 1 | 25 | 9P DサブCONメス | 1 | |
13 | 680Ω1/6W | 3 | 26 | ケース(SW-55S) | 1 |
[組立手順] |
基板に部品を差込、はんだ鏝ではんだ付けを行う。 |
はんだの付いた部品は余分なリード線をニッパーでカットする。 |
No1 基板 |
(部品面) |
No1 基板 |
(はんだ面) |
はんだ付けに自信があれば、ユニバーサル基板でもOK! |
1 No21 0.1μFセラミックチップコンデンサー、基板の穴に合わせて挿入する。 |
0.1μFセラミックチップコンデンサー(6個) |
リードに極性なし |
2 No12〜No15及びNo17〜No20カーボン抵抗(1/6W)8種類11個をフォーミング |
して基板に挿入はんだ付けを行う。 |
図はNo19の10KΩ1/6Wのカーボン抵抗器 |
リードに極性なし |
3 No4セラミック発振子(10MHz)の挿入はんだ付け。 |
セラミック発振子(10MHz) |
リードに極性なし |
4 No11半固定ボリューム(20KΩ)2個の挿入はんだ付け。 |
半固定ボリューム(20KΩ) |
挿入方向あり |
5 No5 三端子レギュレータIC(5V1A)のリードを根元から曲げて挿入はんだ付け。 |
三端子レギュレータ(LM7805CV) |
挿入方向あり |
6 No3 PICソケット(18PinDIP)の挿入はんだ付け。 |
PICソケット(18PinDIP) |
挿入方向あり |
7 No24 DSUB9Pinオスのはんだ付け。 |
基板のPIC1Pin側にはんだ付け。 |
DSUBの1〜5Pinをはんだ面に基板を挟み込むように取り付け |
8 No25 DSUB9Pinメスのはんだ付け。 |
基板のPIC9Pin側にはんだ付け。 |
DSUBの1〜5Pinをはんだ面に基板を挟み込むように取り付け |
9 No22 ジャンパーピンヘッダー(6PinDIP)の挿入はんだ付け。 |
短い端子の方にはんだ付け |
10 No6 トランジスタ2SC1214の挿入はんだ付け。 |
捺印面を見て左側がエミッター(実装はPIC側がエミッター) |
ジャンパーピンヘッダーよりも高くならないように押し込む |
[部品面実装図] |
11 No10 ダイオード1S2076AとGNDリードのはんだ付け。 |
カソード(緑の帯側)が基板になるようにしてアノード側に絶縁チューブ |
を通し適当な長さにリードを切ってDSUBの7Pinにはんだしてから基板 |
側のはんだ付けを行う。 |
また切り取ったリードでDSUB6Pinと基板のGNDにはんだ付けをする。 |
12 リード線で基板の2点間をつなぎ、はんだ面ではんだ付けをする。 |
(実装図の橙の線) |
[はんだ面実装図] |
13 No7〜9 発光ダイオード(赤、緑、橙)のはんだ付け。 |
リードの短い方がカソード側なので基板の端の方(GND)が短い端子に |
なるようにはんだ面から挿入する。 |
はんだする位置は基板をケースの蓋にセットしてLEDの高さを合わせた |
位置で部品面に出ているカソードリードをカットしておき、蓋を外してアノ |
ードリードを持ってカソード側のはんだ付けを行い、傾きを調整しながら |
アノード側のはんだ付けをし余分なリードを部品面でカットする。 |
部品の実装違い、はんだの未処理・回路短絡がないか確認します。 |
[VR1・VR2の調整] |
VR1(200KΩの隣)は部品面実装図にあるような位置(中点から2目盛右)にします。 |
この位置でだいたいOKですが変調音を聞いて調整も出来ます。 |
VR2は徐々に右に回していくと、VR1とほぼ同じ位置で橙LEDが点灯しますので、点灯 |
した位置から少し左に回した橙LEDの消灯した位置(消灯までタイムラグがあります)で |
調整します。 |
使用できるまでには、自分のコールサインなどをコンフィグソフトで書き込む必要があり |
ます。(講習会の中では完成試験を兼ねて書き込みをしておきます) |
またハンディー機で運用する場合は、付属のDSUBコネクタの1Pinと3Pinの間に2.2K |
Ωを配線することが必要になることがあります。 |
DE JH1NDM 萩原 |
[GPSユニットと接続例] |