CW通信用簡易型パドルの製作           JH1NDM@萩原

1.構造を考える
 簡単で費用も余りかけないものとして制作して、FBな高級品には上達するまでの間実用に
絶えるものとする。また移動運用にも利用できる様に改造しやすいものとする。
上記の条件を満たすものとして基台は木製・パドルは塩ビの2パドルとして台の固定は洗って
再利用できる粘着ジェルシートを選択した。

2.基台及びコマの加工
基台の寸法(64×72 t=9mm)     コマの寸法(21×21 t=9mm)


穴あけ加工
穴径はφ3o×2 φ4.5o×1(3mmのリベットを挿入する穴)
基台の裏側になる面にザグリを入れてM3のリベットを挿入した時及びサラの木ネジでコマを固定した時に裏面が平に
なるようにしておきます。
   

3.パドルレバーの加工
パドルレバーは塩ビ板(t=2.0o)を90×15oに切断し同じものを2枚制作する。
(加工にあたっては割れたりヒビが入りやすいので注意が必要です)


銅箔粘着テープを張り付ける
(パドルの図の位置に穴の位置を十分カバーする長さで張り付ける)
3oリベットを図の大きな〇の位置に取り付ける。
(必ずパドルの銅箔テープを上又は下に合わせて同じ側から挿入する)


4.φ3.5ステレオプラグ付きケーブルの加工
丸形端子(R1.25-3S)などでケーブル成端を図のように行う。



5.組立
組立てにはM3×12及びM3×18を各々2個、M3平座を2個、M3ナットを4個、
M3*20スタッド1個、φ2.5×15木ネジ2個、ケーブルストラップ1個と固定ネジが必要です。


あとは接点のネジを取付ギャップを調整して完成です。


技術講習会では5.の組立調整のみの作業で完成します。